現在地   Topページ登山コーナートップ > 鷲羽岳と裏銀座の稜線歩き 3


HOME

Sight Map

登山TOP



スポンサーリンク


裏銀座トイメージ

絶景と急登の鷲羽岳を経由して三俣山荘まで歩く旅

水晶岳を堪能したら水晶小屋まで戻り、再び裏銀座の旅を再開しましょう。
この日は双六小屋まで歩く長い旅路であり、まだまだ先は長い!
ピークも多いためアップダウンも激しく、体力勝負の一日となります。

このページでは水晶小屋から鷲羽岳を経由して三俣山荘までをご紹介します。


■ コースタイム:2時間半程度(三俣山荘まで。 装備や体力等の条件による)
■ 小屋:2軒(コースの両端に水晶小屋、三俣山荘)
■ 分岐:3箇所(ワリモ北分岐、鷲羽池分岐、伊藤新道分岐)
■ 難所:鷲羽岳頂上付近の急登

  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

大展望が堪能できる野口五郎岳

水晶小屋からの稜線。 水晶小屋からの稜線。
水晶小屋からの稜線。 水晶小屋からの稜線。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

水晶小屋を後にし、今度の主目標である鷲羽岳を目指して縦走開始!
ワリモ岳に近づくまでは暫くのどかな地形でのんびり歩けます。


ワリモ北分岐。 ワリモ北分岐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

水晶小屋から30分弱で「ワリモ北分岐」に到着しました。
「高天原山荘」「雲ノ平」「黒部源流」などに行く人はここで分岐します。
鷲羽岳に行かず黒部源流経由で三俣山荘に行くルートもこちらですね。

水晶小屋から双六小屋までの区間には分岐が多数有り、迷いやすいとも言えます。
自分はどのルートを経由してどこに行くのか事前に下調べをして、地図も必ず携帯しましょう。


黒部五郎岳方面の展望。 黒部五郎岳方面の展望。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

分岐の先には特徴的なカールを持つ黒部五郎岳の勇姿が聳えております。
あちらにも行ってみたいところですが、次回のお楽しみですね。


ワリモ岳への稜線。 ワリモ岳への稜線。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

分岐から鷲羽岳まではおよそ1時間ですが、まずは手前にあるワリモ岳を目指します。
この付近から傾斜と地形が厳しくなってくるので、浮き石などに注意してください。


ワリモ岳の頂上。 ワリモ岳の頂上。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

岩稜帯を進むと「ワリモ岳(2888m)」に到着しました。
うっかりすると気づかずに通り過ぎてしまいそうな地味なピークですね。
なお、ワリモ岳は漢字で書くと「割物岳」となるそうです。


ワリモ岳付近の難所。 ワリモ岳付近の難所。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

ワリモ岳のピーク付近は結構険しい岩場で、ロープが設置された場所も有ります。
雨天時やすれ違いが有る際には特に注意しましょう。


鷲羽岳への登り。 判読不能なプレート。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

途中で何かのプレートを見かけたのですが、さび付いていて判読不能でした。
登山道整備に尽力した人の逸話とかでしょうか?


鷲羽岳への急登。 鷲羽岳への急登。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

ワリモ岳から一旦下り、鞍部から鷲羽岳にかけて厳しい急登となります。
勾配に加え、ガレ場・ザレ場の連続でなかなか疲れます・・・
鷲羽岳はどちらから登っても急登なので、焦らず確実に行きましょう。


黒部川源流付近。 黒部川源流付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

鷲羽岳への急登を登りながら右の方を見ると、なにやら一本の登山道が見えますが、
どうやらこれが黒部源流へのルートの様ですね。

見ての通りの凄まじい急登で、登るのも下るのもとてもきつそうです。
地図にも「急坂」と記されており、源流への旅は容易ではなさそうですな。


スポンサーリンク


水晶小屋の手前にある険しい急登を登る

鷲羽岳の頂上。 鷲羽岳の頂上。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

水晶小屋から1時間20分程で「鷲羽岳(わしばだけ・2924m)」に到着しました。
プレートには「ゆっくり歩こう裏銀座。急な下りは浮石に注意してね。」との有り難いお言葉が。
そう、ここから先の下りは驚くほどの急坂なのです・・・


鷲羽岳からの展望。 鷲羽岳からの展望。
鷲羽岳からの展望。 鷲羽岳からの展望。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

鷲羽岳は水晶岳にほど近く、標高もほぼ同じなので、得られる展望も似ています。
晴れていれば素晴らしい展望が得られる事でしょう。 登ってくる価値は有ります!


鷲羽池の様子。 鷲羽池の様子。
鷲羽池の様子。 鷲羽池の様子。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

遠くの展望も素晴らしいですが、鷲羽岳と言えば「鷲羽池」も見逃せません。
実は鷲羽岳は火山であり、この鷲羽池は火口に出来た所謂「火口湖」という訳ですね。
長らく活動をしておらず、気象庁による活火山の指定には含まれていません。

この鷲羽池に降りるルートが有り、私も行く予定だったのですが、通り過ぎてしまいました。
地図によると頂上から少し下った先に分岐が有るはずなのですが、見落としてしまったのでしょうか。


三俣山荘方面の様子。 三俣山荘方面の様子。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

鷲羽岳の頂上からルートを見下ろすと、すぐ手が届きそうな場所に「三俣山荘」が見えます。
が、ここからの下りが急坂&悪路の連続で、この付近では一番の難所と言っても過言ではありません。
登ってくる人も多いので、落石や浮き石に注意してゆっくり進んでください。


鷲羽岳からの急勾配。 鷲羽岳からの急勾配。
険しい鷲羽岳。 鷲羽岳からの急勾配。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

裏銀座コースは穂高連峰の様な極端な難所は有りませんが、急登は数多く存在します。
その最たる物が鷲羽岳への登り(下り)で、どちらに進んでも厳しい地形です。
一番怖いのが浮き石とそれに起因する転倒・落石なので、慎重に進みましょう。


伊藤新道分岐。 伊藤新道分岐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

急坂を下り終わった頃、「伊藤新道」の分岐点が現れます。
伊藤新道は湯俣温泉方面へ繋がるルートで、かつては主要ルートとして賑わっていました。
現在は廃道に近い状態で、登山地図にも記載されていません。

調べたところ、湯俣川との出合いまでは整備されており、問題無く歩けるようです。
そこから先は湯俣川に沿った沢歩きで、難易度は高いですが通行自体は可能との事。

この伊藤新道に関しては、三俣山荘グループのWebサイトで詳しく紹介されています。
「伊藤新道の歴史と現在」


三俣山荘。 三俣山荘。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

分岐を過ぎ、穏やかなハイマツ帯を歩くと赤い三角屋根の「三俣山荘」が見えて来ました。
鷲羽岳や水晶岳、或いは雲ノ平方面への拠点となる小屋で、テント場も有ります。


三俣山荘のテン場付近。 三俣山荘のテン場付近。
三俣山荘のテン場付近。 三俣山荘のテン場付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

山荘から少し先にはテント場が有り、黒部源流からのルートもこの付近で合流します。
さらに三俣蓮華岳を経由せずに黒部五郎岳へ向かうルートの分岐も有ります。
この付近は分岐が細かいので、必ず地図を持参して確認してください。


スポンサーリンク


「水晶岳」へ戻る  「三俣蓮華岳・双六岳」へ進む

登山コーナーのTOPへ戻る



関連記事(一部広告を含む)

Page Top