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自分はゲーム業界に向いている人間なのか?

ゲーム業界に限った事ではないですが、仕事と人の間には「向き・不向き」の関係があります。
どんなにやりたい仕事であっても相性が悪かったり、逆に興味が無くても向いている仕事というのもあるでしょう。

とはいえ、その仕事が自分に合っているかどうかを事前に知るのは困難です。
もしかしたら向いているかも知れないし,その逆かも知れません。


しかし、業界の特性や仕事の内容が分かっていれば、ある程度予測は可能です。
ここでは、ゲーム業界での仕事が自分に向いているかどうか、それを検証してみましょう。




「ゲームを作る事」が好きか、「ゲームで遊ぶ事」だけが好きか

ゲーム業界で働きたいからには、恐らくはゲームの事が好きな人だと思われます。
ゲームの事が嫌いなのにゲーム業界へ来る人はあまり居ないでしょう。


ただ、ここで言う「好き」とは、「ゲームを作るのが好き」な人であって、「ゲームで遊ぶのが好き」な人ではありません。
「作るのも好き・遊ぶのも好き」という人なら問題無いですが、単に「遊ぶのが好き」という人がゲーム業界に来ると、おそらく後悔します。(理由は後述)


ゲーム業界は「ゲームを作るのが好き」な人には、それはもう楽しい業界だと思います。

朝から晩まで,下手すると夜中とか祝祭日、最悪の場合は年末年始までゲーム制作に没頭できる、というか強制的に参加させられる日々を送る事ができます。


何かを作る事が楽しくて仕方がない人、次から次へとデザインやプログラムのアイデアが浮かんでくる人、そういったクリエイティブな人にはもってこいの業界と言えるでしょう。


「ゲームを作るのが好きな人」はゲーム業界に向いている可能性がありますが、「ゲームで遊ぶ事は好きだが、ゲームを作る事には特に興味が無い人」は向いていない可能性があります。

答えは簡単で、ゲーム業界は「ゲームを作る」のが仕事であって、「ゲームで遊ぶ」事が仕事ではありません。
ここを勘違いしてゲーム業界に入ると、理想と現実のギャップに苦しむ事になります。


この就職難の時代、自分の好きなメーカーに潜り込むのはかなり困難です。
また、各メーカーは基本的に複数の部署やチームに分かれており、それぞれ異なるゲームを作っているわけです。
さらに、自分好みのタイトルをその時作っているという保証も有りません。

多くの場合、「内定をもらえた企業」で、「特に興味もないタイトル」に関連した、「特に興味もない内容の仕事」をする事になります。
何処に内定をもらえるか、何処に配属されるか、何の仕事を割り振られるかは誰にも保証できません。
仮にデザイナーでキャラクター志望だったとしても、その通りの仕事を与えられるかは別問題ですからね。


興味のない会社で、興味のないジャンルやタイトルの、興味のない仕事を毎日続ける。
バグチェックという名の仕事でゲームをプレイする事はあっても、「趣味で遊ぶ」のとは全く違う,気の滅入るような作業の繰り返しで全く面白くない。
さらに、残業と休日出勤で忙しく、疲れもあって、自宅でゲームをプレイする時間も気力もなくなる。


如何でしょうか? ゲーム制作を生業としたい人ならともかく、単にゲームで遊ぶのが好きな人には地獄だと思います。



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自分の仕事の結果を形として残したい人

私がゲーム業界の大きな特徴の一つだと思うのが、「自分の仕事が形として残せる」という点です。

仕事の種類は山ほど有りますが、仕事の成果が形として残せるものとなると、種類はかなり限定されると思います。
もちろん、ゲーム業界は「残せる仕事」の一つです。


ゲームが無事に発売されたら、ゲームのパッケージやディスクだけでなく、関連する攻略本や設定資料集なども発売されます。
これらは自分の仕事を証明する貴重な品々となります。
また、自分で担当したモデルやテクスチャーなども劣化しないデジタルデータとして半永久的に存在します。


家族や友人に、果ては孫やひ孫に「これが俺の仕事だ!」と見せたい・伝えたい人。
もしくは、自分のそばに仕事の成果を置いておきたい人。
そんな人にはゲーム業界が向いているかも知れませんね。



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自分の仕事に対する消費者の反応

前述の「仕事の成果が形として残せる」という点と並んで、ゲーム業界の大きな特徴だと思うのが「自分の仕事に対する消費者の反応が分かりやすい」という点です。


多くの場合、仕事というものは「誰かのために何かを行う」ものだと思います。
基本的に相手(消費者)が満足して対価を支払ってくれないといけません。

そうなると、どんな人が買ってくれているのか、どの様な感想を持ったのか等が気になる所です。
しかし、それを知るのは簡単ではありません。


ゲーム業界の場合、そういった相手の反応を知る事が比較的容易な点が特徴です。

ゲームセンターや販売店に行けば、どんな人が遊んだり買ってくれたりしているのかが一目瞭然です。
また、ショッピングサイトや個人のブログでのレビューも大いに参考になる事でしょう。

