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困った来事あれこれ













ゲーム業界で働いていて困った事・戸惑った事は? その2

ゲーム業界で働いていて体験した「困った事」あるいは「戸惑った事」をご紹介しましょう。
「辛い」「苦しい」とまではいきませんが、どうにも複雑な気分になったり、リアクションに困ったり、あるいは思わず苦笑いしてしまうようなエピソードです。

なお、複数ページに渡って書いておりますので、左のメニューを参照してください。



駄作の話題で盛り上がっていたら、その開発者が近くにいた時。

就職して最初に配属された職場にて、仕事にもある程度慣れてきたある日のことです。

親しくなった上司の人に「そういえば、この部署って昔○○っていうゲームを造ったんですよね? あれってク○ゲーでしたよねぇ。」と話しかけました。


そうしたらその上司はえらく慌てて話をそらそうとするので何事かと思ったら・・・
真横にいたのが、そのク○ゲーの開発者でした・・・ しばらく時が止まりました。

もう何というか、気まずいやら申し訳ないやらで、最高にブルーな一時でした。


ただ、そのゲームが駄作だったと言うことは間違いないですし(結構ゲーム業界史に残る駄作である)、何より発売日にお金を出して買ったのは他でもない、この私ですからね。

これから入社してくる新人に、私の携わったゲームがそう言われないように頑張ります。



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ゲームを造る者がゲームで遊ぶ暇が無い時。

ゲームで遊ぶという趣味が高じて本職「ゲーム開発者」になって現在に至る私ですが、大きな悩みがあります。
そう、ズバリ「ゲームで遊ぶ暇が無い」ということ、コレに尽きます。


より斬新でより面白いゲームを作り続けるには、常に様々な物を見聞きして情報を収集したり感性を磨いたりしなければいけません。 当然ながら、競合他社のゲームを遊ぶ事もそれに含まれます。

しかし! ゲーム業界で働いていると、とにかく残業残業また残業の毎日で、週末も返上して働くか疲れて寝ている事が多いです。
そんな有様ですから、帰宅してゲームで遊ぶ暇も乏しくなり、なかなかプレイ時間を確保できません。


ゲーム業界で働く者にとって、ゲームで遊ぶ事はある意味仕事の一環なのですが、ただでさえ残業で長時間働いていたのに、帰宅してまで仕事をしたくないという気持ちも出てきます。

その一方で、「仕事」という視点ではなく、1ユーザーとしてゲームを純粋に楽しみたいという気持ちもあります。
しかし、こちらの場合も披露と眠気でなかなか気力がわきません。


思えば、買ったまま封を開けることなく埃をかぶってしまっているゲームソフトが随分増えました。
「バトルフィールド1942」を毎晩のようにネット対戦していた日々がつい先日のように感じられますが、気がついたら続編がたくさん発売されています。

「BF1942」用のサーバーもすっかり寂れてしまい、バズーカや戦艦の主砲で航空機を撃墜するという私の特技を披露する場が無くなってしまいました。

毎晩相見えていた強敵(友)達は続編に移行してしまったのでしょうか。



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まだ発売されていないのにレビューを書かれた時。

自分が開発に携わったゲームに関するユーザーの反応にはとても興味があります。
ちょっとした感想から本格的なレビューまで、その内容が賞賛であれ酷評であれ、感想をいただけるということはとてもありがたく、嬉しいものです。


しかし、まだ発売もされていないゲームに関するレビューを見かける事があります。
その内容は酷評だったり賞賛だったりと様々ですが、まだ世に出ていないゲームに対するレビューが存在するのは正直困惑します。

「期待できる」とか「●●に携わったスタッフが参加している」「グラフィックが美しい」というような、その時点で判明している情報を元にしたコメント程度だったら全然問題有りません。

しかし、既に遊び尽くしたかのように「名作!」とか「☆五つ!」とか賞賛されたり、或いは「全然ダメ」とか酷評されても困ります。


誤解の無いように言っておきますが、賞賛されるのも酷評されるのも、全て作り手の責任と結果なので全て真摯に受け止めます。
が、発売されてもいないのに評価を下すようなレビューはどうかと思います。

アフィリエイト目的で発売前から紹介してもらえるのは問題ないというか、むしろどんどんお願いしたいところですが、未知の要素に対する評価を下すのは控えていただきたいですね。


もっとも、ロケテスト(発売前に一部のゲームセンターで行う、試作版の稼働)、ゲームショーでの体験プレイ、体験版などで発売前にプレイする事ができる場合もあります。
その場合はレビューしてもらっても何の問題もありません。


ただ、こういった体験版などのβバージョンはあくまで試作版です。
ゲームはβバージョンを造った後の最後の追い込みで急激に完成度が向上する物なので(たまにそのままの場合がありますが・・・)、ぜひとも完成版をプレイしてほしいですね。
そして、それを踏まえて改めてレビューなどを書いてくれたらとても嬉しいです。


もちろん、製品版を買ってみようと思わせるのが我々の仕事ですので、頑張ります。



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出演者の「代表作」にカウントされない場合。

一つのゲームを作るにあたり、自分の会社の人間だけで作業が完結することは希です。

作業の一部を外注に委託する場合や、アニメパートをプロダクションに作ってもらったりなど、外部の様々な企業との共同作業となる場合が多く、この傾向は今度ますます多くなると思います。


また、動画や音声を使用するのが当たり前の時代なので、ゲームに登場するキャラの台詞を声優さんの肉声で表現する事も多くなりました。
場合によっては、それが大きなセールスポイントになることも有ります。


そんな時代なので、声優さんも様々なゲームの音声を担当していると思われます。
彼らのプロフィールをチェックしたときに、自分が携わったゲームが代表作として記載されていなかった場合、結構落ち込みます。

代表作とは、言うなれば,自分の仕事における輝かしい歴史であり、胸を張って紹介したい実績です。
そこに記載されないと言うことは、「取るに足らない仕事」と思われているか、下手すると「関わったことを公にしたくないマイナスの実績」と評価されている可能性も有ります。

契約上、参加したことを出せない場合も有るかも知れませんが、まあ基本的にはあまり無いでしょう。


そんなわけで、制作に参加してくれたプロダクションや声優さんに、胸を張って「代表作」として記載してもらえるゲームになるよう、これからも頑張っていきたいですね。



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