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ゲーム業界への就職に備えて学んでおくべき事はツール以外にも有る!
ゲーム業界への就職を果たすべく、勤勉なる諸氏は日々勉強に励んでいる事でしょう。
ある者はデザインを学び、ある者はプログラムを学ぶ。 ああ美しき勉学の日々!
しかし、意外と見落としがちなのですが、学ぶべき事はツールだけではありません。
仕事という物、そしてその仕事をする場所もまた、様々な要素が絡み合います。
なので、ツールの使い方だけしか知らない人は色々と苦労する危険性が有ります。
では、ツール以外に何を学んでおけば良いのかをお教えしましょう。
- 初回公開日:2008年5月
- 最終更新日:2018年4月
- 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
- 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。
何はなくともPC(パソコン)を使いこなしておく
PhotoShopやMayaなどのツール類を学んでおくのは確かに重要かつ有用なのですが、そもそもそれらのツールは皆PC上で動きます。
また、専門業務以外でも、メールのやり取りやWebを通じての情報収集、エクセルやワードを使用した情報管理なども行いますが、やはりこれらのツール群もPC上で動きます。
なので、まずはPCを使いこなしておかないと話になりません。
ここでバンダイナムコ・エンターテインメントの見解を見てみましょう。
バンダイナムコの見解(公式サイト採用情報ページより引用)
(Q)パソコンの知識や英語力はどのくらい必要ですか?
(A)職種を問わず、パソコン操作は社会人としての基礎能力として、入社後は全員ビジネスソフトなどを使う必要があります。
パソコンの基本操作は、社会人に求められる最低限のスキルというわけですね。
もしPCの調子が悪くなったらどうする?
CGツールやプログラミングツールなどは全てPC上で動作します。
そのPCに不具合が発生すると、そこで業務がストップしてしまいます。
余程の零細企業でない限り、社内にPCやネットワークの保守・管理を行う専任スタッフが居ます。
彼らはその道のプロなので、PCに関するトラブルなどは基本的に彼らに任せれば良いのですが、重い不具合ならともかく、ちょっとしたことで一々彼らの手を煩わせている様だと困ります。
PCの動きが重くなったりフリーズしたりする度に保守スタッフを呼んでいては仕事になりません。
ツールのバージョンアップ、フリーズやブルースクリーンからの回復、ハードディスクのデフラグ、メールソフトやプリンターの設定など、この程度は自分で対処できるようになっておくべきでしょう。
職場で働いていると、CGツールやWebブラウザーの操作はできるけど、OSやPCなどに関するスキルが無く、せいぜい起動とシャットダウンくらいしか出来ないという人が結構います。
PCやOSは、言うなれば大事な商売道具なので、その扱い方も知らずに業務を行うというのも変な話です。 最低限の扱い方はマスターしておきましょう。
ゲーム業界に向けたPCのスキルを身につける方法
では、どうやってPCに関するスキルを身に付けるかですが、やはり自宅に自分のPCを所有して、日頃から慣れ親しんでいると話が早いですね。
さらに、自分でPCを自作したり、Webサイトを運営するレベルの人だと完璧です。
PCの自作には非常に高いスキルが求められます。 パーツの選定や組み立てはもちろん、OSも自分でセットアップしないといけませんし、動作チェックやドライバーの更新なども必要です。
自作するほどのスキルがあれば、職場でトラブルが起きた際も、原因の特定と対処のほとんどは自分でできるでしょうし、周囲のスタッフからも頼られることでしょう。
一見面倒に感じるかもしれませんが、そういう事を通じてさらにスキルを高めることが出来ますし、信頼関係も構築できるという物です。 絶対損はしません。
Webサイトの運営も同様で、独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを契約し、最低限のCSSやJava等も設定出来るレベルだと素晴らしい。
一見ゲーム制作には無関係のようにも見えますが、これらの作業を通じてPCやネットワークのスキルが鍛えられるのです。
また、自作時に一度くらい何かしらの失敗を経験しておくとなお良いかもしれません。
私も経験しましたが、BIOSの書き換え失敗など、PCの自作と運用には様々なトラブルが付き物です。
トラブルに遭遇すると大変ですが、失敗を経験することで、よりスキルアップできるのもまた事実。
PCに限った事ではありませんが、失敗と反省は人を大きく成長させます。
ブルースクリーンとか、何度も見ている内に愛おしく感じられてくるもんですよ!
というわけで、ゲーム業界で何の仕事をするにせよ、PCに関するスキルは重要です。
面接や入社試験時に求められる事は無いと思いますが、実際に働き始めてから重要になってきます。
自宅のPCで日頃から慣れ親しんでおくことはもちろんですが、可能であれば一台くらい自作しておくと良いでしょう。 別に高いパーツではなくても問題ありません。
今の時代、10万円もあれば高機能なPCが作れます。(格安であれば5万円程でOK。)
近くに秋葉原や日本橋、或いはヨドバシカメラやドスパラがあるなら今すぐGO!
重要なのは、PCの仕組みを理解し、トラブルへの対処方法を身につけると言う事です。
- PCは大事な商売道具。 自分でメンテナンスくらいは出来るように!
- トラブルを経験しておくと鍛えられます。
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タブやレイヤーの概念を理解しておく
これはコンピューターにあまり詳しくない人向けのアドバイスなのですが、「タブ」と「レイヤー」に関する基本的な意味やシステムを理解しておくと後々便利です。
タブというのはFireFoxなどの「タブブラウザー」でもお馴染みの機能で、メニューやウィンドウなどを同時に表示し、管理しやすくするシステムの事です。
レイヤーという物は主にCGソフトで使用する機能で、複数のデータを階層分けして、やはり管理しやすくするためのシステムです。
このタブとレイヤーは2D・3D・動画・Webなど、ジャンルを問わずにCG系ソフトに幅広く採用されており、それ以外のブラウザーなどの一般的なソフトでも標準的に採用されている機能なので、これらに関してあらかじめ理解しておけば便利です。
(CGツールではお馴染みのレイヤー)
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