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ゲームを遊ぶのが好き? それとも造るのが好き?
このページを見ていると言うことは、少なからず「ゲームが好き。 ゲーム業界に入りたい。」と考えているはずです。
それを実現するための手段の一つが「専門学校や大学に進学して学ぶ」という事です。
ここでは、どこの学校に入るかの判断に役立ててもらうためのアドバイスをご紹介します。
が、そのまえに、一つ質問があります。 とても重要な事なので良く考えてください。 それでは質問です。
あなたは
<A>「ゲームを作るのが好き」
<B> 「ゲームで遊ぶのが好き」
どちらでしょうか?
この質問に対する答えを念頭に置きつつ、以下の文章を読んで欲しいと思います。
- 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
- 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。
本当にゲームを造る仕事がしたいのですか?
さて、あなたの答えはどちらでしたか? 「A」の「ゲームを造るのが好き」ならば次に進んでください。
逆に「B」の「ゲームで遊ぶのが好き」ならば、一度良く考え直してください。
「ゲームで遊ぶのが好き」なのと「ゲームを仕事にしたい」とでは全く意味が異なります。
これはゲーム業界に限った事ではないですが、単に「好き」なのと、一生かけて「仕事」として付き合っていく事を混同していませんか?
「野球が好き」な人がいたとします。 その多くは「野球観戦が好き」なのであって、「野球選手を目指したい」と考えている人は少数のはずです。
もしあなたが「好き」と「仕事にしたい」を取り違えているようでしたら、じっくり考え直してください。
ゲーム業界は日本を代表する産業ですが、今も昔も労働環境は劣悪で、業界や企業の基盤は非常に貧弱です。
これはアニメ業界も同様で、必ずしも「国を代表する産業」=「安定していて基盤が強固」ではありません。
さらに近年は欧米メーカーに引き離されつつあり、その一方でアジア系新興メーカーに猛追を受けつつあります。
しかも少子化や趣味の多様化などで国内のゲーム市場は縮小する一方です。
個人的に日本のゲーム業界の見通しはあまり良くないと考えています。
就職したらもれなく過酷な労働が待っており、ゲームをする暇もなければ、ゲームを見る事すら嫌になるかもしれません。
こんな「危険な業界」にあなたは入ろうとしているのです。
単に「ゲームで遊ぶのが好き」なのであれば、悪いことは言いませんから、あくまでユーザーとしての立場でゲームと接していってください。
逆にそれらを全て理解し、「自分はゲームを作るのが好きだ」という結論が変わらない人は、次の質問の答えを考えてみてください。
「どうしてもゲームを作るのを仕事にしたいですか?」
何もゲーム業界に就職しないとゲームを作れないという訳ではありません。
仕事の合間の同人活動でも十分ゲームは作れます。 全て自分でやらなければいけないですが、好きな物を好きなだけ時間をかけて作れますし、嫌になったらいつでも中断・中止する事ができます。
もっと手軽に作りたいならば、「ツクール」シリーズでも作れますし、FPSゲームなどに付属しているエディタでも作れます。(例えば「バトルフィールド1942」に付属している「バトルクラフト」など。)
これらはかなり本格的なツールで、なによりじっくり時間をかけて無理なく作れます。
同人や付属エディターでも、プロ顔負けのゲームを作っている例もあります。
それでも満足できそうもないですか? ならば、ぜひゲーム業界を目指して次のステップに進んでください。
次からはゲーム業界に就職するための手段の一つである「大学・専門学校への入学」に関するアドバイスをご紹介します。
- ゲームを造るのが好きなのか、単にゲームで遊ぶのが好きなのかをもう一度見直しましょう。
- ゲーム業界に就職しなくてもゲームは造れます。
- 日本のゲーム業界を取り巻く環境は非常に厳しい。 覚悟はできていますか?
- ユーザーとしてゲームと付き合っていく事も考えてください。
では、今度は業界を目指す動機を再確認してみましょう。 意外に見落としている点があるかもしれませんよ。
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