なぜゲーム業界に就職したのか?【ゲーム業界を選んだ動機】
「ゲーム業界」という特殊な業界を、なぜ私が志してしまったのか!?
ゲーム業界を「一般か特殊か」で判断するならば、間違いなく後者でしょう。
遊びを作るという仕事内容、浅い歴史、劣悪な労働環境等々、良くも悪くも特徴のある、話題に事欠かない業界です。
また、ゲーム業界関連企業のほとんどは関東、それも東京に集中しています。
九州で育った私とって、東京で働くというのは色々な意味で大変な事でした。
では、私がゲーム業界を目指した理由は何なのか? 思いつく限り書き出してみました。
- ゲームという物に出会い、そして惚れ込んでしまったから。
- 絵を描くのが好きだったから。
- 「この会社で働いてみたい!」と強く憧れている会社があったから。
- 自分の作った物を人に見てもらう、評価してもらうのが好きだったから。
- 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
- 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。
ゲームという物に出会い、そして惚れ込んでしまったから
ゲーム業界を志した最初の理由は、やはりこれでしょう。
私が「ファミコン」に出会ったのは、たしか小学5年くらいの時だったでしょうか。
当時の私は平日はソフトボール、週末はスイミングスクールに通い、他の時間は野山に繰り出したり釣りに行ったりするような、典型的な元気少年でした。
ファミコンが発売されてからも、しばらくは全く興味が無く、見向きもしなかったと思います。
で、どういった経緯だったかはもう思い出せませんが、我が家にもファミコンがやってきました。
最初に買ったソフトは「ディグダグ」だったと思います。 そう、土中で怪物たちと戦うアレです。
その後は「グラディウス」「ドラクエ」といったソフトを買っていったと思います。
未だかつて体験したことの無いような衝撃を受けた私は、そのままゲームが趣味の一つとなりまして、その後は時代の流れに伴い、「スーパーファミコン」「メガドライブ」「PCエンジン」「セガサターン」「プレイステーション」などのゲーム機を購入する事となりました。
そして「ゲームが好き」が転じて「ゲームを作る仕事がしたい」という考えを持ち、現在に至る訳です。
流れ的にはきわめて典型的なパターンです。
今思うと、「あのときゲームに出会っていなければ・・・」と後悔することもあります。
しかし、逆に出会っていなければ、それはそれで後悔するのでしょう。 人生とは難しいものです。
絵を描くのが好きだったから
次なる理由はこれです。
私は昔から絵を描くのがとても好きでして、小学や中学の頃は、スケッチ大会とかで良く受賞していました。
その頃から漠然とではありますが「絵に関する仕事をしたいかも」という考えがあったのかもしれません。
ゲームというものは、グラフィック・サウンド・プログラム・シナリオなど、数多くの要素が組み合わさって出来ていますが、その中で最も目立つのは、やはりグラフィックと言っても過言ではないでしょう。
サウンドやプログラム等は実際にプレイしてみないと内容が全くわかりません。
しかし、グラフィックに関しては雑誌・Web・イベント・体験版など、いかなるメディアでゲームが紹介された場合であれ、最も多くユーザーの目に触れるパートであり、同時に最もインパクトが大きい要素です。
そんな特徴が、絵を描くのが好きだった私に合っていたのかもしれません。
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「この会社で働いてみたい!」と強く憧れている会社があったから
個人的にはこれが最大の理由ではないかと思います。 つまりは「一目惚れ」ってやつです。
特定のゲームを好きになる事は良くありますが、時々、そのゲームを作っているメーカーの事も好きになってしまう場合があります。
私の場合がそれに該当するのですが、その会社の事が好きで好きでどうしようもなくなってしまったのです。
その会社は業界では最大手の一つでして、当然ながらハードルも半端ではなく高かったので、いくら働いてみたいと思っていても、現実的には無理だと考えていました。
それはまるで「超絶人気のアイドルに恋しつつも、絶対結ばれない恋だとわかっている青年」といった感じでしょうか。
ですが、CG系の勉強を初めた私は無謀にもアタックし、気が付いたらそこで働いていました。
もちろんそこに至るまでには紆余曲折あり、多くの苦労も合ったわけです。 長い道のりでした。
でも、気が付いたらその「超絶人気のアイドル」と結婚していたわけです。
これは個人的な考えですが、やはり「絶対~したい!」という強い意志が有るか無いかが、その後の行動と結果を大きく左右するのではないでしょうか。
もちろん、盲目的な恋は問題が発生したときの反動も大きいですが、そんなことは入社して働き始めてから心配すればよいでしょう。
とりあえず、何でも良いので目標とするものを見つけて頑張るのが良いと思いました。
自分の作品を他人に観てもらう事が好きだったから
これも上記の理由と同じくらい重要な要素ではないかと思います。
「自給自足のために魚を釣る」というような一部の例外を除き、仕事というものは、基本的には「誰かのために何かを行うもの」だと思います。
美容師・調理師・運転手・警備員、そのいずれもが誰かのために何かをするのが仕事内容のはずです。
そして、もちろんゲーム業界も同じで、この場合は「ユーザーのためにゲームを作る」というものです。
しかし、ゲーム業界での仕事が他の仕事と大きく異なる理由の一つに「注目度の高さ」という物があります。 理由はよく分かりませんが、やはり「遊びを作る仕事」だからでしょうか。
あるいは、雑誌やゲームショーなどのイベントで露出する機会が多いのも理由の一つかもしれません。
この事は、作った物を人に見てもらい、そして評価してもらう事に大いにエクスタシー(ドリフで言うところのエクスタクシー)を感じる私にとってはたまらない事です。
その内容が賛辞であれ酷評であれ、自分の仕事をちゃんと見て評価してもらえるということは、仕事をしている本人にとってはとても嬉しい事なのです。
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