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様々な魅力を持った宮崎県の名峰・比叡山
「比叡山」と言うと、多くの人が京都府・滋賀県に跨がる霊山として名高いあの山を連想すると思いますが、実は同名の山は全国各地に点在し、その一つが宮崎県にあります。
標高こそ1000メートルに満たない低山ですが、豊かな植物と多くの絶景ポイントを備え、アクセスとコースの整備状況も良好、さらにはクライミングに好適な岩場を持つなど、山としての魅力は非常に高い名峰です。
宮崎県の北部に来た際は是非とも足を運んで欲しいオススメの山です。
所要時間は約4時間、累積標高差は約660m、全行程は約5kmと手軽なボリュームです。
通年登山可能ですが、アケボノツツジなどが咲き乱れる4月下旬~5月上旬、紅葉の秋頃が特にオススメですね。
コースは明瞭で歩きやすいですが、ロープ場と梯子場が有るので、どの程度の内容かは事前に確認しておきましょう。
なお、比叡山の所在地は「宮崎県延岡市北方町」で、公共の交通機関は無い為、基本は自家用車かレンタカーの利用となります。
カーナビをセットする場合、「比叡山(宮崎県)」で検索できない場合、「槙峰(まきみね)郵便局」、それでも駄目なら「鹿川渓谷(ししがわけいこく)」で検索してみてください。
槙峰郵便局にセット場合、比叡山へは郵便局から道なりに少し進みます。
一方、鹿川渓谷にセットした場合、比叡山は1時間ほど手前に有ります。
通る道路は同じ県道214号線です。
- 最終更新日:2019年4月
- 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
- 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。
比叡山へのアクセスと主要登山口の紹介
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年12月頃)
県道237号線と214号線の分岐付近の様子です。
直ぐ左側には五ヶ瀬川と旧高千穂鉄道の「綱の瀬橋梁」が有ります。
綱の瀬橋梁は高千穂鉄道を代表する雄大で美しい建造物なので、時間があればぜひ見物していきましょう。
綱の瀬橋梁と平行する橋を渡った先(旧・槙峰駅)に車を停めるスペースが有り、橋梁全体を見渡せる絶好のスポットが有ります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年12月頃)
個人商店が目印ですが、大きな看板も有るので見落とす事は無いでしょう。
ここから県道214号線に入りますが、基本的に隘路が続くので安全運転でどうぞ。
比叡山・南側登山口と対岸に聳える矢筈岳
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
県道214号線に入ってからは比叡山まで道なりに5km。
隘路が続くとは言え、大した距離では無いので程なくして到着します。
比叡山の登山口は県道214号線沿いに3箇所有り、それぞれ徒歩数分程度の距離なので、駐車場の空き具合やプランに応じて選んでください。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
最初に現れるのが南側登山口で、左側に大きな駐車スペースが有るので直ぐ分かると思います。
残り二つの登山口にはあまり広い駐車スペースが無いので、特に問題が無ければここに停めることをオススメします。
直ぐ近くに比叡山の登山案内が設置してあるので、コースや時間の確認をしておきましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年12月頃)
駐車場から綱ノ瀬川を挟んだ対岸には「矢筈岳(やはずだけ・666m)」の姿がよく見えます。
この矢筈岳と比叡山はかつては一つの山だったらしく、それが綱ノ瀬川の浸食によって分断されたのだとか。 自然の力には驚愕するばかりですな。
なお、矢筈岳の奥に見える丹助岳を含め、これら3山は全て大崩山系に含まれます。
せっかくなので全て登頂してみましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
南側登山口の様子です。
個人的にオススメのコースは、少し先にある中央の登山口からスタートし、頂上などで展望を堪能。
帰りは途中の分岐からこの南側登山口に戻ってくると言うプランです。
公衆トイレを備えた中央登山口の様子
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
先ほどの南側登山口から徒歩で数分の場所に有る中央登山口の様子です。
なお、ここには特に名称が付いていないので、私が勝手に「中央登山口」と呼んでおります。
駐車スペースは最大で10台弱位しか停められないと思うので、春・秋のシーズン中はなるべく早い時間に来た方が良いでしょうね。
ご覧のように公衆トイレを備えており、コースの構造的にも、ここからスタートするのがベストだと思います。
なお、比叡山の登山口には公衆電話は無いのでご注意を。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
登山道は階段から始まっており、ここを登ると山の神を祀った祠が有るので、ひとつ登山の安全を祈願していきましょう。
