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高千穂鉄道イメージ

銚子電鉄・犬吠埼・屏風ヶ浦など観光名所が豊富な千葉県銚子市

千葉県の銚子市は同県及び関東平野の東端に位置する都市で、利根川を挟んで茨城県に隣接します。

国内有数の水揚げ量を誇る銚子港が有るので港町として知られていますが、その一方で「屏風ヶ浦」「犬吠埼」といった観光名所も多く、観光都市としても有名です。

中でも濡れ煎餅で一躍有名になった「銚子電鉄」が名物で、単なるインフラとしてでは無く、同市を代表する観光資源にもなっています。

このページでは、銚子電鉄・犬吠埼・屏風ヶ浦を中心に銚子の魅力をご紹介します。


  • 初回公開日:2009年
  • 最終更新日:2018年4月
  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

JR総武本線を利用して都内から聴視しへ

関東平野の東端に有る銚子までは遠いと言えば遠いのですが、銚子行きの特急が東京駅と新宿駅(中央線・秋葉原駅経由)から発着しており、概ね2時間弱で行けます。

距離を考慮すると都心からのアクセスは良好で、日帰りでも手軽に行けると言えるでしょう。

総武本線の眺め。 ここにも「日向」が。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

千葉駅を出発してしばらく経つと、周囲は田畑や森など、実にのどかな風景になりました。
高層ビルやモノレールなどが林立する千葉駅周辺とは全く事なり、同じ県とは思えないほどの変わりようですね。 やはり千葉県は国内有数の広大な自治体ですな。

成東駅を通過する際に案内板を見ると、隣接する駅に「日向」とあります。
地元宮崎にも日向駅はありますが、こんな所にも同名の駅があったのですね。


特急しおさいの車内1。 特急しおさいの車内2。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

こちらは今回利用した「特急しおさい」の車内の様子です。
広々としたシート、使いやすい荷物置き場など、近代的で快適な車両でした。

かなり早い時間帯の列車を利用しているため、まだ車内にはあまり人がいません。
しかし、日中、それも祝祭日ともなるとかなり混雑するので、可能な限り指定席を押さえておくことをオススメします。 特に帰りの便が混雑するのでご注意を。

  • 祝祭日に列車を利用する際は予約するのが鉄則です。

銚子市付近。 銚子電鉄の駅。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

銚子には風力発電のための風車が有ることでも知られています。
見にくいですが、写真(左側)の右端の方に数基の風車が写っています。

右は銚子駅の構内の様子で、中央屋や右寄りに見えるのは銚子電鉄の改札口です。


銚子駅前。 銚子駅前。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

終点の銚子駅までやってきました。 銚子電鉄はここから乗り換えます。
「イルカに遭える町」とありますが、どこで遭えるのでしょうか?


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銚子駅で見かけた車両(JR東日本編)

255系特急しおさい。 257系特急しおさい。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

左は私が乗ってきた特急電車で、「255系しおさい」という車両のようです。
実に9両もの長大な編成で、内外共に近代的な車両でした。

右は「257系しおさい」というらしく、こちらも同じ「しおさい」なのですね。
側面部はソックリですが、正面のデザインは全く別物で、貫通扉などがあります。

・・・この車両を見た時、ダイハツの「MAX」を思い出したのは私だけでしょうか?


*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

左は「415系1500番台」という車両のようです。

この車両に関して「この方面に詳しい知人」に訪ねたところ、「一口に415系と言っても色々有る」との事で、Wikipediaで見てみると、確かに色々有りました。

例えば田舎でよく見かけるのは「0番台」のようですね。 奥が深いのですな。


やはり「この方面に詳しい知人」によれば、右の車両は「115系」という車両らしいです。

そう言えば、私が関東に越してきた頃は、これが総武横須賀線の主力車両だった気がします。
現在ではすっかり見かけなくなりましたが、ここで頑張っていたのですね。

  • 115系とE217系はドアの枚数が違うので、並ぶ場所を間違ったら悲惨でした。

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銚子市の目玉!? 銚子電鉄とは?

