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北アルプス
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表銀座を縦走して燕山荘から大天井岳方面へ
合戦尾根から槍ヶ岳へ至るルートは「表銀座」と呼ばれ、北アルプス屈指の人気コースです。
最低でも二泊三日を要する長いコースですが、遥か遠くに見える槍ヶ岳が少しずつ近づいてきて、ついにその頂に立ったときの感動は言葉では表現できません。
私もアルプス最初のコースをとして表銀座を選びましたが、感動の連続で一生の思い出になりました。 一度は歩いて欲しいオススメのコースです!
この頁では燕山荘付近から大天井岳の手前までをご紹介します。
中房温泉を早朝にスタートできれば、一日で大天井岳まで到達できます。
二泊三日で最終目的地の上高地に降りるためには、初日は大天井岳まで頑張りましょう。
「表銀座・燕山荘~大天井岳」概要
- コースタイム:3時間程度
- 小屋:燕山荘、大天荘、大天井ヒュッテ
- 分岐:大天井岳直下の分岐
- 難所:喜作レリーフ付近の鎖場
- 初回公開日:2014年
- 最終更新日:2018年3月
- あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
- 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
- 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。
燕山荘から稜線歩きで大天井岳方面へ
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
合戦尾根から見て右手へ進むと燕岳方面。
逆に左手へ進むと槍ヶ岳へと続く「表銀座縦走コース」です。
合戦尾根は「北アルプス三大急登」と呼ばれる急登でしたが、今度は一転して穏やかな稜線歩きとなり、ひたすら絶景が続く素晴らしい縦走が楽しめます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
燕岳と同様に、この付近も花崗岩の美しい景色が広がっています。
特徴的な岩の数々を眺めているだけでも飽きない楽しいコースですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
燕山荘から1.2kmの場所に「蛙岩(げえろいわ)」と呼ばれる大きな岩があります。
燕岳のイルカ岩と違い、どの角度から見れば蛙に見えるのかがよく分かりませんが、巨大で特徴的な岩なのは間違い有りません。
遠くに大天井岳、そしてさらに奥には槍ヶ岳の勇姿。
この二つをはじめとした数々の雄峰を長めならの稜線歩きは楽しいの一言。
特に槍ヶ岳は表銀座を歩いている間はほぼ常時視界に入っており、遥か遠くの目的地へ一歩一歩近づくという達成感を味わえます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
燕岳と大天井岳のほぼ中間地点にある「大下り」。
その名の通り、ここから急登(この場合は下り)が始まります。
遠くに見える雄大な槍ヶ岳を見つつ、一旦休息していきましょう。
- 大下りから先には大きなアップダウンが有ります。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
稜線沿いにある樹木の多くが片側に向けて傾いています。
森林限界付近の稜線と言う事で、常時強烈な風に晒されるのでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
大下りノ頭から喜作レリーフにかけて、このエリアの中では大きなアップダウンが有ります。
そろそろ疲れが溜まる頃ですが、難所は無いので慌てずにゆっくり登りましょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
ご覧ください、この雄大な縦走路を!
森林限界を超えた場所にあるコースなので、コースの先までハッキリ見えます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
左はこれまで歩いてきた燕岳方面。右はこれから向かう大天井岳方面です。
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喜作レリーフと付近の梯子場&鎖場
燕山荘から大天井岳の直前の分岐点までは、これと言った危険箇所はありません。
唯一とも言える難所は、分岐点の直前にある「切通岩」の鎖場・梯子場です。
難所と言っても、あくまでこのコース上での話であり、落ち着いて通過すれば大丈夫です。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
岩場には十分な手がかり・足がかりが有り、頑丈な鎖も設置してあります。
また、梯子も高さが無いので恐怖感はありません。
槍ヶ岳の頂上直下はもちろん、これから通る東鎌尾根や大天井岳トラバースコースにはもっと高難易度の場所が有るので、予行演習にもってこいの場所と言えるでしょう。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
鎖場全体の様子です。 こうして見ると、決して難易度が高い場所では無い事が分かると思います。
規模や難易度的には、丹沢・表尾根に有る鎖場に近い感じでしょうか。
- ここまでの中では一番の難所ですが、三点支持で落ち着いて!
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年9月頃)
登山家に人気の表銀座縦走コース。
その開設に尽力した「小林喜作」氏を称えるレリーフが飾ってあります。
切通岩の鎖場&梯子場を下りた直後の鞍部に有るのですが、視界に入りにくい位置に有るので、知らないと気づかずに通り過ぎてしまうかも知れません。
右側の写真の、右端やや下寄りにあるのがレリーフです。(矢印の場所)
レリーフを過ぎると直ぐに登り道になり、大天井岳(大天荘)・常念岳方面と槍ヶ岳・大天井ヒュッテ方面への分岐点があります。
- 本当に見落としそうな場所にレリーフが有るので右に注目!
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