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表銀座イメージ

槍ヶ岳と上高地を結ぶ、22kmもの長大な槍沢ルート

槍ヶ岳への登頂も果たし、二泊三日の北アルプス・表銀座縦走もいよいよ最終日。
(厳密に言うと昨日の時点で表銀座縦走コースは終了していますが。)
最終日の今日は槍ヶ岳山荘から槍沢ルートを通って上高地へ下山します。

上高地までは22kmもの長い距離が有って一見大変ですが、このルートは大半が平坦で難所は少なく、ほぼ下り一辺倒で傾斜も大したことはありません。

従って、距離は長いですが、これまでで一番楽なコースでもあります。
特に後半は平坦な林道歩きなので、前半さえ終われば後は気楽な物です。 頑張りましょう。


「槍沢ルート」概要

  • コースタイム:6時間程度(下り)
  • 小屋:槍ヶ岳山荘、殺生ヒュッテ、槍沢ロッヂ、横尾山荘、徳沢園、徳沢ロッヂ、他
  • 分岐:天狗原分岐、大曲分岐、その他に横尾・徳沢・新村橋などに分岐有り
  • 難所:槍沢ロッヂと横尾の間に崩壊地有り、季節によっては雪渓有り

  • 初回公開日:2014年
  • 最終更新日:2018年3月

  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載等は厳禁。 判明した場合は対処します。

槍ヶ岳に別れを告げ、上高地を目指してひたすら下る最終日

槍ヶ岳を背に帰路に就く。 迷いやすい岩場。
槍ヶ岳を背に帰路に就く。 槍ヶ岳を背に帰路に就く。
槍ヶ岳を背に帰路に就く。 槍ヶ岳を背に帰路に就く。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月・2016年10月・2017年9月頃)

最終日は上高地までの22kmをひたすら下る、とても長いロングルートとなります。
距離は長いですがさしたる難所は無く、小屋も豊富にあるので休息場所には困りません。
槍ヶ岳の勇姿を目に焼き付けたら、一路上高地に向かって出発!

なお、この辺の岩場はうっかり道を外れそうになる事が有るので注意してください。
足下だけでは無く、時々遠方を見て今後のルートを確認する事が重要です。

  • 岩場はルートを外れやすいので注意。
  • ルートの先を見渡して、これから歩く方向を把握するのがコツです。

播隆窟。 播隆窟。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月・2016年10月頃)

槍ヶ岳への初登攀を果たした播隆氏が使用したと言われる岩屋「播隆窟(ばんりゅうくつ)」です。
中はかなり狭く、一時的な避難所として何とか使えるレベルでしょうか。


美しい山脈。 美しい山脈。
明瞭な登山道。 明瞭な登山道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

槍沢ルートは沢筋を下るので、両側の雄大な山脈に挟まれる形で歩きます。
特に右手に見える、大喰岳から南岳に繋がる稜線が絶景ですね。

岩場を過ぎれば道は明瞭になり、迷うような箇所はありません。
森林限界も過ぎ、周囲には豊かな植物が姿を現します。


梓川の源流。 梓川の源流。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

この付近には上高地まで続く梓川の源流があり、徒渉や水場もチラホラとあります。
非常に冷たくて気持ちよく、休息にはもってこいの場所です。

  • 徒渉地点は複数有りますが、いずれも小規模なのでご安心を。

槍沢の紅葉。 槍沢の紅葉。
槍沢の紅葉。 槍沢の紅葉。

*画像クリックで拡大。(撮影:2017年9月頃)

岩山として有名な槍ヶ岳は紅葉とは無縁の様に思えますが、天狗原分岐辺りまで下ってくると樹林帯が出現し、ご覧のような紅葉が楽しめます。

雪渓が溶けて天狗池が出現する時期でもあるので、天狗原分岐に荷物をデポして、天狗池へのショートトレッキングなどもオススメです。


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真夏でも残る槍沢の雪渓を越える

夏でも残る雪渓。 夏でも残る雪渓。
夏でも残る雪渓。 夏でも残る雪渓。
秋でも残る雪渓。 秋でも残る雪渓。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

ババ平と槍ヶ岳の間には雪渓があり、基本的に夏山シーズン中にも雪が残っています。
雪の量は毎年異なりますが、9月頃から概ねアイゼン無しでも通過できるようになります。

ただし、万全を期す為に、必ず現地の山小屋に状況を問い合わせるようにしましょう。

  • 雪の量は年や季節により大きく異なります。 必ず確認を。

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大曲と天狗原の分岐点

天狗原への分岐点。 水俣分岐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年10月頃)

槍ヶ岳から槍沢ロッヂまでの間には複数の分岐点が存在し、東鎌尾根や南岳付近の稜線へ行くことが出来ます。 上手く使えば便利なルートです。

「槍沢天狗原分岐」「南岳小屋近くの稜線」へ繋がるルートが分岐し、「槍沢大曲分岐」は東鎌尾根の「水俣乗越」へ繋がるルートが分岐します。
どちらも縦走やエスケープルートに活用できる便利なルートなので、是非把握しておきましょう。


ババ平のテント場と入浴可能な山小屋「槍沢ロッヂ」

ババ平のキャンプ場。 ババ平のキャンプ場。
ババ平のキャンプ場。 バイオトイレ。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月・2016年10月頃)

水俣乗越への分岐点を過ぎると「ババ平」に到着。
かつて存在した槍沢ロッヂの前身となる小屋は雪崩により崩壊し、現在はテント場となっています。
なお、テント場はこの広場だけでは無く、付近の河原にも有ります。

