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素晴らしい展望と高山植物が楽しめる栂池への道
白馬岳の頂上付近は登山道が交錯しており、杓子岳・唐松岳方面、旭岳方面、栂池方面等へ行けます。
今回は白馬大池を経由して栂池へ下山する縦走ルートをご紹介します。
比較的穏やかな地形で歩きやすく、さらに北アルプス屈指の豊かな高山植物と展望が楽しめます。
登山口には温泉も有るので、一度は通って欲しいお勧めのコースです。
- あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
- 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
- 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。
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豊かな高山植物を堪能しつつ、のどかな稜線歩き
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
白馬岳の頂上から栂池高原の登山口を目指して縦走開始。
森林限界を超えた展望の良い縦走路で、地形も穏やかで歩きやすい道です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
雪渓と並んで白馬岳を象徴するのが豊かな高山植物の数々。
色とりどりの植物が咲き乱れる様は実に見事で、展望と相まって縦走を盛り上げてくれます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
登山道の脇にはあちこちに雪渓が残り、涼しい上に見た目も綺麗ですね。
遅い時期には大半が溶けてしまうので、やはり白馬岳はシーズン序盤が最高です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
登山道は明瞭で難所も無く、晴れていれば展望も最高。
ただし、白馬岳~白馬大池山荘の間はそこそこの距離が有りますので、天候にだけは注意してください。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
途中には「三国境」と呼ばれる分岐点が有ります。
新潟県との県境に位置し、「越中」「越後」「信濃」の境という訳です。
この分岐点からは「朝日岳」方面へ行けます。 近くにある「旭岳」と間違えない様にご注意を。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
歩いてきた縦走路を振り返ると白馬岳の雄大な姿が見えます。
この位置から見る白馬岳は、頂上付近の切り立った断崖絶壁が印象的ですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
途中で「小蓮華山(2766m)」や「船越ノ頭」といった複数のピークを越えます。
各ピークの前後の勾配は緩やかなので、別段疲れることは無いでしょう。
この辺から栂池高原の探勝路や地上施設などが見える様になります。
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白馬大池山荘から乗鞍岳を経由して栂池へ
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
ハイマツ地帯を下ると「八方大池山荘」に到着します。
時期によっては山荘の周囲にある雪渓を通過する必要がありますが、アイゼンは無くても歩けます。
雪解け水によって作られる八方大池は通年枯れることは無く、中にはサンショウウオが居るそうです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
小屋から先に進むと小規模な雪渓を通過しますが、斜面で滑って池に転落しない様にご注意を。
それを越えると岩稜の登りとなりますが、濃霧時は道を見失いやすいので注意してください。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
ハイマツ地帯を通過中にガスが出てきました。
すると、突然前方につがいの雷鳥が出現! 地面に体をこすりつける様子はネコを彷彿とさせますね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
雷鳥に別れを告げて先へ進むと「乗鞍岳(のりくらだけ・2469m)」のピークに到着。
同じ北アルプスに同名の乗鞍岳が有り紛らわしい為、こちらは「白馬乗鞍岳」と呼ばれるそうですね。
三角点の位置はこの2436m地点ですが、最高点はより高い2469m地点です。
なお、私が通過した前日には、この付近に熊が出没したとか・・・
美しい風景に気を取られていましたが、白馬岳は熊出没エリアであり、注意が必要です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
乗鞍岳を過ぎると大小複数の雪渓を通過することになります。
大雪渓に比べると規模は小さいですが、勾配は遥かにきつく、時折クレバスも有るので要注意です。
遅い時期には消えて無くなるようですが、補助ロープを使用しつつ慎重に通過しましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
雪渓を過ぎると樹林帯に入り、更に進むと栂池高原の木道が出現します。
ここまで来れば登山口やロープウェー駅はもうすぐです。
雨の日は滑りやすいので転倒などしない様に慎重に進みましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
登山口に揃って建つのが「栂池山荘(左)」と「栂池ヒュッテ(右)」です。
どちらもお風呂を備えた大きくて美しい山小屋で、外来食堂も完備しています。
栂池から登る際はここで前泊するのも良さそうですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
登山口には案内所が有り、気象や雪渓に関する情報の他、熊目撃情報も確認できます。
水場もあるので、ロープウェーに乗る前に靴やストックの泥を洗っておきましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)
登山口から舗装路を数分ほど歩くとロープウェー駅に到着。
ここからロープウェーとゴンドラリフトを乗り継いで下界へ降ります。
ゴンドラ駅の直ぐ近くには温泉があり、バスを待つ間に是非入っていきましょう。
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