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ゲーム業界からの転職







ゲーム業界からSNS業界への転職状況

ここ最近、GREEやDeNAなどのSNS系企業に勢いが有ります。
ほんの最近名前を聞くようになったかと思えば、今ではTGS等で巨大なブースを構えるまでに成長しています。
そんな勢いの有るSNS業界ですから、一攫千金(?)を夢見て転職してゆく同僚がたくさんいます。

「SNS業界」と表現していますが、ゲームを作ると言う部分に関しては紛れもなく「ゲーム業界」そのものです。
なので、分けて表現するのも変な感じですが、端末の特性や取り巻く状況など、これまでのゲーム業界とは異なる部分も多いので、ここではそのまま分けて表現したいと思います。

ここでは、SNS業界への転職状況を分かる範囲で検証してみます。



とりあえず転職してゆく人は非常に多いです

ここからはあくまで私の周囲の状況を元に書いた物なので、全ての企業・時期に当てはまる物ではありません。
ちなみに、根拠としている事例は2011~2012年現在の物です。

上級職から一般職まで、転職してゆく人は多い

早速ですが、ゲーム業界からSNS業界へ転職していく人はとても多いです。
一般社員クラスはもちろん、ディレクターやプロデューサークラスの管理職まで多彩です。

給与アップを求めて自ら動く人も多いですが、その逆のパターンも多い様です。
どうやら大手SNS系メーカーが積極的にヘッドハンティングしている様ですね。

絶賛業務拡張中で予算も豊富。しかし会社が若いとくれば、当然ですが人材不足になるでしょう。
特にディレクターやプロデューサー、或いは各セクションのリーダーなどの管理職が不足すると思われます。
となれば、既存のゲーム企業からヘッドハントするのが最も確実な方法でしょう。


私の周囲でも、ここ半年ほどの間に結構転職していきました。
私が幹事を務める送別会も何件か有りましたね。

仕事はボランティアとは違うので、より魅力的な条件の仕事があれば動くのも当然アリでしょう。
これまで劣悪な条件で搾取してきた既存のゲーム企業は、人材流出を阻止するのは困難でしょう。
もちろん、転職先の環境が良いという保証はどこにもありませんが。

転職後の仕事内容

SNS業界に転職しても、結局ゲームを作る事には変わりがありません。
しかし、例えばPS3やXbox360と携帯端末では、制作環境も端末の性能も全然違います。

基本的に家庭用ゲーム機やアーケードゲーム機の方が遙かに高性能で、ゲームを映し出すモニターの解像度やサイズなども遙かに巨大です。
そんな環境でゲームを作っていた人が、いきなり携帯電話向けのゲームを作る仕事に転職するのは色々大変そうです。

「より性能が低い端末向けのゲームだから、作るのも簡単。」・・・という事は全く無いと思います。
むしろ制約が多く、別の苦労がたくさん有ると思われます。 また、規約などを一から覚え直すのも大変でしょう。

転職していった元同僚によると、制作のスパンがこれまでと違って極めて短く、なかなか慣れない様です。
通信・配信を前提としたゲームばかりなので、ろくにデバッグもせずにリリースする事も多い様ですね。

転職していく人達の不安

ゲーム業界からSNS業界へ転職していく同僚達。 彼らの抱く不安は大体共通しているようです。
当然見知らぬ会社へ行くという不安はありますし、いつSNS業界のバブルが弾けるのかという物もあります。
また、何となく外資系企業みたいに直ぐ解雇されそう、という不安を感じている人も居ました。

それ以外で良く聞くのは、先ほども書きましたが、開発のスパンが非常に短いという点です。
家庭用ゲームであれば通常1年、大型ロープレであれば数年という事もあります。
それに対してSNS系のゲームは数ヶ月程度と非常に短く、家庭用ゲームに当てはめると試作版がようやく作れるかどうかといった長さです。
家庭用やアーケード向けゲームを作っていた人からすると、慣れるまで色々大変そうですね。


不安点として最も挙げられるのが「技術の方向性・水準が全く違う」という点です。

PS3等の家庭用ゲーム機と携帯端末では、求められる技術が全く異なります。
それぞれ方向性が異なるので、どちらが良い悪いという事は無いのですが、ハイエンドCGやシェーダーなどを駆使した前者に対し、後者はそういった物とはほぼ無縁です。
もちろん現時点での話ですから今後どうなるかは分かりませんし、高度な技術を使うから必ずしも良いゲームという訳でもありません。

ただ、それを踏まえても技術内容には大きな差があります。
なので、一旦SNS業界に転職すると、もしゲーム業界に戻ろうとした場合に、ハイエンドCGの進化から取り残されて戻れなくなると危惧している人も居ます。
確かに昨今のハイエンドCG関連の技術は日進月歩で進化しているので、デザイナーもプログラマーも、数年離れていたら戻ってくるのは困難な気はしますね。

また、常にハイエンドCGに携わっていたいという人も結構居ます。
E3やCGWorld等で特集されるような、高度な最先端技術を駆使したゲームを作りたいという人達です。
そういった人達には、現在のSNS系ゲームはあまり魅力が無いとのことです。


この様に、一見魅力的なSNS業界への転職ですが、様々な不安点がありますし、価値観の違いにより特に興味を持っていない人も居たりします。
とはいえ、今現在、一番人が集まる場所であるのは間違いなさそうです。




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