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ゲーム業界の面接に関するQ&A

ゲーム業界における面接は、特にこれといった特徴は無く、基本的には他の業種と同じだと思います。
特徴が有るとすれば、それは企業や面接官レベルでの特徴であって、業界的な特徴では無いと思って良いでしょう。

しかし、それではアドバイスにはなりませんので、あくまで参考程度で、かつ多くの場合共通している点をご紹介しましょう。



面接の回数は会社によって異なるが、基本的に大企業ほど回数が多い。

ゲーム業界での面接は基本的に他の業種と同じということは上でも書きましたが、面接の回数に関しても同様です。 
基本的には企業の規模に左右され、大きい企業にになる程回数は多くなる傾向にあります。
小さな企業だと1回程度、大企業だと2~3回といった所でしょうか。


また、この回数には採用形態によっても異なる場合があります。
つまり、新卒採用か中途採用か、正社員なのかバイトなのかで異なるという訳です。
経験上、大企業における新卒の正社員採用試験が最も面接の回数が多いと思われます。


そして、面接ごとに誰が面接官なのかも変わってきます。 それは以下の項目で説明します。



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面接担当者は何回目の面接かによって異なります。

複数回面接が有る場合、毎回同じ人が面接官をやっているケースは希です。
基本的に、それが何回目の面接なのかで異なります。


まずは複数回ある企業の場合ですが、最初の面接は人事部の人が相手だと思っても間違いないでしょう。 そして彼らはスーツ姿のはずです。
この段階ではあまり業務内容に関するような突っ込んだ質問は少なく、面接形態も集団面接も多いかと思います。


そして二回目、三回目の面接になると、今度は開発部の人間が出てきます。
ヨレヨレの私服姿だったり、気のせいかお疲れのご様子だった場合は間違いなく開発部の人間です。
こういった人たちは、開発部における部長・セクションリーダーなどである場合がほとんどで、当然ながらより専門的な質問を投げかけてきます。

もちろん、具体的な業務の内容に関して質問するならこの時がチャンスです。
相手はプロなので、遠慮無く質問しましょう。

ただし、雑誌等で聞きかじった知識をひけらかしたりする事はオススメしません。
プロからすれば、素人の知ったかぶりなどすぐに分かりますし、やって得する事など無いでしょう。
努力して情報収集している事をアピールするのと、知ったかぶりで自慢する事は似て非なるので、ご注意を。


続いて面接が一回しか無い場合ですが、この場合だと、いきなり開発部の人間が面接官を担当する事がほとんどです。
また、小さな企業になると、そもそも人事部というセクションが存在しない場合も多く、逆に社長が面接に出てくるケースもあります。

そういった場合は会社の深い部分を探るまたとないチャンスですので、臆せず、逆にこちらから鋭い質問をしてみましょう。 そして「こりゃ駄目社長だ」という感想を持ったならば、その会社はパスした方が良いかもしれませんよ。



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面接で【美少女ゲームが好き】と答えても良いか?

ゲーム業界の面接でまず間違いなく質問されるのが「好きなゲームは何ですか?」という物です。
ここでは、別にその企業のタイトルでなくてもOKですし、古かったり海外製のゲームであっても問題ありません。

ただし、他社の製品ばかり挙げていると、「じゃあ、何故うちの会社を受けるの?」と聞かれた時に答えに窮するかもしれません。 ちゃんと返答できるようにしておきましょう。


では、いわゆる「美少女ゲーム」、それも「18禁ゲーム」であってもOKでしょうか?


私の考えですが、もちろんOKです。
美少女ゲームというと、どうしても色眼鏡(偏見・先入観)を通して判断されがちですが、美少女ゲームの中にも、コンシューマーやアーケードゲームが舌を巻くようなすばらしい完成度のゲームがあるのも事実です。
ジャンルやハード、メーカーや時代などを問わず、良いゲームは良いのですからね。

そんな事実があるにも関わらず、「ハァ、美少女ゲームぅ!?」みたいな事を言う面接官が居たとしたら、その会社はパスした方が良いでしょう。 会社のレベルの低さが透けて見えるようなものです。


