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中国・上海のゲームセンター「Players Arena」に置いてあった物とは?
日本ではお馴染みのゲームセンターですが、海外ではあまり一般的な物ではないようです。
しかし、数は少ないものの、ここ上海にも大型ゲームセンターがあり、様々なゲームが設置してありました。
- 最終更新日:2018年3月
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上海の大型ゲームセンター「Player`s Arena」
日本ではお馴染みのゲームセンター(アミューズメント施設)ですが、数は少ないものの、ここ上海にもあります。
今回はセガの大型施設「Player`s Arena(プレイヤーズアリーナ)」をご紹介しましょう。
巨大都市上海の中でも特に賑やかな「人民広場」。
そこに位置する「新世界」と呼ばれるビルの9階に入居していたのが「Player`s Arena」です。
(所在地:上海市南京西路2-68号・新世界9階)
なお、残念な事に、現在では「Player`s Arena」は閉館となった様ですね・・・
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上海市内にある「人民広場」という場所は、テナントが詰まったビルが建ち並ぶ大変活気のあるエリアで、日本で言うならば銀座や新宿といった感じでしょうか。
この人民広場の地下鉄入り口の近くにある商業ビル「新世界」の9Fに「Player`s Arena(プレイヤーズアリーナ)」が入居していました。
ビルの1階入り口部分にはソニック関連のキャラクターのイラストがあり、早くもワクワクします。
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このように、施設内にはレースゲームやガンシューティングゲームなどの筐体が所狭しと置かれており、大変活気があります。
若者や家族連れも多く、日本におけるジョイポリスの様な雰囲気の場所でした。
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置いてあるゲーム機のほとんどは日本製、もしくはそれを模倣した海外製品です。(後ほど紹介します。)
左の写真はコナミの「正義のヒーロー」の中国版で、右の写真はセガの「ハウスオブザデッド4」の中国版ですね。
このように、基本的なローカライズ(翻訳など)を施された中国語版が導入されています。
それにしても、「ハウスオブザデッド4」を中国語に訳すと「鬼屋4代」なんですね。
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こちらはナムコの「TOKYO WARS(トウキョウウォーズ)」とセガの「バーチャコップ3」ですね。
市街地に戦車が侵攻する・・・中国の歴史からすると非常にデリケートな内容のような気がしますが、そうでもないのでしょうか?
そういえば、先日のニュースで、建国記念日には戦車がパレードをするとか言っていましたね。
まあ、共産圏国家では軍事パレードでの戦車は見慣れた風景なのかもしれません。
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中国市場に氾濫する、どこかで見たような海賊版の数々
我々日本のコンテンツ産業が直面している問題の一つに「模造品・海賊版」の存在があります。
ここ上海ではそれを実感する事ができました。
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左の写真では、一見コナミの音ゲーかと思うのですが・・・
近づいてみると、見た事はないのにどこかで見た事のある、ソックリな謎の商品でした。
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左の写真を見る限りでは、バンダイナムコゲームスの「太鼓の達人」かと思うのですが・・・
近づいてみたら、やはり本物にソックリな製品で、しかも中身はコナミの「ポップンミュージック」もどきでした。
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・・・バンダイナムコ製ですか? 姉妹品でしょうか??
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左のは本家バンダイナムコゲームスの「太鼓の達人」ですが、右のはその類似品です。
ここで注意すべきは、
- 類似品に裁判で勝っても、法の整備が甘い海外では当たり前のように流通している。
- 類似品の方が価格が安く、それにつられて導入するオペレーターが多い。
- 上記の例の様に、類似品の方が設置台数が多い。
- 類似品に対するクレームや品質に関する悪いイメージは本物が被る事が多い。
我々コンテンツメーカーは、普段は目の届かないような場所においても、このような問題と隣り合わせであるという事を改めて認識するべきではないでしょうか。
以前にも増して海外市場が重要となり、かつ現地のメーカーが強力になった現在、コンテンツ制作能力だけではなく、それを保護する姿勢の強さも重要と言えるでしょう。
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