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大崩山イメージ

難所が無く最短で登頂出来る大崩山・宇土内谷コース

大崩山にも他の山と同様に複数のコースが有り、それぞれ特色があります。
今回はその一つ「宇土内谷(うどうちたに)コース」をご紹介しましょう。

「上鹿川(かみしかがわ)コース」とも呼ばれるこのコースは難所が全く無く、しかも距離も短いので最短で登頂可能なコースです。

コース上に絶景ポイントは有りませんが、初心者でも難なく登頂が可能で、花の季節や紅葉の時期には素晴らしい植物が堪能できると評判のようですね。

  • 最終更新日:2018年4月
  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

長く疲れる宇土内谷コースの登山口への道

比叡山。 矢筈岳。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

県道237号線から県道214号線に入り、あとはひたすら道沿いに進みます。
ここから先は基本的に単線区間となり、見通しが悪い箇所も多いので要注意です。
また、買い物できるような場所も無いため、やはり延岡市の市街地で済ませておきましょう。

214号線に入ると、程なくして右手に「比叡山(ひえいざん・918m)」が、
左手に「矢筈岳(やはずだけ・666m)」が見えて来ます。
これらの山はかつて一つの山だったらしく、それが長い年月をかけて川に浸食された結果、現在のような別の山になったのだとか。

比叡山はロッククライミングの名所としても知られるオススメの山です。
214号線沿いに3箇所の登山口が有り、一年を通じて登られています。


県道214号線の名所? 鹿川渓谷入り口付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

山間部の道路らしく、214号線は狭く曲がりくねった難路と言えます。
中には岩をくりぬいて作った半トンネルとも言えるような豪快な場所も!


鹿川渓谷入り口付近。 鹿川渓谷入り口付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

214号線を進み、綱の瀬川を渡ると右手に「鹿川渓谷」の入り口が現れます。
ここを右折すると鹿川渓谷及び鹿川キャンプ場ですが、大崩山へはそのまま先へ進んでください。
ここから先は「比叡山林道」となり、整備状況が悪化するのでご注意を。

なお、鹿川キャンプ場の近くに「鹿川越コース」の登山口が有りますが、こちらはバリエーションルート的なコースなので、一般にはオススメできません。

また、公衆トイレと自販機はここが最後です。


地蔵岳登山口。 地蔵岳登山口。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

比叡山林道を暫く進むと「地蔵岳登山口」なるものを発見!
宮崎県にも地蔵岳が有るのですね。 「宮崎県の山」には未掲載です。
どうやら、割と最近登山道が整備された様ですね。 一度登ってみなければ。


荒れた比叡山林道。 荒れた比叡山林道。
荒れた比叡山林道。 荒れた比叡山林道。
荒れた比叡山林道。 荒れた比叡山林道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

地蔵岳登山口くらいまでなら舗装されていてまだマシなのですが、
そこから先が比叡山林道の本領発揮(?)で、だんだんと路面状況が悪化します。

ご覧の通り基本的に未舗装で、しかも見通しの悪い急カーブが連続します。
一応カーブミラーも有りますが、大半は朽ち果てていて役に立ちません。
また、路面の凹凸が大きく、車高によっては底を削る可能性が有ります。

未舗装なので雨が降ると窪みが水たまりになり、乾燥すると凄まじい砂埃が・・・
林道を抜けた後、車体が砂まみれになっていたので唖然としました。

なにより恐ろしいのは、全線に渡ってすれ違いが困難な狭い道であると言う事!
待避所も非常に少なく、もし対向車が来たら悲惨です。
大型連休や紅葉の時期には多くの人が来るらしいですが、考えるだけでも恐ろしい・・・

なお、希に凍結・倒木・土砂崩れ等で封鎖される事も有るので、来る前に確認をお勧めします。


木戸元橋付近。 木戸元橋付近。
木戸元橋付近。 木戸元橋付近。
旧木戸元橋。 旧木戸元橋。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

荒れた道を黙々と進むと、突然近代的な美しい橋が出現しました。
これは「木戸元橋」と呼ばれる橋で、平成27年3月に新設された物です。
直ぐ隣には先代の木戸元橋が有りますが、さすがに限界状態ですね。 お疲れ様でした。


木戸元橋付近。 木戸元橋付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

木戸元橋の直ぐ上にある堰堤には、謎の巨大な金属の器具が有ります。
これは一体何でしょう? 崩落してきた巨石を食い止めるのが目的でしょうか?