もちろん、単に「美少女ゲームが好き」なだけでは駄目です。
「●●というタイトルがあり、そのゲームのこういった所が良くできていて感動した。 そこからこういう事を学んだので、これからの仕事に生かしていきたい」という所まで説明できなければ駄目です。
また、美少女ゲームだけでなく、他のジャンルのゲームも例としてあげられるようにしておくとベストです。

間違っても特定のキャラに対する愛情などを熱心に語ったりはしないでくださいね。
私もフォローしきれません。



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面接の服装は指示があればそれに従い、なければスーツがベスト。

ゲーム業界が大多数の他の業界と異なる点の一つに、「業務は私服で行う」というものがあります。
極一部のメーカーや事務など開発以外の部署はスーツだったりしますが、基本は私服です。
普段私服なら面接も私服なのか? と思うかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?


私の経験ですと、基本的に面接はリクルートスーツです。
企業側が「私服を着てこい」と指定でもしない限りスーツが無難というか面接はスーツで来てください。
「服装は自由です」と言われた場合もスーツが良いでしょう。


スーツと言う服装は奇跡的な服装でして、どんなに酔っぱらったおじさんでも、マナーの無い無礼な若者でも、スーツを着ていればある程度ビシッとして見えるから不思議なものです。

これが私服を着た酔っぱらいや無礼者だと、今度は輪をかけてひどく見えるものです。
スーツを着ていても「クルールビズ」とか言ってネクタイを外すと、とたんにスーツの魔力が激減するのも不思議ですね。
スーツだけでなく、ネクタイも重要です。 もちろん高級スーツでなくても何の問題もありません。


これは「スーツの魔力で相手を騙せ」と言っているのではありません。
制服やスーツに身を包むとなぜか気持ちが引き締まりますし、見た目で損をするリスクもスーツが一番少ない。
過去の経験からそう感じたからアドバイスしているだけです。 それを参考にするかどうかはあなた次第です。


ところで、奇抜な私服で面接に挑み「おっ、こいつは何かやってくれそうだ!」と面接官に気に入られて即採用!
・・・などという話はただの一度も聞いたことがありません。



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面接における質問にはいくつかのパターンがあるので、自己PRを込めて返答しましょう。

業種を問わず、面接で聞かれる質問という物は大体パターン化されています。
例えば「どうして我が社を受けたのか?」「入社したら何をしたいか?」これは何処に行っても聞かれるでしょう。
それらの質問は他に任せて、ここではゲーム業界における定番質問とその対策をご紹介しましょう。


好きなゲームは何ですか?

ゲーム業界において、これを質問しない面接はありえないと思われる程、超・定番とも言える質問です。
具体的なゲームのタイトル名はもちろん、ジャンルを聞かれる場合もあります。


さて、この質問の注意点、すなわち面接官が何を聞きたいのかという点ですが、お察しの通りジャンル名やタイトル名を聞きたいのではありません。 そのゲーム(ジャンル)の「どこがどう好きなのか」を聞いているのです。

なので、「●●というゲームが好きです」とだけ答えたらアウトです。 試験官が「では、どんな所が好きですか?」とフォローの質問をしてくれたらまだ良いですが、そのまま次の質問に行ってしまったら、かなりマズイと言えるでしょう。

答え方として、単に「グラフィックが綺麗」「ストーリーが面白い」とかではなく、それらを見たり聞いたりして何を学んだのか、そしてそれを就職してからの仕事にどう活かしていこうと考えているのかを答えられるようにしておきましょう。


ちなみに、この時答える「好きなゲーム名」ですが、別にその会社のゲームでなくても問題有りません。
なんとなく他社のゲームを答えるのは気まずいと思うかもしれませんが、嘘をついてもしょうがないですし、それが原因で落とされる事もまずないでしょう。
それで落とすようだったら、その会社はどうしようもない駄目会社なので、むしろ落とされた方がラッキーと考えるべきです。
もちろん、本当にその会社のゲームが好きならば、そう答えればいいだけの話です。


また、マイナーだったり海外製のタイトルでも良いですが、知っている人の方が少ないようなタイトルはハード名やジャンルなど、ある程度補足説明を入れた方が良いかもしれません。
有名タイトルの方が面接官も知っているので共感も得られやすいですが、よほど上手く答えないと在り来たりの印象に残らない回答になりやすいので注意しましょう。

他社タイトルを含め、数ジャンル・数タイトルを答えられるように準備しておけばベストでしょうか。


どんなゲームを造りたいですか?