案内板にある「千畳敷」とは展望所の事で、そこまでであれば普段着でも行けます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
整備された道を進むと、程なくして千畳敷の展望所に到着します。
まるで庭園の様な美しい場所で、この真下のトンネルを県道214号線が通っている様ですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014・2018年12月頃)
千畳敷からは対岸の矢筈岳がよく見えます。
標高わずか660mとは思えない程、実に見事な佇まいですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年12月頃)
振り返ると比叡山の雄大な岩場が見えますが、これらは1峰・2峰・3峰と呼ばれる岩場群であり、ここを求めてクライマー達がやってくるのだとか。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
千畳敷からさらに進むと分岐点が有り、道路側へ下ると北川登山口へ至ります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
分岐から登山口までは直ぐですが、この登山口には駐車スペースが無く、どうにも利用しづらいのが難点です。
おそらく中央登山口から登って南側登山口へ下る人が多いと思われます。
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伝承の有るヤカタガ岩屋へ行ってみよう
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
各登山口の様子と千畳敷からの展望を楽しんだら、いよいよ頂上へ向かって登山開始!
ここから先は本格的な登山道になるので、相応の装備が必要です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
程なくして頂上へのルートとヤカタガ岩屋へのルートへの分岐点が現れます。
「ヤカタガ岩屋」とは、かつて菅原神楽面を刻んだという伝承が残る大きな岩屋で、分岐からは片道20分程度です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
このルートは若干コースが見にくい場所が有りますが、踏み跡をしっかり確認すれば特に問題はありません。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ヤカタガ岩屋へのルートにおける唯一の難所とも言えるのが、このロープ場ですね。
難所と言ってもこの程度なので、ロープを活用すれば難なく通過出来るでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
前述の様に多くのクライミングルートを持つ比叡山ですが、その一つである人形岩へのルートがここで分岐しています。
当然ですが、一般登山者は絶対に立ち入らないように注意。
なお、この案内板は分岐の方から来た場合は見えにくいのでご注意を。
分岐を横目にさらに進むと尾根を乗り越える場所が有り、越えてから右の方へ進むとヤカタガ岩屋はもうすぐです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
尾根を越えた直ぐ先では、倒木の影響かルートが若干向かって右寄りに変更されている様です。
左側でも歩こうと思えば歩けますが、状況を判断して無理の無い方を行きましょう。
尾根から少し進むとヤカタガ岩屋が見えて来ます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
グループでも野営できそうなくらい大きなヤカタガ岩屋。
一体どういう自然の働きでこの様な岩屋が出来たのか、興味深いですね。
岩屋を堪能したら来た道を引き返しましょう。
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標高760mの比叡山山頂へ
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
岩屋との分岐点まで戻ったら、いよいよ760mピークを目指して本ルートを進みます。
ここから先は勾配もキツくなり、展望所では滑落の危険もあるので慎重に行きましょう。
途中にはクライミングルートの絶壁が一望できるポイントが有ります。
クライミングは私にとって未知の領域なので、どうやって登るのか想像も出来ません。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ある程度勾配がキツい箇所には補助ロープが設置してありますが、基本的にはロープに頼らず登れる程度の地形です。
最初の絶景ポイントである第1峰の展望所
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ロープが設置された急勾配を登り切ると、にわかに展望が開けて景色を堪能できます。
この付近は第1峰の真上付近に位置し、好展望の代わりに滑落の危険が有るので注意。
ここから少し進んだ場所に第1峰の石柱が設置されています。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ロープを使うほどの地形ではありませんが、悪天候時は頼っても良いかもしれません。
