現在地   Topページ登山Top > 大崩山Top


HOME

Sight Map

登山TOP



スポンサーリンク


大崩山イメージ

自然の美しさと難易度の高いルート、九州随一の名峰・秘境の大崩山

「大崩山(おおくえやま)」とは、九州の宮崎県に有る標高1644mの山です。
難易度の高い山として有名ですが、名前からして既に難しく、初見で「おおくえ」と読める人は少ないでしょう。
宮崎県には他にも「行縢(むかばき)」や「祝子(ほうり)」など、難解な地名が色々有ります。

素晴らしい名峰ですが難易度は高く、体力面に加えて高い技術力も必須です。
6~8時間程度を走破できる体力、岩場や梯子場等を確実にクリアできる技術と精神力が必要です。
特に深く切れ落ちている難所が続くため、高所が苦手な人は注意してください。

それらの難所を越えて得られる達成感と絶景を味わえば、必ずや大崩山の虜になることでしょう。
私は八ヶ岳連峰や日本アルプス等も経験していますが、それらと比べても全く引けを取らない、全国レベルの名峰だと確信しました。

九州遠征してでも登る価値はアリ! そう思う名峰です。



  • 最終更新日:2018年4月
  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

大崩山へのアクセス方法

大崩山は宮崎県延岡市に位置し、九州山地の奥深くに有り、市街地からは車で約1時間ほどです。

最寄りの集落までは宮崎交通の路線バスが有りますが便数が少なく、終点から登山口までは徒歩で約1時間かかるので使いにくいです。
大崩山へは自家用車かレンタカーを利用するのが無難でしょう。


なお、大崩山には「祝子川登山口(ほうりがわ)」「宇土内谷登山口(うどうちたに)」という二つの主要な登山口があります。
この中で大半の人が利用しているのが「祝子川登山口」なので、今回はそちらへのアクセス方法をご紹介します。

「宇土内谷登山口」への行き方は別のページで案内しているので是非ご覧ください。
双方とも特徴の有る場所&ルートで、それぞれ異なった魅力があります。


祝子川登山口へ自家用車で行く場合、東九州自動車道の「延岡インター」で降りて、祝子川沿いに県道207号線をひたすらさかのぼってください。
途中で大きな廃校の横を過ぎますが、その直後にあるY字路を右へ進んでください。

やがて「祝子川温泉・美人の湯」が見えて来ますので、そこから車で10分程で登山口に至ります。
なお、大崩山周辺に買い物可能な店舗は無いので、必要な場合はこの延岡市の市街地で済ませておきましょう。

また、大分県の国道326号線沿いの「道の駅宇目」付近から分岐する林道からも行けます。
案内板が出ているので見落とさないようにしてください。
道は全線舗装されていますが、見通しの悪い狭い箇所が多いので注意しましょう。


なお、カーナビをセットする場合ですが、もし「大崩山(おおくえやま)」で検索できない場合は「祝子川温泉(ほうりがわおんせん)」にセットしてください。
祝子川温泉に着いたら、道沿いにさらに10分程度進めば右手に登山口が現れます。


スポンサーリンク


関東や中部などの遠方から大崩山に行く場合、まずは空路で宮崎か大分まで移動しましょう。
これらの諸空港へは羽田空港や中部空港から主要航空会社が乗り入れていますが、中でもオススメなのがソラシドエアです。

ソラシドエア(スカイネットアジア航空)は九州エリアに強く、豊富に用意された宮崎線と大分線は、遠方から大崩山に行く際に非常に便利です。
空港からはレンタカーを利用すれば、公共交通機関の乏しい大崩山まで快適に移動出来ます。

  • 路線バスは本数が少ないので、自家用車かレンタカーをオススメします。
  • 東九州自動車道を利用する場合は延岡インターで降ります。
  • 降りた後は県道207号線をひたすら進みます。
  • カーナビは「大崩山」か「祝子川温泉」にセットしましょう。
  • 飛行機を利用する場合はソラシドエアが便利!

スポンサーリンク


大崩山周辺の宿泊施設・買い物・食事の拠点

近隣には民宿「大崩の茶屋」「渓流荘」「祝子川キャンプ場」等が有ります。
また、温泉「美人の湯」では駐車場の敷地を幕営場として開放しているようです。
利用方法や営業期間などは必ず現地に確認してください。

以前は大崩の茶屋の近くに商店が有りましたが、現在は営業していません。
他は自販機程度しか無いので、買い物は必ず市街地で済ませておいてください。
食事は美人の湯に食堂が有る他、各民宿で翌日のお弁当を注文できるようです。

登山口から登山道を30分程進んだ場所に無人の山小屋「大崩山荘」が有ります。
数十人が宿泊可能な大きく立派な小屋で、トイレも有り。


大崩山の登山シーズン

ほぼ一年を通じて登山可能ですが、真夏と真冬は注意が必要です。

南国として知られる宮崎県ですが、場所と季節によってはかなり冷え込みます。
坊主尾根コース等では真冬に凍結する箇所が有り、アイゼンは必須です。
氷瀑も有り、アイスクライミングの場としても知られているようですね。

