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大学と専門学校に対する評価や待遇の違いとは?

大学と専門学校、或いは無認可校など、どこに進学するかを決める場合、その基準となる要素は様々で、それをどう判断するかも人それぞれです。
ここでは、主に大学と専門学校に対するゲーム業界をはじめとする社会からのイメージや、初任給などの入社後の待遇などに関して、私が知っている範囲で検証してみまます。

なお、ここでは厳密な意味で専門学校に含まれない無許可校も含めて検証します。

  • 初回公開日:2008年5月
  • 最終更新日:2018年3月
  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

ゲーム業界イメージ

大学卒と専門学校卒では初任給などの待遇面で差は有るのか?

就職する際に最も気になる要素の一つとして「給与」が有ると思います。
働く最大の理由は生活費を稼ぐ為ですから、給与がいくらもらえるのか、仕事に見合った待遇なのかという点は大いに気にすべきです。


ゲームメーカー各社における大卒・専門卒の初任給

さて、みなさんもご存じの通り、大卒と専門卒では初任給に大きな差があります。
基本的に大卒の方が多く、会社にもよりますが、平均で2万円程初任給が高くなっています。
ここでいくつか具体例を見てみましょう。

任天堂(2019年度・新卒募集要項より)

  • 博士:258,000円
  • 修士:243,000円
  • 大卒:233,000円
  • 高専・専門:211,500円

スクウェア・エニックス(2019年度・新卒募集要項より)

  • 修士:229,500円~
  • 学士:216,000円~
  • 専門:195,000円~

バンダイナムコ・エンターテインメント(2019年度・新卒募集要項より)

  • 博士:252,000円
  • 修士:232,000円
  • 大卒:222,000円
  • 短大・高専・専門(3年制):213,000円
  • 短大・高専・専門(2年制):204,000円

レベルファイブ(2019年度・新卒募集要項より)

  • 全種別共通:250,000円

サイゲームス(2019年度・新卒募集要項より)

  • 博士:420万円(年俸)
  • 修士:375万円(年俸)
  • 大卒:345万円(年俸)
  • 高専:336~345万円(年俸)
  • 短大・専門:336万円(年俸)
*各社公式サイトの採用情報より抜粋・引用。 一部名称を統一しています。


ゲーム業界主要メーカーの例をいくつかご紹介しました。
大方のイメージ通り、専門学校卒よりも大学卒の方が給与が高く、さらに大学院卒など学位の内容などに応じて差を付けている場合も有ります。
また、大学や専門学校の中でも、さらに年数によって細かく分けているメーカーもありますね。

注目すべきはレベルファイブで、ここは学校の種類に関わらず初任給が統一されています。
非常に興味深いですが、これは希な例だと言えるでしょう。

学校の種類や学位によって金額に差が有るのは、これは修学期間の長さに応じた期待値とでも言うべきでしょうか。 より長く、より高難易度の学業を修めた人材に対する評価といった所でしょう。


初任給を高めるために可能な限り進学した方が良い?

では、可能な限り初任給を多くするために、頑張って大学院まで進学した方が良いのでしょうか?
確かに給与は少しでも多い方が良いに決まっていますが、なんとも難しい問題です。
修業期間が長引けば必要な学費は増大しますし、年齢的なハンデも大きくなります。

そもそも、学びたい事がある場合はともかく、初任給目当てで大学院まで進学するのは無謀というか本末転倒な考え方ではないでしょうか。

普通に2年または4年で卒業し、さっさと就職して職場でどんどん経験を積んだ方が、結果としてその後のステップアップが速いというケースもあるでしょう。
もちろん、ステップアップして初任給の差を埋められるかどうかは自分次第ですが。


  • 一般的に専門卒よりも大卒の方が給与面で有利です。
  • 修業年数や学位に応じてさらに細かく差別化している企業も有ります。

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大卒と専門卒ではエントリーの機会に差は無いのか?