岩沿いに進めば直ぐに第1峰の石柱が現れます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
第1峰の展望所からは素晴らしい景色が楽しめますが、あまり広い場所では無いので、食事などの本格的な休息はカランコロン岩がオススメです。
大崩山山系の山はいずれも岩場と樹林のコントラストが美しいですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
矢筈岳方面の展望も実に見事! やはり岩場と樹林帯の組み合わせが良いです。
矢筈岳も比叡山も、それぞれ少し離れた場所からでないと山全体を見渡しにくいので、比叡山の全容を見たい場合は矢筈岳に登ってみましょう。
最初のピークである760m地点
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
第1峰の大展望を堪能したら、道なりに進んで760mピークを目指します。
暫くは尾根上のなだらかな道が続き、その後急騰となりますが、さほど長い距離では無いので特に問題無いでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
やがて三叉路の分岐点が現れますが、南側登山口から登ってくるルートがここで合流します。
このルートは展望がほとんど有りませんが、逆に難所も無く歩きやすい最短ルートなので、下山時の使用がお勧めです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
三叉路を後にして760mピークを目指します。
看板や誘導ロープが設置されていますが、道は明瞭で迷う事は無いでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
三叉路から暫く行くと急騰となりますが、程なくして再び三叉路に到着。
ここを右に行くと760mピークに着きます。
反対側に進むとカランコロン岩方面で、ここは後ほど行くことになります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014・2018年12月頃)
三叉路からものの数分で760mピークに到着しました。
ここが比叡山の頂上とされていますが、カランコロン岩は標高864m、さらにルート終端に有る「稗ノ山」が標高918mとなっており、どこを頂上とするのかは諸説有る様ですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
760mピークは樹林帯の中に有りますが、北側は展望が得られるので堪能していきましょう。
ツツジなどの花が咲き乱れる春、そして紅葉の秋は確かに美しいですが、空気が澄み渡る冬の景色もまた素晴らしいですね。
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比叡山を代表する名所「カランコロン岩」に行こう
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
760mピークで展望を楽しんだら、いよいよ比叡山最大の名所である「カランコロン岩」に行ってみましょう。
距離はおよそ1km弱、標高差も100m程度で、所要時間は約30分といった所です。
全体的に歩きやすい道ですが、岩の手前に梯子場が有ります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
約30分の行程で標高差はわずか100m程度、しかも大部分は梯子で登るので、道中の高低差は些細な物です。 道も明瞭なので迷う事はまず有りません。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ルート上には名も無き展望所が有り、ここからの展望も見事。
低山でもこれだけの素晴らしい展望が得られる訳ですよ!
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
高低差の余りない道ですが、所々に展望所や巨石などが点在し、所要時間の30分はあっと言う間に過ぎてしまいます。
この辺を歩いていると、比叡山が険しい岩場を持つ荒々しい山とは思えないですね。
カランコロン岩の直前に有る難所の梯子場
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
一般ルートに限れば難所がほとんど無い比叡山ですが、数少ない難所がこの梯子場です。
巨大な岩の間にルートが有り、三つの梯子を経由して登った先がカランコロン岩です。
確かに難所と言える場所ですが、大崩山のそれに比べると難しくは有りません。
落ち着いて行きましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
最初に短い梯子を登って少し進むと、続いて2番目の長い梯子が登場。
梯子の裏側にはかつて使われていた古い梯子が残っているのが見えます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
最後の梯子を登って振り返って見た様子です。
ご覧のように非常に狭い為、すれ違いが困難なので譲り合って通過しましょう。
それにしてもこの隙間、やはり一つの巨大な岩が割れて出来たのでしょうか?
