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富士山イメージ

御殿場ルートだけのお楽しみ「宝永山」と「大砂走り」

距離・標高共に長大な上に歩きにくい地形の御殿場ルート。
全ルート中で屈指の辛いルートですが、苦労に見合うだけのお楽しみも有ります。

1000mもの標高を一気に駆け下りる「大砂走り」と、圧巻の展望が楽しめる「宝永山」です。
どちらも御殿場ルートでしか楽しめない、富士山を代表する魅力と言っても過言ではありません。
苦労の後には見返りがある、それは富士山も同様なのです。

  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

お鉢巡りを終えて山小屋へ戻る

御殿場口頂上の様子。 御殿場口頂上の様子。
朽ち果てた小屋跡。 宝永山方面の展望。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

お鉢巡りをを終え、名残惜しいですが下山開始です。
昨日とは打って変わって素晴らしい天気で、裾野の方まで綺麗に見えました。
途中には建造物の残骸があちこちに有りましたが、かつて有った山小屋の跡でしょうか?


荷揚げのブルドーザー。 荷揚げのブルドーザー。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

宿泊先の山小屋に戻ってくると、丁度荷揚げのブルドーザーが登ってきました。
富士山では歩荷やヘリではなく、ブルドーザーで荷揚げを行っています。
メガドラ版アドバンスド大戦略の工作車を彷彿とさせるデザインですね。


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御殿場ルートのハイライト「大砂走り」と「宝永山」

大砂走り入り口。 長大な下山道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

これから2000m以上を下るわけですが、この下山道こそが御殿場ルートの醍醐味です。
「大砂走り」と呼ばれるこの下山道は、柔らかい砂地というコースの特徴が幸いし、
全速力で下まで駆け下りることができるという、他のコースでは味わえない楽しさがあるのです。


長大な下山道。 宝永山への道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

つづら折りの登山道と違い、下山道は基本的に直線であり、走るのにはもってこいです。
下山時に駆け下りるという、他の山では御法度な事がここでは可能なのです。


巨大な宝永火口。 巨大な宝永火口。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

大砂走りの途中、標高2700m付近に有るのが「宝永山」です。
かつての「宝永大噴火」の際に出来た火口で、手軽に立ち寄れるのでオススメです。

富士山の写真を見た時、大きくえぐれた地形を目にすることが有りますが、
そのえぐれた場所こそが宝永山(宝永火口)という訳です。
数百メートルもの超巨大な絶壁は圧巻で、その周囲、直ぐ近くに登山道や山小屋が存在します。
改めてスケールや位置関係を見ると、富士山はなんて恐ろしい山なのだろうと思いました。


プリンスルートはこちら。 宝永山の頂上。
宝永山分岐。 大砂走り。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

宝永山には富士宮ルートへ繋がる分岐点が有り、所謂「プリンスルート」として知られています。
登山愛好家として知られる皇太子殿下が利用されたことで有名になったルートですね。

宝永山からの絶景を堪能したら、大砂走りに戻って勢いよく下山再開です。


大砂走り。 大砂走り。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

普通では考えられない程の速度で下れるとは言え、2000m以上もの標高差はさすがに手強い距離です。
走っても走っても駐車場は遙か彼方で、全然近づいている気がしません。
後ろを振り返ると、ついさっきまで居た頂上は遥か遠くに有り、富士山のスケールの大きさを再認識します。

なお、大砂走りは足首の上まで砂にめり込むので、ゲイターは必ず装着しましょう。
砂埃も凄いので、サングラスやゴーグル、マスクなども有ると役立ちます。


山小屋の看板。 長大な大砂走り。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年7月頃)

登山口が近くなると傾斜が緩くなり、同時に地面も段々と固くなってきます。
こうなると高速で走ることは難しくなり、登りと同様に辛い歩きとなります。
ここから駐車場までが実に長く、最後の頑張り所ですね。

とはいえ、それも含めて御殿場ルートの魅力の様な気がします。
ここまで豪快で歯応えの有るコース、山は多しと言えどもそうそう味わえないでしょう。
体力勝負の手強いコースですが、一度は登ってみて欲しいコースですね。


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