これも定番中の定番ですね。 ゲーム業界の開発職ならば間違いなく聞かれるでしょう。
定番の質問ではあるのですが、個人的にはなかなか難しい質問だと思います。

例えば「ドラクエみたいなゲーム」「ライトユーザー向けのゲーム」「ワールドワイドでネット対応のゲーム」等と答えたらどうでしょうか?


■「ドラクエみたいなゲーム」■

有名タイトルを例に出すと分かりやすいですし、我々も他社タイトルを引き合いに出して説明する事も多いです。
が、単に「ドラクエみたいなゲーム」だけではあまりにも芸がないでしょう。 単に「ドラクエみたいなゲーム」とだけ答えたら100パーセント落とされると思います。


もちろん、何にも似ていないゲームじゃないと駄目という訳ではありません。 数千種類もあるゲームタイトルを見渡してみると分かりますが、結局は十数種類程度のジャンルに分別され、それらは必ずと言っていいほど何かのゲームに似ているはずです。
ブログの「定番は悪か否か?」 でも書きましたが、定番やお約束の要素は需要があるからこそ定番やお約束であり得るので、無理に新ジャンルを考える必要はありません。


なので、既存のジャンルやタイトル名を出す場合は、例えば、

「造りたいジャンルはFPS。 QuakeやUnrealで採用されている●●や■■というシステムは非常に優れていてユーザーからの評価も高く、今後の定番となると思う。 それを踏襲しつつ、さらに▲▲のようなシステムを導入、組み合わせる事で○○といった面白さを追求してみたい」

・・・こんな感じでしょうか。 もちろんこれで面接を通る保証はありませんが、単にジャンルやタイトルを答えるだけよりは全然マシだと思うのですがどうでしょうか?


■「ライトユーザー向けのゲーム」■

面接において「ライトユーザー向けのゲームを造りたい」と答える人が結構多いようです。
そんな人に質問なのですが、「ライトユーザー」ってどんな人ですか? 答えられますか?

若年層のユーザー? 若年層でもゲームに入り浸っている人はいますよ?
女性のユーザー? 女性でもゲームばかりやっている強者はいますよ?
年に数本しかゲームを買わない人? 購入する本数は少なくてもプレイ時間が膨大な人もいますよ?


どうですか? ライトユーザーと一口に言っても、実はどんな人を指すのか分からなかったりしませんか?
一昔前、「プレステを持っている人がライトユーザーで、サターンを持っている人がヘビーユーザー」とか言っている人がいましたが、それを面接で答えたら間違いなく落ちます。


このように、実はこの言葉を使用するのはかなり難易度が高かったりします。
しっかり理解して使いこなせる自信が無いのならば、もっと別の表現に置き換えたりした方が無難でしょう。


■「ワールドワイドでネット対応のゲーム」■

こちらも定番ですね。 ネットワーク全盛期ですし、今や欧米市場が主流となっている昨今、こういった答えが出てくるのもある意味当然と言えます。 ですが、やはりここも安易にそう答えてはいけません。

 

ネットワーク対応にすると、それに応じた仕様が追加されて対応作業が膨大になり、発売後もネット管理が大変です。
お金・人員・時間と全ての項目で負担が増大します。
ワールドワイド対応もそうです。 ローカライズ(翻訳など)作業が発生し、他国の文化などに照らし合わせて、表現や言葉に問題が無いかを細かくチェックしないといけません。


このようなリスクをしょってまで、あなたの考えるゲームはネットやワールドワイドに対応する必要はあるのですか?
この点をしっかり考えてみましょう。 何も考えずにネットやワールドワイド対応とか答えると、「なぜそうする必要があるの?」と聞かれた時に答えられない羽目になります。


そもそも、ネットやワールドワイドに対応する必要が無いタイトルもありますし、逆に、内容的に対応のしようがないゲームというのも、また存在します。

それを考慮せずに、とりつかれたようにネット対応・ワールドワイド対応などと連呼するのは考え物です。
過去、無理にネット対応して散々な目にあったタイトルもありました。 やらなくても良い事はやる必要が無いのです。
あなたの造りたいゲームはどうなのか、もう一度考え直してみましょう。



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