橋の真下を見やると、水でくり抜かれた大穴が。 風情があって良いですな。


宇土内谷登山口付近。 宇土内谷登山口付近。
宇土内谷登山口付近。 宇土内谷登山口付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

木戸元橋を過ぎれば、宇土内谷登山口はもう直ぐです。
厳密に言うとここから少し林道を上った先に有るのですが、車はここまで。
左上の写真の、右の道がここまでの林道で、登山口は左の道を上ります。

県道214号線、特に比叡山林道は実に悪路でござった! 本当にお疲れ様でした。
正直なところ、ここから頂上まで往復するより、運転の方が疲れましたね。
これからもう一度戻らなければいけないんだよなぁ・・・

なお、ここから更に林道を進むと鹿納山の登山口が有り、大崩山と周回する人も多いようです。
林道はさらに悪路となるので、車で行くならジムニーやランドクルーザー辺りが良いかも。


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難所も無く歩きやすい宇土内谷コース

登山口への林道。 登山口への林道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

車を分岐点に止めたら、そこから10分程林道を上ると登山口があります。
この付近はアイスクライミングの名所らしく、この日も氷瀑を求めてクライマーが来ていました。


登山口への林道。 宇土内谷登山口付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

分岐点から先は比較的まともな道なので、車でもっと上まで行けそうに感じるのですが、 すぐさま路面が悪くなります。
そもそも歩いて10分程度なので、素直に歩いた方が良いです。

こちらの登山口には入山者名簿等はありません。 登山計画は事前に伝達しておきましょう。


樹林帯の登り。 樹林帯の登り。
樹林帯の登り。 樹林帯の登り。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

登山口から暫くは樹林帯の登りとなり、時々伐採用(?)の林道を横切ります。
特に難所は無く、今回のコースではこの付近が一番勾配がきついくらいです。
下りの際に、林道を横切った先の入り口を見失わないようにしましょう。


尾根沿いの登り。 尾根沿いの登り。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

登山口から20分程で尾根に出て、ここから先はひたすら尾根歩きです。
基本的に樹林帯ですが、真夏以外であれば意外と展望も楽しめます。


倒木とサルノコシカケ。 倒木とサルノコシカケ。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

倒木と言えば、ご存じサルノコシカケ科のキノコ!
数も多いですがサイズも巨大で、相変わらず存在感がありますね。


樹木のトンネルが続く。 樹木のトンネルが続く。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

大崩山と言えば祖母山と同様に篠竹の群生が有名ですが、冬は元より春頃でも意外と大人しめです。
もちろん場所や気候に依るのでしょうが、この時期であれば展望もバッチリ!


尾根道と大崩山頂上。 尾根道と大崩山頂上。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

1時間ほど登ると、右手の方に山頂付近が見えて来ました。
大崩山の山頂付近は比較的なだらかな地形をしており、ご覧の通り頂上の位置は不明瞭です。


美しい樹林帯のトンネル。 美しい樹林帯のトンネル。
美しい樹林帯のトンネル。 美しい樹林帯のトンネル。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

さらに進むと樹林帯のトンネルが出現! 実に気持ちの良い空間です。
真冬でこの状態なので、春から秋にかけてはさぞ見事でしょうね。


鹿納山分岐。 中瀬松谷分岐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

この分岐点は近隣の「鹿納山(かのうさん・1567m)」への縦走路です。
ここから鹿納山へ縦走し、比叡山林道に下山して戻る周回コースも良く歩かれているようですね。

そして直ぐ先にあるのが「中瀬松谷コース」への分岐です。
ここから三里河原やモチダ谷コースへ行けますが、基本的に熟達者向けです。


穏やかな登り。 穏やかな登り。
主要コースと合流。 主要コースと合流。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

分岐を過ぎると広々とした傾斜地になり、程なくして坊主尾根からのコースと合流します。
ここまで来れば頂上まではあと僅か。 のんびりと行きましょう。


石塚からの大展望。 宇土内谷コースを眺める。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

頂上手前の石塚からは、今回登って来た尾根がよく見えます。
こうして見ると、宇土内谷コースは歩きやすい地形なのが分かりますね。
もっとも、肝心の登山口に行くまでが大変なのですが・・・


意外と展望のある大崩山山頂。 意外と展望のある大崩山山頂。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年12月)

年末の頂上は貸し切り状態でとっても静か。 これもまた乙な物です。
展望が無いとされる大崩山の頂上ですが、真夏以外であればなかなかの展望!


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