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ゲーム業界への就職に備えて経験しておくべき事・学んでおくべき事

ゲーム業界への就職に備え、ツールやPCを習得しておく事は重要です。
一方、その他の分野に関しても色々学ぶべき事は有ります。

ツールやPCにも詳しい人材に更なる価値を付加する勉強とは何か?
私自身の経験から色々書いてみようと思います。


  • 初回公開日:2008年5月
  • 最終更新日:2018年4月
  • 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
  • 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。

ゲーム業界イメージ

異なる分野の人との共同作業を体験しておく

ご存じのように、ゲームという物はデザイナーやプログラマーといった複数の異なる分野のスタッフ達の共同作業によって作られます。
企業やプロジェクトの規模によっては、デザイナーやプログラマーの中でもさらに細かく分業化されている事も珍しくありません。
全ての作業を1人で完結するというのは、個人で作る同人ゲームでも無い限りまず無いです。

例えばデザイナーの場合、「キャラクター」「背景」「インターフェース」「エフェクト」等に分かれ、場合によっては、キャラクターデザイナーが「原画」「3Dモデル」「モーション」の様に、さらに細かく分かれる事もあります。


この様に、ゲーム制作の現場は程度の差こそあれど、基本的にチームでの作業を行う事になります。
スタッフ間の意思疎通やデータの受け渡しなどが頻繁にあるため、コミュニケーション能力が求められ、他人と全く接触せずに仕事をする事はまず有りません。
自分の気の向くままに作業できた学生時代とは違い、「仕様」「納期」「クオリティー」など、遵守すべき事がたくさんあります。

チーム作業のやり方については就職後の研修や実作業で覚えていく事になりますが、会社によっては新人研修がほとんど無いような所も有るため、学生時代にに慣れておくに超した事はありません。


チームによるゲーム制作を経験しておくと勉強になる!

そこで、可能であれば学生時代に友人やクラスメイトなどとチームを組んで、一本でも良いのでゲーム制作を体験しておくと良いでしょう。
この場合、ゲームの面白さは特に問いません。(面白ければ尚良いですが。)
とにかくトラブルが発生しようとも、最後まで作業を終わらせる事が重要です。

納期や仕様といった点はもちろんですが、例えばキャラクターのモデルを作る人とモーションを作る人が別れている場合、どうやってモデルを作ればモーショナーが作業しやすいかとか、どの様に仕様書を書けばデザイナーやプログラマーが作業しやすいかなど、実際に作業をしてみて初めて分かる事も色々あると思います。

この他にも、他のスタッフとのコミュニケーションの仕方や、他の担当者にデータを渡したり、共有したりするときの苦労などを味わっておく事をオススメします。
例え失敗しても、その原因を検証すれば、次に失敗しないためのやり方もわかるでしょう。


人間関係におけるトラブルすらも自分の成長の糧にしよう!

仮に就職先が一部上場している大手メーカーだったとしても、そこで働いているのは生身の人間です。
素晴らしい人間も居れば、どうしようもない嫌な性格の人間もいます。
仕事をする中で、時には人間関係で揉めたり落ち込んだりする事もあるでしょう。

そんな時のためにも、色々なタイプの人とのチーム作業を経験しておくと、ある程度の耐性が付いているはずです。
「備えあれば憂いなし」とも言いますし、学生時代には可能な限り、色々な人と交わって苦労を味わっておくべきです。


  • チームでゲームを作り上げる事に大きな意味が有るのです!
  • 嫌な奴とのトラブルだって成長する為の栄養素なんですヨ!

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ゲーム開発者たるもの、やはりゲームやアニメに触れておくべき

分かりやすく言うと「ゲームで遊んだりアニメを見たりしておいてね」という事です。
何を言っているんだと思うかも知れませんが、ゲーム業界で働いている人であれば、全員がゲームやアニメのファンという訳でも無かったりします。


ゲーム業界ならゲームやアニメに詳しい事は重要なのか?

「ゲーム業界はゲームマニアやアニメオタクの集まり」というイメージも有る様ですし、実際にそういう人も少なくないのですが、一方で、不思議なくらいその方面に興味を持っていない人も居ます。
確かにゲーム業界での募集要項に「ゲームやアニメのマニアであること」という項目は無いですし、それらに詳しいからといって面白いゲームを作れるわけでもありません。

しかし、自己満足で完結できる個人作品を作る場合と異なり、市場の動向をくみ上げ、競合他社製品との競争に勝つためには、ゲームに精通している事は非常に重要です。
また、近年は漫画やアニメ作品とのコラボレーションが非常に多くなり、年中何らかの作品とコラボイベントを開いているような状況。


私は最近スマホ向けの仕事が多いですが、頻繁に漫画やアニメとのコラボイベントをやっています。
アニメ等のキャラをゲームに登場させ、お馴染みの必殺技などをゲーム中で発動させるわけですね。