上記の様に、一部で例外はあるものの、基本的に専門卒よりも大卒の方が初任給の面では優遇されている傾向にあります。
では、そもそもエントリーする資格に関してはどうでしょうか?
つまり、エントリー資格を特定の学校卒業者に限定している場合があるのかという点です。

初任給の項目で紹介したメーカーに関しては、いずれも「大学や専門学校を卒業見込の者」等と記載されており、特定の学位・学歴が必要とは記載されていません。
つまり、専門卒だろうが大卒だろうが、エントリーに関しては等しく資格があると言う事になります。


採用実績・任天堂の場合

一方で、大卒と専門卒が等しい割合で採用されているのかというと、これはまた話が違ってきます。
結論から言うと、あくまで「大手・主要メーカーにおける一般的な傾向として」ではありますが、大卒者の採用の方が多い様です。

ここで任天堂の例を見てみましょう。

任天堂・新卒採用実績(公式サイト・新卒採用募集要項ページより)

  • 2014年:大卒52名、専門卒1名
  • 2015年:大卒36名、専門卒1名
  • 2016年:大卒35名、専門卒2名
  • 2017年:大卒42名、専門卒0名
  • 2018年:大卒40名、専門卒2名

*2018年実績は採用予定数。大卒は事務職を含む。

上記の様に、専門卒も採用してはいるものの、ほぼ全員が大卒者といった状況ですね。


採用実績・バンダイナムコ・エンターテインメントの場合

では、バンダイナムコ・エンターテインメントでの採用実績校の例を見てみましょう。

バンダイナムコ採用実績校「大学」(公式サイト・新卒採用募集要項ページより)

  • 青山学院大学、九州大学、東京大学、早稲田大学、帝京大学、武蔵野美術大学、他

バンダイナムコ採用実績校「大学以外」(公式サイト・新卒採用募集要項ページより)

  • 総合学園ヒューマンアカデミー

上記はバンダイナムコ・エンターテインメントの場合です。
大学は数が多いため一部抜粋ですが、それ以外はヒューマンアカデミー1校のみという状況。
(なお、ヒューマンアカデミーは「無認可校」なので正確には「専門学校」ではありません。)

もちろん、採用校を全て記載する義務などは無いので、あくまで一例でしょう。
が、やはり傾向的には圧倒的に大卒者が多いと考えられます。
つまり、大卒と専門卒では等しくエントリーの機会があるものの、実際の採用数では圧倒的に大卒の方が多いという事になります。

バンダイナムコの見解(公式サイト採用情報ページより引用)

(Q)理系・文系・学部卒・院卒によって有利・不利はありますか?

(A)最終学歴、専攻による有利・不利はございません。

バンダイナムコの公式見解では、学歴・学部などによって有利・不利は無いとされています。
ただ、この圧倒的な現実の差をどう見るべきか?
大卒優先で採用しているのか、純粋に応募者を篩にかけた結果、大卒者が多くなったのか?
それは当事者にしか分かりませんが、一つの現実として受け止めましょう。


結局、専門卒より大卒の方が有利なのか?

では、専門卒は就職に際して不利なのかと言うと、これも企業や時代など様々な要素が絡んでくるでしょうし、開発職と事務職で異なる場合も有ります。
もちろん業種によっても異なりますが、ゲーム業界の場合、個人的な印象だと、大手になるほど大卒を重視する傾向にあると感じます。

とはいえ、そもそも採用試験を突破できる実力があるかどうかが重要です。
いずれにしても相応の実力・人間性を求められるのは言うまでも無い事で、学歴がどうあれ、実力不足では問題外です。 大卒だから採用基準が甘いと言う事は全く有りません。


なお、上記の情報はあくまで例としてあげたメーカーの実績で有り、他社の状況はまた違ってくる可能性が有ります。
また、「新卒・正社員」における実績なので、アルバイトや中途採用などの実績は別です。


  • エントリー資格に差は有りませんが、採用されるされるかどうかは別問題です。
  • 中小企業や雇用形態によっては状況が異なる場合も有ります。

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大卒と専門卒では昇級・昇進に際しての差は無いのか?