また、8月は猛烈に暑いため、冬とは違った難易度の高さが有ります。
標高が2千m未満で樹林帯の歩きが多いため非常に蒸し暑く、相応の水が必要です。
草木が生い茂るため、登山道の一部が分かりづらくなる点にも注意しましょう。


大崩山のルート状況

ズバリ「初見殺し」の山で、入念な下調べが必須です。
市販の地図は情報が不足しており、頼り切ってしまうのは問題があります。

例えば「山と高原地図」では「祖母・傾・大崩山」に収録されていますが、残念ながら大崩山に関しては情報が不足しており、特に多数有る細かい分岐に関する情報が足りません。
個人的には大崩山だけで一冊に纏めて欲しい位ですね。

もちろん地図は必要ですが、不足分を他の媒体で補う必要があります。
頂上へ向かう予定なのに三里河原方面へ進んだり、大崩山の目玉とも言える展望所である和久塚などを見落とす人が多いようです。

とにかく入念な下調べが必要で、ぶっつけ本番では非常に危険です。
コースの分岐が多いので、先行する人と自分の目的地が同じとは限りません。


人気の高い山なので基本的に整備されていて踏み後も多いですが、一部迷いやすい箇所が有ります。
・大崩山荘前の徒渉地点を渡った直後や、袖ダキ~上和久塚の間。
・三里河原コースの吐野(最初の徒渉地点)から先。
上記の箇所は踏み後が不明瞭な箇所が有り、ルートから外れないように注意してください。

前述の様に大崩山はコースが豊富ですが、熟達者向けのルートも多いです。
「二枚ダキコース」や「モチダ谷コース」等は荒れていて目印も乏しい為、初心者は絶対に入らないようにしましょう。


ルート上の梯子やロープ等は場所によって状態はまちまちです。
中には劣化していたり不安定な状態の物が有るため、取り付く前に必ずチェックしてください。

また、大崩山に限った事ではありませんが、一度に複数人で取り付くと非常に危険です。
必ず一人ずつ通過するようにしましょう。


花崗岩の岩稜地帯を登る山ですが、一方で徒渉地点が多いのも特徴の一つです。
坊主尾根・湧塚尾根・三里河原全てのコースで大規模な徒渉地点が存在します。

基本的に濡れずに渡れるので、地形を慎重に見極めましょう。
ただし、増水時は徒渉不可になる場合も有ります。


スポンサーリンク

山と高原地図 祖母・傾 大崩山 (山と高原地図 59)

山と高原地図 祖母・傾 大崩山 (山と高原地図 59)

大崩山を中心とした周辺の山域を把握するのに好適。

宮崎県の山 (新・分県登山ガイド)

宮崎県の山 (新・分県登山ガイド)

宮崎県全域の登山情報はコレが一番。大崩山関連も充実。


大崩山に関するその他のアドバイス

非常にコースが長く時間が掛かるので、なるべく早出を心がけてください。
周回コースの場合、全行程を7~8時間と想定し、朝6時までには登山開始するようにしましょう。
そして中間地点である頂上やリンドウの丘には、遅くとも正午までには到着したいところです。

序盤と終盤は樹林帯を歩くので、暗い時間帯に行動するのはお勧めできません。
もちろんヘッドライトは必須ですが、有っても転倒や道迷いの危険が有ります。


ストックを持ってくること自体は良いのですが、持てあます可能性が高いですね。
両手を使う難所が非常に多く、ストックは逆に邪魔です。

収納するのが面倒だからとストック片手に危険地帯を通過するのは絶対に辞めましょう。
危険地帯における必須技術である三点支持(三点確保)が出来なくなります。
最悪の場合、他人を巻き込んで死ぬことになります。 横着な行動は事故の元ですから。

坊主尾根コース・湧塚尾根コース共にヘルメットの着用を強くお勧めします。
また、両手を使う場所が多いので、グリップ力の有るグローブが有ると有効です。


大崩山の各所には絶景ポイントが多数有りますが、基本的にその付近は深く切れ落ちた断崖絶壁になっています。
いずれも数十~数百メートル程切れ落ちており、転落したらまず助かりません。
危険な場所には必要以上に近づかないようにする事が大切です。
特に積雪や凍結の有る冬場は注意してください。

また、岩をよじ登る場合、登れるかだけではなく、降りる事も出来るかどうかに留意してください。
登ってはみたものの、段差が高すぎて降りられなくなる危険性が有ります。
他の山にも共通する事ですが、岩場は登る時よりも降りる時の方が遥かに危険で怖い物です。


このページのTopへ戻る


スポンサーリンク


技術・体力面でも相当難易度の高い大崩山

総合的に難易度が高く、登山初心者や体力の劣る人はもとより、大崩山の初心者にも敷居は高いと言えます。 可能ならば大崩山に精通した経験者とパーティーを組んで臨んでください。