様々な観光資源が有る銚子市において、最大の目玉とも言えるのが「銚子電気鉄道」です。
一般的に「銚子電鉄」「銚電」などと呼ばれ、これを目当てに来る人も珍しく有りません。

創業以来慢性的な赤字に苦しみ、何度となく経営危機に陥りつつも現在に至ります。
副業であった食品製造業が今では主力事業になるなど、経営スタイルも個性的ですね。

銚子電鉄の大まかな歴史

【1913年】銚子遊覧鉄道によって設立。(銚子~犬吠)

【1917年】開業わずか4年目にして赤字により廃止。

【1923年】銚子鉄道によって再建。(銚子~外川)

【1925年】路線の電化。

【1945年】空襲の被害で運休。 年末より運行再開。

【1948年】「銚子電気鉄道」を設立し資産を譲渡。

【1976年】食品製造事業を開始。

【1984年】貨物輸送を廃止。

【1990年】観光路線へシフト。

【1995年】名物「ぬれ煎餅」の販売開始。

【2015年】各駅のネーミングライツ権を募集。


銚子電鉄の風景 銚子電鉄の風景

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

バスに乗って踏切を待っていると、カラフルな塗装を施された銚子電鉄の車両が通り過ぎていきました。 先頭車は桃太郎電鉄バージョンの車両ですね。


銚子電鉄の改札。 銚子電鉄の改札。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

この風変わりな建物は銚子駅の改札です。
ここはJR銚子駅のホームと繋がっており、駅の外に出ること無く乗り換えることが可能です。

この建物は随分とオシャレなデザインをしていますが、こういったデザインの駅舎が多いのが銚子電鉄の特徴の一つです。 駅舎を見て回るのも楽しいですよ。

  • 銚電の駅舎はお洒落なデザインの物が多いのが特徴です。

銚子電鉄銚子駅。 銚電からの眺め。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

連休だったのでホームは大勢の観光客で溢れかえっていました。
沿線の観光地に行く人はもちろん、乗車自体を目的に来る人も多いようです。

銚子電鉄は路線がわずか6.4kmと短い為、折り返した電車が直ぐにやってきます。

  • 祝祭日は都市部並に混雑します。

車窓からの眺め。 車窓からの眺め。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

先頭車両から見た途中の風景ですが、なんとも幻想的で気持ちの良い風景です。
この景色を見た時には思わず感動してしまいました。

  • この風景を味わうためだけに来る価値が有ります。

列車交換待ち。 銚子電鉄の線路。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

途中にある島式1面2線ホームの駅で列車交換待ちをしているところです。
相手も随分と年季の入った車両ですが、いわゆる「だが、それがいい」状態なので最高ですね。

林を抜けると両側には田んぼが広がり、風と太陽が非常に気持ち良いです。


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醤油のにおいが香る「仲ノ町駅」

仲ノ町駅付近。 仲ノ町駅付近。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

銚子電鉄は路線の距離が短く、駅によっては徒歩で手軽に移動することも出来ます。
時間に余裕が有るときなどは、のんびり線路沿いを歩いて景色を堪能するのも良いでしょう。

観音駅からのんびり歩くと、程なくして仲野町駅が見えてきました。


仲ノ町駅。 仲ノ町駅。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

銚子電鉄・仲ノ町駅までやってきました。
飾りっ気のない質素な作りですが、それ故に渋くて良い雰囲気の駅ですね。
この駅舎は銚子電鉄の社屋や、濡れ煎餅の発送所も兼ねているとか。


ボロボロの案内板。 立ち並ぶ醤油工場。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

駅前の案内板は風雨にさらされてボロボロになっていました。

なお、駅の周囲にある工場の様な物は、銚子名物である醤油工場群です。
銚子は醤油の町としても知られており、ヤマサ醤油やヒゲタ醤油等の有力メーカーの工場が点在します。 駅の周囲にはほんのりと醤油の香りが漂い、なんだかお腹が空いてきました。


記念品展示。 駅の案内板。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

駅の待合室内には外川駅などと同様に、記念品の展示スペースが有りました。
銚子電鉄のゆかりの品が色々展示してあり、銚電のファンには見逃せない場所ですね

仲ノ町駅の両隣は始発駅の銚子駅と観音駅ですが、どちらも距離にして1kmも無いので、歩いて移動する事も可能です。 思い切って行きは鉄道、帰りは徒歩というのも面白いかも知れません。


R-Type? 醤油工場。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

駅のホームから、ポイント切り替え器(?)の様な物が並んで置かれているのを発見しました。
コレを見た瞬間、名作STG「R-Type」の三面に出てくる「巨大戦艦の砲台」を連想したのは私だけでしょうか・・・

駅の向こうには醤油工場のタンク群が並んでいます。
ほんのりと醤油の香りが漂ってきて、思わず刺身などが食べたくなりました。


仲ノ町駅近くの車両倉庫で「デキ3形電気機関車」を発見!