さて、初任給に関しては概ね学位や就学期間に応じたものであるという事が見えて来ました。
では、その後の昇級に関してはどうでしょうか?

これに関しては、さすがに一般公開するようなデータではありませんし、そもそも入社後の各人の頑張り次第なので何とも言えません。
なので、一例として私の経験に基づく情報を書いてみます。


入社後は基本的に自分自身の実力が物を言う

私が知っている限りでは、基本的に入社後の頑張り次第である場合が多いです。
有名大学を卒業していても仕事が駄目な人はいつまで経っても昇級していませんし、マイナー校や専門卒でも頑張って仕事を認められた人は昇級しています。

昇給率(金額)に関しても、大卒だから多いとか専門卒だから少ないとか差が付けられている事も有りません。 あくまで企業が定めるシステムに則って増減しています。

また、昇給だけでは無く「昇級・昇進」に関してですが、これに関しても職場内には大卒者の方が多いので判断が難しいですが、基本的に実力・実績次第だと言えます。
有名所を卒業しているのに、結構な年齢になっても出世していない人も居るし、その逆もしかりです。


自分自身の努力以外の要素も有るのが現実

ただし、ヒット作に恵まれなかったり、会社の業績が良くないような場合だと、なかなか昇級する機会が無い場合も有ります。
また、会社によってはまともな人事評価制度を持っていない場合もあり、いくら頑張っても昇級しない事もあるようです。

そのような場合、初任給が高い大卒の方が結果として待遇が良いという事になります。
大卒と専門卒では初任給に大体2万円の差が有りますが、年間だと24万円、それが続くとなると非常に大きな差となります。


悲しい話ですが、酷い会社の場合は、大卒とか専門卒とかいう問題ではなく、単に「上司に媚びを売るかどうか」が昇級の鍵になる場合もあります。

希な例だとは思いますが、「頑張っているのに報われない」という事は有ります。
それが学歴なのか人間関係によるものなのかは状況にもよりますが。


  • 就職してしまえば、後はもう基本的に各人の頑張り次第です。
  • 現実的な話、世渡り上手が出世するという事実もあります。

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大学や専門学校に対するイメージに違いは有るか?

大学や専門学校と言っても膨大な数がありますし、学校・学部・学科・講師など、同じ学校内でも評価対象となる要素は多岐にわたります。
それ故に、単に「大学」「専門学校」という大きな単位で評価する事には何の意味もありません。

しかし、これまでの自分の経験から分かった範囲では、どうしても大学の方がイメージが良く、逆に専門学校の方はイメージがあまり良くありません。

その理由を色々と検証したのですが、どうも就学期間の長さの違いではなく、入学に際しての難易度や、一部学校のイメージが全体に波及しているのが原因ではないかという結論に達しました。


入学難易度や学科名の違いが大卒と専門卒のイメージの差に?

例えば、程度の差こそ有れど、センター試験や入学試験などで一定以上の難易度を持つ試験を突破する必要がある大学に比べ、専門学校や無認可校は入学試験の難易度が非常に低い場合が多く、場合によっては願書提出のみで合格できる学校もあるようです。
言い方は悪いですが、ある意味「誰でも入れる」というケースもあります。

また、専門学校は入学難易度が低い故に、
■「大学に行けなかった人が行く学校ではないか」
■「目的を持たない人が何となく通学しているのではないか」
といった偏見を持たれているのもまた事実です。

定員割れを起こす大学が続出したり、大学卒業後に改めて専門学校に入学する人もいる状況を考えると、上記のような考え方は短絡的と言えるでしょう。
また、大卒者であれば皆が高い技術や知識、人間性を持ち合わせているという訳でもありません。