祝子川登山口を起点とした主要各コース共に行程が6~8時間と長く、しかも急勾配などで体力の消耗も激しいので、健脚者向けと言えます。
丹沢・大倉尾根や北ア・合戦尾根を問題無く登れる程度の体力は欲しいですね。


最も人気のあるメインの周回ルート「湧塚(和久塚)尾根コース」「坊主尾根コース」には梯子・ロープ等が数十箇所も存在し、岩場も多数。
スラブをロープで上り下りするシーンも多く、三点支持のスキルは必須です。
周回コースには大規模な徒渉が有り、地形を見極める能力も必須です。

三里河原コースは標高差こそ少ないですが、序盤に難所が有るので侮れません。
また、沢沿いのコースなので徒渉地点が多数有り、こちらも要注意です。

どのコースも道が不明瞭な場所が有り、ルートファインディング能力が必要です。
特に草木が生い茂る夏場は道が分かりにくくなるので注意しましょう。


前述の様に三点支持の技術は必須で、徒渉や道迷いにも注意が必要です。
標高はさほど高くない山ですが、難易度は下手な北アルプスの山よりも遥かに高いと言えます。
両神山・戸隠山・妙義山などに近いイメージかも知れませんね。


難所の梯子場。 難所の梯子場。
スラブの降下。 岩稜地帯とロープ。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

絶景が楽しめる大崩山ですが、それを見る為には多くの難所を突破しなければいけません。
最もメジャーな一般ルートにおいても、梯子場やロープ場が50箇所以上も存在し、大規模な徒渉も有ります。

また、絶壁をトラバースする難所も多く、三点支持などの基本技術も必須です。
言うまでも無いことですが、ヘルメットとグローブの着用は必須だと思ってください。

登りも下りもかなりの急登なので、サポートタイツなども検討しましょう。
余りにも多くの梯子・ロープがある為、ストックは持てあますかもしれません。


上湧塚への登り。 象岩トラバース。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

左は「上湧塚」に登るルートで、見ての通りの急斜面をロープで登ります。
なお、ここへはルート上無理に登る必要は有りません。
しかし、絶景を堪能するためにはチャレンジする価値はあります。

一方、右は「象岩」と呼ばれる名物岩の足下をトラバースする難所です。
ここは人気の周回ルート上にあるため、通常は必ず通過することになります。
足下は深く切れ落ちており、三点支持の技術と冷静さが求められます。

これらの難所はほんの一部で、まだまだ他にもたくさんの難所が存在します。
大崩山に来る前に、他の山で梯子・ロープ場や岩場に慣れておきましょう。
また、できれば大崩山に慣れた人とのグループ登山が望ましいです。
いずれにしても相当難易度は高いと心得てください。


このページのTopへ戻る


感動間違い無しの絶景が楽しめる大崩山

標高1700m弱の山ですが、絶景ポイントが豊富に有って飽きさせません。
遠くの景色を楽しむというより、山その物の景観を楽しむという感じですね。

豊かな自然と圧倒的な巨岩が織りなす素晴らしい展望が味わえます。
難所を越えた先に有る絶景と自然の美しさは、全国レベルの名峰と断言できます。

地形的にも体力的にも難易度は高いですが、それ故に歯応えと達成感も格別でしょう。
難所に挑む歯応えを求める人、渓流の風景が好きな人などにお勧めです。


小積ダキ。 湧塚群。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

大崩山を象徴する名所は多数有りますが、中でも有名なのはこの二箇所。
左は「小積ダキ」、右は「湧塚」と呼ばれる花崗岩の巨岩群です。
いずれも数百メートル切れ落ちている大絶壁で、目がくらみそうな絶景です。

大崩山の最大の特徴は「絶景を眺めて終わりでは無く、そこがルートに組み込まれている」という点で、絶景を遠くから眺めた後は、今度はその場所から景色を眺めるという訳です。

なお、道中の看板には「小積ダキ」などの固有名詞が書かれてあるので、
それらが何を意味するかは事前に確認しておいてください。 道を間違う可能性が有ります。


七日廻り岩。 和久塚と小積ダキ。
湧塚尾根。 大迫力の小積ダキ。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

大崩山には先ほどの「小積ダキ」や「湧塚」等の名所が多数有ります。
特に各所に点在する巨大な奇岩は最大の見所と言えます。

また、大崩山には多数のルートが存在し、季節や目的等に応じて多彩なプランが取れます。
難所を迂回するルートも有るため、実力に応じてルートを練ってみましょう。
いずれにしても一回や二回では味わい尽くせない、奥深さを持った山と言えます。


名物アケボノツツジ。 豊かな自然。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

絶景が注目されがちな大崩山ですが、多彩な植物群も見所の一つ。
特に春からゴールデンウィークにかけてはリンドウやアケボノツツジなどが咲き乱れ大変美しいです。 難所を迂回しつつ、のんびり植物を楽しむのも良いでしょう。



スポンサーリンク


次のページへ進む

登山コーナーのTOPへ戻る



関連記事(一部広告を含む)

Page Top