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表銀座縦走初日の宿泊地に好適な大天井ヒュッテ
表銀座を二泊三日で縦走する場合、初日の宿に好適なのが「大天井ヒュッテ」です。
小屋の読み方ですが、公式サイトによると「おてんじょう」が正式名称のようですね。
表銀座コースから常念岳方面へ移動する場合や、槍ヶ岳への難関コースとして知られる北鎌尾根コースへ挑む際の拠点としても好適な位置に有り、支配人の小池さんは北鎌尾根を知り尽くした大ベテランとしても有名ですね。
近隣にある大天荘と比較すると、テント場が無くて大天井岳の頂上へ遠い点は不利ですが、小屋の近くにある牛首展望台からの眺めは素晴らしく、小屋の食事も申し分なし。
私は日本アルプスで最初に泊まった小屋が大天井ヒュッテでしたが、今でも良い思い出ですね。
大天井ヒュッテの情報(2018年度)
- 営業期間:7月1日(日) ~ 10月13日(土)
- 宿泊料金:1泊2食9800円、素泊まり6800円、弁当1000円、他
- テント場:無し
- 各種設備:売店、自炊室、更衣室、談話室、乾燥室
- 携帯電波:ドコモ(○)、AU(△)、SB(△)
- その他:予約希望、昼食販売有り、充電要相談
- 初回公開日:2014年
- 最終更新日:2018年4月
- あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
- 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
- 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。
大天井岳中腹の鞍部に位置する大天井ヒュッテ
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
大天井ヒュッテは大天井岳の中腹に位置し、トラバースルートと大天荘からのルートが合流した少し先に有ります。 小さな鞍部にすっぽりと収まっている様な感じですね。
小屋の右上に向かって登山道が続いていますが、これは「牛首展望台」への道で、主要ルートではありません。 間違える人が多いので注意してください。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
大天井ヒュッテの前から左手に伸びる登山道が表銀座コースです。
時々、間違えて牛首展望台へ上っていく人が居る様なので案内板を確認しましょう。
- 縦走路と間違えて牛首展望台へ上る人が多いらしいので要注意!
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
大天井ヒュッテの外観ですが、小屋の手前にある突き出た部分は「オアシス」と呼ばれ、ここが出入り口となっています。 また、昼食スペースや自炊スペースも兼ねています。
- オアシスは無料で開放されているので、有り難く休息に使わせて貰いましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
大天井ヒュッテの寝室は大部屋と個室の二種ですが、閑散期には個室の無料サービスも。
人が少なくても詰め込んでいく小屋も多い中で、これは嬉しいですね。
夕食はトンカツを中心としたボリュームのあるメニューで、デザートまで付いていて大満足!
なお、肉が苦手な人は魚に変更可能なので、チェックイン時に申請してください。
- 大天井ヒュッテの食事は味もボリュームも良し!
- 魚に変更して欲しい場合はチェックイン時に申請します。
大天井ヒュッテの食事はお弁当も豪華! 必要な場合はチェックイン時に申し込みます。
味良し、ボリューム良し。 汁が垂れるような物は入っておらず、申し分ないですね。
- 肉や魚、糖分も塩分も補充できる良いおかずでした。
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槍ヶ岳の大展望が楽しめる牛首展望台
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
大天井岳の頂上直下にある大天荘に対し、鞍部にある大天井ヒュッテは展望があまり有りません。
しかし、直ぐ裏手にある「牛首展望台」からは素晴らしい展望が楽しめます。
小屋から10分程登った所にありますが、少々急登なので頑張って登ってください。
- 牛首展望台の見晴の良さは保証できます!
- 時々、展望台から先に縦走路が有ると間違える人が居るので注意。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
牛首展望台の直ぐ近くに「牛首山(2526m)」と言う山が有るのですが、この展望台の方が200m程標高が高くなっています。(2766m)
頂上には祠が祭ってあり、ここも山岳信仰の場であった事が窺えます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
牛首展望台からは槍ヶ岳の素晴らしい展望が満喫できます。
これから通ることになる東鎌尾根ルートも一望でき、早くも気持ちが高ぶってきました。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
槍ヶ岳の反対側を見ると、今日歩いてきた表銀座コース全体が一望できます。
燕山荘や燕岳の姿も確認でき、実に素晴らしい展望ですね。
また、高瀬渓谷を挟んで裏銀座コースも一望でき、北アルプスの雄大さが再確認できます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
牛首展望台からの眺めは素晴らしい物ですが、その最高潮は夕方と早朝だと言えます。
黒い槍ヶ岳のシルエットと、赤く染まった綿のような雲海、まさしく絶景です。
私はアルプス最初の日にこの絶景を見る事が出来て、本当に幸運だったと思います。
大天井ヒュッテでは「夕焼けウォッチング」「朝焼けウォッチング」を毎日開催しているので、天気が良ければ是非参加してみましょう。
- 日中はもちろん、日没と夜明けも楽しめるのがポイントです。
- 夕日が沈んでからが夕焼けのクライマックスです!
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
こちらは夕暮れ時に牛首展望台から常念山脈を見た様子です。
日の出時にはこの方角から太陽が顔を出し、朝焼けに染まる槍ヶ岳を堪能できるという訳ですね。
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