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年12月頃)
実は、カランコロン岩の反対側に回り込む迂回ルートが存在します。
梯子場が苦手な人に好適なので、必要に応じて活用しましょう。
・・・と言いたいところなのですが、2014年末当時には有った案内板が、2018年末に来たら見当たらなくなっていました。
反対側に有ったはずの案内板も見当たらず、分岐が非常に分かりにくくなっています。
単に看板が朽ち果てて無くなっただけなのか、それともルートが廃道になってしまったのかは不明なので、利用を考えている方はご注意を。
巨大な岩と大展望に圧倒されるカランコロン岩
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
梯子を登れば、もうそこがカランコロン岩の上です。
なだらかな曲面を持つ超巨大な岩で、10数人ほどがくつろげる程のスケール!
大崩山の七日廻り岩と並ぶ名物だと思うのですが、残念ながら全景を眺める事は困難ですね。
ひときわ高くなっている岩に看板が設置してあり、ロープで上に登る事が可能です。
この岩のみがカランコロン岩なのか、それともこの辺の岩全てがそうなのかは不明です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014・2018年12月頃)
前述の様に岩のさらに上まで登れるのですが、ほぼ垂直に切り立った岩には手がかり・足がかりがほとんど無く、頼りのロープも短くて、なかなか登る事が難しい状況。
ロープの強度も心配ですが、それ以上に登りはともかく、降りる際にかなり危険な気がするため、実は私は未だに登ったことが有りません。
もし登るならば、くれぐれも事故の無いように慎重に。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
このカランコロン岩、ご覧のように大きな裂け目が入っており、ここに石を落とすとカランコロンという音がすると言うのが名前の由来だとか。
今はまだ小さな(?)裂け目ですが、あと数百年もすると完全に割れてしまうのでしょうか。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
カランコロン岩からはご覧のように360度の大展望!
南側登山口からなら2時間弱で来られるので、是非ともこの景色を見に来て欲しいですね。
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比叡山の最高地点である「稗ノ山(ひえのやま)」へ
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
右奥に見えるひときわ高い場所が、比叡山の最高地点である「稗ノ山(ひえのやま・918m)」で、ここからは片道20分といったところです。
一旦鞍部に下って登り返しますが、標高差はそこまで大きく有りません。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
まずはカランコロン岩を降りて稜線に進みましょう。
写真で見ると恐ろしく見えるかも知れませんが、岩はグリップが効いて滑りにくく、補助ロープも有るので慎重に行けば大丈夫です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
稜線に入ると直ぐに大きな紅梅が有るので、ここはロープに頼って通過しましょう。
帰りはここを登り返す訳ですが、行程は短いのでさほど苦にならないと思います。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ヤカタガ岩屋程の規模ではありませんが、コースの周囲には様々な岩屋が点在しており、いざという時のビバーク地点として活用できそうですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
カランコロン岩の直後は急勾配が有るものの、その後は穏やかな登山道が続き、およそ20分程で三等三角点の有る比叡山最高地点「稗ノ山(ひえのやま・918m)」に到着。
途中でカランコロン岩を迂回するルートの分岐が有るはずなのですが、やはりこちら側も目印が無くなっていて判然としない状態でした。
稗ノ山の地形は760mピークと似ており、基本的に樹林帯の中に有り、南側・北側がある程度開けていますが、カランコロン岩ほどの展望は有りません。
三叉路から南側登山口へ下山
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
稗ノ山からの展望を楽しんだら、カランコロン岩を経由して三叉路まで戻り、ここから南側登山口へのルートに入ります。
これといった展望所は有りませんが、コースは明瞭で難所も無い最短ルートなので、下山時のコースに組み込むと良いでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2018年12月頃)
ある程度下ると植林帯に入り、それを抜けると展望が開けて駐車場や矢筈岳などが見えて来ます。
このコースはとても歩きやすいので、カランコロン岩のみを目的としたプランの場合はここを往復すると良いでしょう。
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宮崎県の山岳情報ならこの一冊!
2018年にリニューアルされ、地図の情報も増えてより役立つ一冊に。