消費者の反応を見る手段と頻度、ゲーム業界はこれらが充実していると思います。


自分の仕事に対する相手の反応が知りたい、満足している様子を知りたい。
そんな欲求がある人にはゲーム業界が向いているかも知れませんね。


その一方で、「自分の仕事に対する相手の反応が分かりやすい」と言う事は、当然ですが批判も良く聞こえてきます。
自分の未熟さに対する批判だけでなく、時には根拠のない偏見や中傷なども有ります。

これはゲーム業界に限った事ではありませんが、注目度が高く、消費者の反応が分かりやすいだけに、賞賛だけではなく、批判も良く聞こえるという訳です。


自分の仕事に対する批判や中傷を目の当たりにして、一々腹を立てたり落ち込んでいるようだと持たないかも知れません。

根拠のない中傷ならば軽く流し、事実に基づく的を射た批判であれば、しっかりと受け止めて次に活かせるだけの心構えが求められるでしょう。



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好きな事の為には私生活を犠牲に出来るか

ゲーム業界が重労働である点に関しては何度も書いてきました。
毎日の様に残業があり、祝祭日に出勤する羽目になる事も多いです。

なので、ゲーム業界、特に開発部署での仕事を希望する人は、ある程度私生活を犠牲にする覚悟が必要です。


「アフターファイブ」という言葉とも無縁で、帰宅するのは深夜になりがちです。
疲れ果てている状況では、趣味のための時間を確保するのは困難です。

また、せっかくの祝祭日も出社することがありますし、仮に休めても、日頃の疲れで寝てばかりという事もあります。


この様な状況が苦にならないほどゲーム制作という仕事が好きか、体力・精神・スケジュール管理などで上手くやりくりできる人でないと、ゲーム業界での仕事は長続きしないと言えるでしょう。

仕事に忙殺されて,気がついたら三十路。 振り返ってみると、これといった思い出がない。
この様な生活になったとしても大丈夫な人が求められるでしょう。



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英語や数学が好きかどうか

英語や数学は好き嫌いが分かれやすい科目だと思いますが、この両者が嫌いな人はゲーム業界に向いていないと思います。
もちろん、「嫌いだけど出来る」というなら問題無いですが,「嫌いだし不得意」という人は厳しいでしょう。

英語や数学と言っても、学生の授業のようにひたすら方程式や英文の勉強をするわけではありませんが、どちらも業務内容に色々絡んできます。


私はデザイナーなのでデザイナーの視点で言うと、主要なCGツールは全て海外製で、当然英語で表示されています。
日本語表示に切り替えられるものも有りますが、直訳された日本語表記よりも英語のままの方が分かりやすく、自分を含めて英語表記のまま使用している人は多いです。

海外製ツールなのでWeb上のフォーラムも海外サイトである場合が多いですし、公式サイトのPDFも英語版のみ、という場合も多いですね。


また、最終的に組み込む各種データは必ず「半角英数字」になります。 残念ながら日本語は不可です。(作業中のPSDとかは別ですが)
データを格納するフォルダも「scene」「resource」「texture」など、ほぼ全ての場合で英語なので、その単語の意味が理解できないと話になりません。


数学に関しても同様です。
デザイナーならば、とりあえず高校生程度の知識と暗算能力は欲しいところです。


色と透明度の値(RGBA)を考える事は日常茶飯ですが、ツールによって「0~255」で表す事もあれば、「0~1」で表す事もあります。
例えば「黄色」を指定したいときに、どちらの場合でもすぐに計算できるくらいの暗算力は欲しいですね。
(この場合、色彩の知識も不可欠ですが)


他にも、1フレーム単位でシーンの流れを考えたり、サイン(Sin)の動きを指定したりする事もあります。
サインがどの様な特徴を持った動きなのかが分からなければ、そこでストップしてしまいます。


3Dツールでも、モデリングやレンダリング時の細かい指定には数字が嫌と言うほど出てきます。
数字を見るのもいや、計算なんてもってのほか、そんな人には辛いかも知れません。


ところで、最近は海外市場を無視してゲーム造りをする事は難しくなりました。
我々が興味があろうと無かろうと、そこが主役になったのだから、それに合わせたゲーム造りをしないといけません。

なので、海外向けのゲーム造りや、場合によっては現地視察や外注先とのやり取りをするケースもあります。
そんな時、「英語嫌い・覚える気もない」だとそこで終わりです。 ステップアップや昇給の機会を自ら捨てているようなものです。


私は海外出張に行った事がありますが、決して英語がペラペラな訳ではありません。
でも、海外市場にとても興味があるし、必要とあれば覚えるつもりでいました。

また、普段からそういった姿勢をアピールしていました。
なので、出張の際には私の所に「行ってみない?」と話が来ましたし、私も二つ返事で「行きます」と回答しました。


英語が嫌いで、それを普段からアピールしていれば、海外に絡む案件は寄ってこないでしょう。
それで満足なら別に良いですが、なんとも寂しいではありませんか。



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