高千穂鉄道(TR)「日之影温泉(ひのかげおんせん)駅」とは?
高千穂鉄道(TR)「日之影温泉(ひのかげおんせん)駅」は始発駅の延岡駅から14個目にある駅です。
日之影町の中心街にほど近い五ヶ瀬川沿いに存在し、駅名から分かるように駅舎には温泉施設が併設されています。
廃線後も温泉施設は営業を継続しており、TRから譲り受けた車両を改造した宿発施設も有ります。
【所在地】 宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折3235-5
【距離】 延岡駅から37.6km
【ホーム】 島式1面2線
【駅員(当時)】 有人(?)
【周囲にある物】 国道218号線、青雲橋、日之影町役場、日之影町市街地、日之影小学校、他
【車でのアクセス】 可能 (可能=車で直接行ける。 不可=車では直接行けない。)
【徒歩でのアクセス】 容易 (容易=特に問題なし。 困難=徒歩でも大変。)
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温泉施設として残った高千穂鉄道(TR)「日之影温泉(ひのかげおんせん)駅」の様子
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
TR日之影温泉駅は、その名の通り温泉施設を併設した駅であり、路線内で最も特徴的な駅の一つです。
廃線後も温泉施設は営業を続けており、今でも当時の面影を残す場所です。
施設内にある案内板は年季が入っていますが、これは現役当時の物を流用しているのかもしれませんね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
温泉施設は駅ビル内に設置されていますが、ホームがあった場所には「癒しの足湯」が設置されています。
利用したことはありませんが、長旅で疲れた方は利用してみては?
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
ホームは撤去されてしまいましたが、向こうの方には線路や信号機が残されています。
慣れ親しんだ風景だからでしょうか、あまり廃線になったという感覚が沸きません。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
ご覧のように、旧駅構内には複数の信号機が残されています。
もう点灯することはないでしょうが、当時を知る人や鉄道ファンには嬉しいかもしれませんね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
この駅の目玉はなんと言っても温泉ですが、2010年に新たなる目玉が登場しました。
TRから譲り受けた車両を改造した宿泊施設「TR列車の駅」です。
車両を真っ二つにして間に入り口を設置し、車両の前後をそれぞれ部屋に改造したようです。
2両分、計4部屋有り、ベッドや洗面施設などが設置されている様ですね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
室内には階段を使って入ります。 各部屋には「影待駅」など、TRに馴染みのある名前が付けられています。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
車両の下にはエアコンの室外機が設置されていました。
車両の前後からみると、今でも稼働している車両かと思うくらい、当時のままです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2014年5月頃)
日之影温泉駅という名前の通り、ここは現役当時から温泉施設を併設した駅舎でした。
なんと駅舎(売店)内に信号機があり、電車の到着が近づくと信号が黄色から赤に変化して教えてくれます。
なんでも浴室内にも設置してあるのだとか。 なんとも風情の有る駅舎ではありませんか。
また、駅舎内には高千穂鉄道に関する資料コーナーも有ります。
小規模ながらも結構貴重な資料が置いてあり、一見の価値有りです。
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2013年8月における高千穂鉄道(TR)「日之影温泉(ひのかげおんせん)駅」付近の様子
*画像クリックで拡大。(撮影:2013年8月頃)
ここは日之影温泉駅から少し先に進んだ辺りです。
廃線後だいぶ年月が経過していますが、あまり草に埋もれていませんね。
*画像クリックで拡大。(撮影:2013年8月頃)
キロポストなども概ね形をとどめています。
それにしても色んな種類のキロポストがありますが、どういった役割を持っているのでしょうか。
*画像クリックで拡大。(撮影:2013年8月頃)
この辺りはほとんど雑草が生えておらず、線路が錆びている点を除けば、あたかも現役当時かのようです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2013年8月頃)
この辺から高架橋に切り替わり、道路をまたぐ為に上に上がっていきます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2013年8月頃)
道路をまたぐと直ぐにトンネルになっています。
このトンネルを抜けると日之影川橋梁です。
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