そんな時、原作に対する理解や拘りが乏しかったりすると、ゲームに落とし込んだ際に上手くいかない事があったりします。
パッと見は一応形にはなっているんだけど、細かいデザインや台詞、或いは動きなど、何かがおかしくて違和感を感じたりとかです。

原作を知らないし興味も無い。 仕事で来たから粛粛と作っただけ。 これでは宜しくないですね。
もちろん必ず問題が起きるわけではありませんが、経験上、知識や拘りの無さは仕事の質に影響しやすいと感じます。


ゲームやアニメを研究する際の心構えや取っ掛かり

もちろん時間やお金には限度があるので、全てのゲームやアニメに精通するのは無理が有ります。
が、話題になっている注目作を軽く見ておく程度であれば十分対応可能でしょう。

「話題作? 流行っているんじゃ無くて、流行らせるためにゴリ押ししているだけでしょ!」とお考えのあなた! 確かにそういうケースも有ります。
しかし、理由はどうあれ注目されている事に変わりは無いですし、そういったタイトルは高確率でゲームとコラボしますから、知っておいて損は有りません。

また、ゲームやアニメの研究を通じて感銘を受ける作品に出会う事も有りますし、仕事に生かせるアイデアを得られる事も有ります。
最初は息抜き目的でも構いませんので、気になったタイトルを色々チェックしてみましょう。


  • 原作に対する知識や拘りの大きさが品質に繋がります。
  • 研究と娯楽を兼ねて色々触れておくと良いです。

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ゲーム業界での仕事は英語や数学からは逃れられない

英語や数学が苦手でもゲーム業界での仕事は可能ですし、苦手な人は私の周りにもたくさんいます。

しかし、英語や数学が得意だと、仕事・収入・日常生活など様々な分野において、より充実した内容とステップアップを実現できる可能性が高まるのもまた事実です。
これは私自身が身をもって体験し、確信した事です。


ここでバンダイナムコ・エンターテインメントの見解を見てみましょう。

バンダイナムコの見解(公式サイト採用情報ページより引用)

(Q)パソコンの知識や英語力はどのくらい必要ですか?

(A)英語力についても、今後バンダイナムコエンターテインメントが海外展開をしていくうえでのコミュニケーションツールとしてのみならず、英語で記載されているWEBや文献などから、新しい情報を収集するためにも、あればもちろんプラスになる能力です。

仰る通り、納得の回答ですね。


英語や数学無しでは成り立たないゲーム業界

主要ゲーム市場は海外、主要ツールも多くが海外製、大規模なイベントも海外での開催・・・
英語が苦手で困ることはいくらでも思いつきます。
しかし、英語が得意だと困る事なんて何一つ思いつきません。 数学でも同様です。


例えばとある海外製のツールを学んでいたとしましょう。
不具合や確認したい仕様等が有り、公式サイトにアクセスしたとします。

日本法人のサイトだと思って安心していたら、オンラインマニュアルやフォーラムにアクセスした瞬間、画面に英語だけが表示されて真っ青。
ここでブラウザをそっと閉じている様だと話になりません。 そこで詰んでしまいます。

また、CGツールは英語と数字だらけで構成されており、どういう数値を設定すれば良いかという計算力も問われます。
作業の大部分をコンピューターが代行してくれるとは言え、肝心なところは自分自身で計算する事になるので、数学が苦手だと本当に苦労します。 


また、毎年アメリカで開催される「E3」と呼ばれるゲームの見本市には、ゲームメーカー各社から社員が派遣されます。 視察目的だったり講演者だったり様々ですね。

さて、語学力があるA君と語学力が無いB君、お声が掛かるのはどっちでしょう?
「いや、海外なんて面倒だし・・・」と思ったあなた、もう何も言う事は無いのでお帰りください。
知識と意欲を持つ者にはチャンスが増え、無ければ何も無い、ただそれだけの理屈です。


そもそも、英語や数学などを勉強して困った事は今までの人生の中でただの一度もありません。
南米の某国のように、独裁者が突然「英語禁止」とか言い始めるなら別ですが、そんな事はまずお目にかかれないのでご心配なく。

さっきも言いましたが、英語や数学が得意で困る事など何一つ有りませんが、苦手だと損する事はたくさん有ります。 つべこべ言わずにさっさと学んでください。

レイヤーイメージ
(数字と英語ばっかりだ!)


なぜ英語や数学が苦手な人が多いのか?(私も苦手だ!)

英語や数学は苦手で敬遠する人が多く、私も数学が苦手で嫌いでした。
学生の頃は「なぜ数学を勉強する必要があるのか」が理解できず、数学の時間はひたすら苦痛だったのを覚えています。(数学以外にも苦痛な授業はありましたが・・・)

しかし、実際に就職してその必要性を理解すると「あの時もっと勉強しておけばよかった」と後悔するわけです。
現在は「なぜ必要か」がよく分かるので、勉強することは苦痛ではなくなりました。

勉強を無理強いするのではなく、勉強はなぜ必要か、勉強すれば何が可能になるのかを最初にしっかりと説明し理解させる事、これが教育の現場に必要なのかもしれません。


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