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丹沢主稜線から主脈線への縦走
神奈川県を中心とした地域にまたがる広大な丹沢山地。
多数の山と登山道が存在しますが、「丹沢主脈」と「丹沢主稜」と呼ばれる長大な稜線・尾根道が存在し、
今回はそこを繋いで日帰りで縦走します。
西丹沢自然教室から檜洞丸まで登り、そこから主稜線を歩いて丹沢最高峰の蛭ヶ岳へ。
そして主脈線へ入って丹沢山・塔ノ岳を経由し、大倉尾根を下って大倉登山口へ降りる、
総延長20km以上、標準コースタイム12時間近くのロングルートです。
距離が長い上に日が短い11月なので、日帰りで歩くには少々大変なプランですが、
自分の体力・脚力の見極めを目的としてチャレンジしてみました。
このコースは展望が素晴らしく、コース上の各地点には有人小屋が点在するので、
可能であれば途中で一泊してゆっくり楽しむのが良いと思います。
- あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
- 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
- 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。
縦走の拠点となる西丹沢自然教室
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
このコースの拠点となる「西丹沢自然教室」にはトイレや登山届け提出口が有ります。
飲料水の自販機以外は特に無かったと記憶しているので、弁当などは事前に用意しておきましょう。
小田急新松田駅からはバス移動が基本となりますが、本数や所要時間(約1時間)が難点です。
私は時間節約の為、駅前からタクシーで移動しました。(およそ1万円弱)
JR御殿場線を利用する場合は谷峨駅や山北駅からだともっと安く移動出来そうです。
駐車場も有るので、ピストン登山で有れば自家用車やレンタカー利用も有りですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
自然教室からは少し舗装路を歩いて登山口を目指します。(5分程度?)
間違って「畦ヶ丸(あぜがまる)」の方へ行かないように注意してください。
途中にある名物(?)「ラブリー号」の看板を過ぎ、しばらく進むと右手に登山道入り口があります。
割と地味な佇まいなので、うっかり見逃さないように注意しましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
この付近には多少の勾配はありますが、傾斜は緩くてさしたる難所もありません。
登山道は十分整備されており、看板も豊富なので道を外す事はないでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
樹林帯なので展望はあまり有りませんが、逆に新緑や紅葉の時期は見所満載となります。
やがて東沢が近くなると徒渉地点はもうすぐです。
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ゴーラ沢出合いを過ぎると本格的な登山道へ
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
登山口から1時間程度で「ゴーラ沢出合い」に到着します。(出合い=沢と沢の合流地点)
ここで沢を徒渉しますが、橋は架かっておらず、適当な石を足場にして徒渉します。
平常時は特に問題有りませんが、増水時は危険なので絶対に無理をしてはいけません。
当然ですがゴアテックス等の防水仕様の登山靴は必須です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
徒渉地点から少し上流の方へ行くと、コンクリート造りの階段が有ります。
ここから檜洞丸頂上までは、およそ3km・2時間の道のりです。
この先は傾斜や地形が厳しくなり、登山道も本番開始と行った感じとなります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
東沢を左手下に見つつ登っていくと、所々に休息用のベンチが有ります。
朽ち果てた滑車の土台らしき物が有りましたが、工事の荷揚げにでも使用したのでしょうか?
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
何カ所か笹藪の中の道を通りますが、登山者が多いので盛夏でも大丈夫だと思われます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
途中に数カ所有る展望台からは富士山の素晴らしい展望が!!
やはり降雪後の富士山は美しいですね。 夏に登った登山道がはっきりと確認できます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
コースの中盤辺りには切れ落ちた場所なども有りますが、慎重に歩けば問題有りません。
丹沢では珍しい梯子も有りますが、頑丈に整備されているので安心です。
木道に出れば檜洞丸頂上はもうすぐ
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
梯子を過ぎてしばらく進むと傾斜も緩やかになり、丹沢お馴染みの木道も出現します。
こういった広い尾根は道迷いし易い所ですが、木道が有れば迷う心配は有りません。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
木道の間に鎮座するこの巨大な株。 中は空洞となっており、このコースのシンボル的存在です。
途中にはソーラーパネルが有るのですが、何に対して電力を供給しているのかは不明です。
頂上の小屋までは距離が有るし、何らかの観測機械でも有るのでしょうか?
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
さらにひと登りすると「檜洞丸(ひのきぼらまる・1601m)」の頂上へ到着です。
樹木が多めなので夏場は展望が少ないかも知れませんが、広々としていてくつろげます。
頂上からは蛭ヶ岳方面と熊笹ノ峰方面への道が分岐しているので間違えないようにしてください。
蛭ヶ岳方面へ数分ほど下ると青ヶ岳山荘が有ります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年11月頃)
檜洞丸の頂上から蛭ヶ岳方面へ少し下ると「青ヶ岳山荘」が有ります。
「青ヶ岳」は檜洞丸の別名で、それが山小屋の由来となっています。
食事付きで宿泊できる有人小屋で、宿泊する際には予約が必要です。
小屋の横にはチップ制のバイオトイレが有るので活用してください。
(リンク)青ヶ岳山荘の公式サイト
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