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ゲーム業界の労働環境









ゲーム業界から離職する理由(動機)について検証する

ゲーム業界における離職率が高いという事は前のコーナーで検証しました。
では、離職する理由(動機)は一体何なのでしょうか?

転職をする事で新たな環境で仕切り直しができますが、その一方で大きなリスクが付きまといます。
年収の低下もあり得ますし、そもそも次の職場環境が今よりマシという保証は何処にもありません。

それを承知で離職する理由は何なのでしょうか?


ゲーム業界での職業病に関して、私の経験を元に検証してみましょう。



社員が離職する理由は、主に業界や企業の環境に起因しています

ただ、私の経験上、退職の理由は大きく分けて二種類に大別されます。
まず最初は、ステップアップや家族環境など、個人的な理由によるものです。

ご覧のように、このタイプはゲーム業界特有のものではなく全ての業種で起こりうるものです。
また、動機も労働環境の悪さなどではありません。 そして、割合的には少数派です。


では、退職理由の大部分を占める、もう一つの方を見てみましょう。

過去の私の周囲での離職理由をまとめると、大体こんな感じです。
大体想像通りかと思いますが、いくつか補足すると、、


「5年後、10年後~」に関しては、「俺、5年後とか10年後もこんな過酷な生活をやっているのかな・・」という事を考えて絶望し、「今のうちに脱出せねば!」と思う訳です。


また、「遊びとの境界が曖昧な~」に関してですが、ゲーム業界というものは「遊びが仕事・仕事が遊び」と言っても過言ではない業界です。

事務職など一部を除いて服装はラフなものですし、職場にはオモチャの山、休息時間も遊びの話ばかり、という会社も多いです。
そして会社によっては規律が著しく低い場合もあり、時々「ここは大学のサークルか!?」と思ってしまうような事も。


そんな状況に幻滅して辞めていく人も結構居ます。 私も週刊誌(漫画)だけを手に持って会社に入っていく上司を見かけたとき、かなり心が揺れた経験があります・・・
このように、ゲーム業界における離職の動機の多くは、業界や企業の負の部分に起因しています。


よくある話に「出来る人は辞めてしまい、残っているのはダメ社員ばかり」というものがありますが、必ずしもそうとは限りません。

なぜかと言いますと、重要な業務を担当していて引き継ぎが難しかったり、転職活動をする暇が確保できなかったりなど、動きたくても動けない人も多いです。 また、重労働であっても給与が良い場合は割り切って残る人も居ます。

つまり、企業や業界に不満を持つ人の割合は非常に多くても、実際に行動に移す人の割合は少ないのです。


ここで重要なのが、退職する時に正直に理由を話す人はまず居ないという点です。
つまり「こんな会社で働いてられるか!!」と言って辞める人は居ないという事ですね。

もちろん正直に話すべきだと言っている訳ではありません。 そのような事をすれば高い確率で揉めますし、業界は狭いので、上司から転職先へ話が飛んで転職活動を妨害される可能性も大いにあります。
「まさか」と思うかもしれませんが、現実的な話をしているつもりです。


なので、大抵の場合「家庭の事情で」「色々な会社で経験を積みたい」など、何重にもオブラートに包んだり、あるいは全くウソのお約束の理由が語られる訳です。

ここでさらに重要なのが、こういったウソだったりする退職理由をすんなり信じてしまう上司が結構多いという点です。
「会社に不満が有るから辞める」といった感じでストレートに退職理由を告げれば、会社側が「改善しないといけないかな」と思い、労働環境の改善につながる可能性もあります。

しかし、ウソの退職理由を信じてしまうようでは、環境が改善される可能性すら生まれません。


もしここを読んでいる人の中に管理職の方が居ましたら、一度考えてみてください。

あなたの部下が退職する時、どんな理由で辞めると言っていましたか?
そしてあなたはそれを鵜呑みにしたのでしょうか?



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