テント設営の申請はここから1km程下った先にある槍沢ロッヂで行います。(徒歩約20分程)
二年ぶりに訪れてみると、2014年当時には無かったバイオトイレが設置されていました。


穏やかな登山道。 穏やかな登山道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

ババ平を過ぎると登山道の傾斜も緩くなり、非常に歩きやすい道が続きます。


槍沢ロッヂの外観。 槍沢ロッヂの外観。
望遠鏡と槍ヶ岳。 望遠鏡と槍ヶ岳。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月・2016年10月頃)

ババ平から20分程で「槍沢ロッヂ」に到着。 ここでは入浴も可能です。(宿泊者のみ)
ロッヂの前に設置してある望遠鏡は槍ヶ岳に向けられており、自由に覗いて見ることが出来ます。

なお、ババ平のテント場は槍沢ロッヂが管理しているので、受付はここで行います。
忘れてテント場まで行ってしまうと悲惨な事になるのでくれぐれもご注意を。

  • ロッヂとテント場が離れているので、受付や買い物は先に済ませましょう。

梓川沿いの登山道。 梓川沿いの登山道。
梓川沿いの登山道。 梓川沿いの登山道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

この付近になると梓川の水量も多くなりました。
沢沿いの樹林帯という事もあり、真夏でも比較的涼しい快適なトレッキングが楽しめます。


気持ちの良い登山道。 橋も多数有り。
冷たくて綺麗な沢。 平坦な登山道。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

槍沢ロッヂから横尾までは約1時間程の距離です。
横尾に近づくにつれて道は段々平坦になり歩きやすくなります。


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槍ヶ岳・穂高岳・蝶ヶ岳への分岐点である横尾

蝶ヶ岳への分岐点。 賑わう横尾山荘前。
横尾大橋。 キャンプ場。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

槍ヶ岳からおよそ3時間で「横尾」に到着しました。
ここは槍ヶ岳・涸沢(穂高岳)・蝶ヶ岳・常念岳へのルートが分岐する交通の要所で、早朝から日没までいつも大勢の登山者で賑わっています。

ここに有る横尾山荘や横尾野営場を拠点にして、周囲の山にピストン登山する人も多様ですね。

  • 横尾から先はほぼ1時間毎に施設が有るので、距離の目安にしてください。

明神岳の絶景。 美しい梓川。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

本格的な山道は横尾で終わり、ここから上高地までは平坦な林道となります。
距離は11km、標準コースタイムで3時間と長いですが、梓川越しに見える穂高連峰の眺めは最高です。 バスの時間に余裕があればのんびり行きましょう。


徳沢園。 明神館。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

横尾と上高地の間に有る徳沢と明神には旅館や小屋が有り、休息はもちろん宿泊も可能です。
それぞれ歩いて1時間程度の位置に有るので、長い林道歩きの目安にしてください。

  • 中で食事をする場合はザックを外に置きましょう。

河童橋周辺。 河童橋周辺。
河童橋周辺。 河童橋周辺。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月・2016年10月頃)

「河童橋」は上高地を代表する名所で、バスターミナルから徒歩5分程度の場所に有ります。
いつも繁華街の様に賑わっており、軽装の観光客と重装備の登山者が入り乱れて大変な活気です。


上高地観光センター。 上高地観光センター。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月・2016年10月頃)

上高地バスターミナルの周辺には売店や食堂の他、トイレやインフォメーションセンター等各種施設が有り、まさしく登山の一大拠点といった様相です。

近隣には各種ホテルや旅館、キャンプ場等の他、入浴施設(森のリゾート小梨、他)が有るので、ここで旅の疲れと汚れを落としていきましょう。

上高地にはATMが存在せず、郵便局での引き出しも出来ません。
なので、現金は多めに用意しておかないと何も出来ないので注意してください。

また、バスは混雑で満席となる事が多いので、なるべく早めにチケットを押さえておきましょう。
特に都心方面への高速バスは便数も少ないため、オンラインで予約しておくことをお勧めします。

  • 手持ちのお金は余裕を持って用意しておきましょう。
  • 帰りのバスは必ず予約しておくように!

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展望に優れるもう一つのルート「上高地自然探勝路」

明神橋。 明神橋。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

これまでは梓川の左岸沿いのルートを紹介してきましたが、実は右岸にもルートが有ります。
上高地から明神の間に有る「上高地自然探勝路」と呼ばれるコースです。

自然探勝路へは上高地から行く場合は河童橋を、明神からは明神橋を渡ります。
左岸ルートよりも30分程度時間が掛かりますが、梓川沿いの自然溢れる大変美しいコースで、時間に余裕が有れば是非行って欲しい場所ですね。

また、岳沢経由で前穂高岳に登る重太郎新道はこのコースの途中で分岐しています。

  • 左岸コースよりも30分程時間が掛かるので、バスの時間に注意!

上高地自然探勝路。 上高地自然探勝路。
上高地自然探勝路。 上高地自然探勝路。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

たっぷりと森林浴をしながら歩く自然探勝路。 上高地の名所の一つと言えるでしょう。
もちろん難所などは無い平坦なコースなので、一般の観光客でも安心して歩けます。

ただし、街灯などは特に設置されていないので、日没の時間には注意してください。
また、この付近でも熊や猪の目撃情報が有るのでご注意を。


岳沢への分岐点。 アルプスの絶景。

*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)

岳沢・重太郎新道経由で前穂高岳へ向かうルートは自然探勝路から分岐しています。
自然探勝路の途中からは前穂高岳を眺めることも出来ますが、何度見ても絶景ですね。


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