とはいえ、競争率の高い難関大学と、願書提出だけで合格が貰えるような学校とでは、先入観を持つなと言うのも難しい話ではあります。


入学難易度だけでなく、学校が設置している学部・学科に関しても、学校の種類に対するイメージに影響を与えているようです。


例えば、大学の「経済学部」や「法学部」等の学科に対して「何をやるのかはよく分からないが、とりあえず真面目で凄そう」というイメージを持つ人は多いようです。
詳細を知らないのにイメージだけで判断するのはおろかですが、多くの人が抱くイメージはこういう物でしょう。

それに対して、専門学校、特にアミューズメント系の教育機関が設置している学科には、「ゲームコース」「漫画・アニメ科」という風に、娯楽名がそのまま付けられた学科・コースが多いです。

単純に単語の持つイメージだけで判断すると、「経済学部」や「法学部」と「ゲームコース」「漫画・アニメ科」では、どちらが良いイメージを抱くかと言われれば、多くの場合は前者ということになるはずです。

もちろん、学科名だけで内容の善し悪しを断じている訳ではありませんよ。
あくまで一般的なイメージとしての話をしているのです。


これはゲーム業界そのものに関しても言える事なのですが、業種名に「ゲーム」とか付いているだけで「不真面目な仕事」というレッテルを貼られてしまう事も多々あります。

娯楽が無い人生などあり得ないし、世界にまたがる巨大なビジネス市場を生み出し、現在では学習やセラピーの一部としての役割も認められつつあるのに関わらず、です。

これは非常に残念な事ですが、「ゲーム」や「アニメ」といったキーワード及びそれに関連する仕事に対する偏見が改善されるのは簡単ではないと思われます。
もちろん、全てが偏見という訳ではなく、それを裏付ける然るべき理由があるのもまた事実ではありますが。


特定の学校のイメージが全体に波及している事も

特定の学校の持つイメージが全体的なイメージに影響を及ぼしている場合もあります。

これも主に専門学校や無認可校に関する事なのですが、これらの中には非常に評判の悪い学校がいくつか存在します。
高額な学費に見合わない設備や講師のレベル、卒業生の実力などがその主な要因です。

企業がビジネスとして運営している教育機関(特に無認可校)の場合、利益追求を重視する余り、学費に対して教育の質が伴わない学校も存在するようです。
そして、それらのイメージが学校の種類全体のイメージとして捉えられてしまうのかもしれません。


言うまでもない事ですが、しっかりとした教育方針を持ち、充実した設備や講師をそろえ、優れた学生を業界に送り出している学校もあります。
また、大学であれば問答無用で大丈夫という訳でもありません。

それらを見落とし、一般的なイメージだけで進学先を決めてしまうのは危険です。
多くの情報を集め、自分の目で見て冷静に判断しましょう。


職場内における大卒・専門卒のイメージ

一般的なイメージはともかく、実際の開発現場における大卒と専門卒のイメージはどうなのか?
これもやはり私自身の経験に基づく話なのですが、学歴を意識するケースはまずありません。

私の勤め先は社員数が多いという事も有りますが、人が多い上に、その雇用形態もバイトから正社員まで様々で、それに加えて新卒や中途採用、契約社員や派遣社員まで多種多様です。

この様な状況では、各人の出身校や学校の種類を一々気にする暇が無い、というかそもそも気にする必要自体も無いので、例えば新人歓迎会などで話題にでも出ない限り、学歴云々を語る事も有りません。
正直なところ、みんな興味が無いといった感じです。 意識するとしたら人柄や仕事ぶり等ですね。

これも職場や人によりけりでしょうから一概には言えませんが、個人的には、就職したら職場においてはあまり気にする必要は無いと思います。


  • 職場で学歴の話をする事はほとんど有りませんでした。
  • 就職した後は実力や人柄の方が注目されるので頑張りましょう。

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