デキ3形電気機関車 デキ3形電気機関車
デキ3形電気機関車 デキ3形電気機関車

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

仲野町駅には車両倉庫が併設されており、入場料を支払えばある程度見学することも可能です。

今回は銚子電鉄名物である「デキ3形電気機関車」の塗装作業が行われていました。
なんともユニークかつコンパクトな形状ですね。 重連で運行されているシーンを見たいですな!

Wikipediaによると、この機関車は1922年にドイツのアルゲマイネ社で製造された車両で、かつて山口県の沖の山炭坑で活躍。
その後銚子電鉄に移管され、ヤマサ醤油の工場への材料運搬へ使用されていたそうです。
現在では銚電のマスコット的存在だそうですね。 分かります、可愛いですからね。


「桃太郎電鉄」ラッピング電車。 「桃太郎電鉄」ラッピング電車。
「桃太郎電鉄」ラッピング電車。 「桃太郎電鉄」ラッピング電車。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

銚電のもう一つのマスコット的存在と言えるのが、こちらの「桃太郎電鉄」仕様の客車です。
こちらは2007年にゲームメーカーのハドソンとのタイアップで登場した特別車両で、「桃鉄」の20周年を記念するロゴが描かれています。

20周年か・・・このゲーム、私が小学生の頃から続いている、超・長寿シリーズですが、いったいいつまで続くのでしょうか? 銚子電鉄共々、末永く頑張って欲しい ですね。


「桃太郎電鉄」ラッピング電車。 「桃太郎電鉄」ラッピング電車。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

車体側面には「銚子電鉄」の大きなロゴがあります。
車体もだいぶ年季が入っているように見えますが、これからも銚電のマスコットとして存在する事でしょう。

  • 観光路線にシフトした銚電ならではの車両ですね。

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鯛焼き効果で地元民に大人気? お洒落なデザインの「観音駅」

観音駅の駅舎。 観音駅の駅舎。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

観音駅は銚子電鉄の路線の中では概ね中間辺りに位置する駅です。
駅舎の欧風なデザインが特徴で、ヨーロッパの駅かと思うような外観をしています。


観音駅構内。 観音駅構内。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

観音駅のホームの様子です。
ここもタイルを多用したお洒落なデザインとなっていますね。


観音駅構内。 観音駅構内。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

ホームに設置されている案内板も、一風変わった個性的なデザインですね。

銚子電鉄は再建の際に設備の老朽化が指摘されていましたが、枕木やバラストも何となくくたびれている印象を受けますね。


入線してきた列車。 入線してきた列車。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

銚子電鉄は地方鉄道ですが、路線が短いのですぐに折り返しの電車が来るのが特徴です。
祝祭日にはご覧のように満員御礼となる事も。


観音駅名物・鯛焼き Team(・∀・)2ch

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

お洒落な駅舎と並んで観音駅の特徴となっているのが、こちらの鯛焼きです。

この鯛焼きを買い求めるために下車する人も多かったですし、周囲の住民も買いに来るようです。
売り馬は改札の真横にあり、駅の内外どちらからでも購入できます。

銚子電鉄が経営難に陥った時、掲示板「2ちゃんねる」の有志達がネット上で支援を呼びかけ、同社が製造・販売する濡れ煎餅を購入する事で再建を支援するという活動が話題となりました。
ここ観音駅には、その時の活動を示すポスターが貼ってありました。

この濡れ煎餅は通販の他にも、都内各所のコンビニ等でも販売してあるので是非。
一風変わった食感と醤油の香りは、一度食べるとやみつきになります。

  • 濡れ煎餅はコンビニでも売っているので是非どうぞ。

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犬吠埼への最寄り駅である「犬吠駅」

犬吠駅周辺。 犬吠駅の駅舎。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

この犬吠駅は終着駅である外川駅の一つ手前にある駅です。
犬吠埼への最寄り駅となっているので乗降客が多く、大きな敷地には売店などが出ています。


犬吠駅の駅舎。 犬吠駅の広場。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

ハウステンボスなどのテーマパークかと間違えそうなくらいオシャレで洋風な駅舎。
太陽が燦々と照り注ぐ敷地内には各種売店が出ており、軽食やぬれ煎餅などが販売されています。


犬吠駅の駅舎。 犬吠駅のホーム。
犬吠駅のホーム。 犬吠駅のホーム。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

駅舎だけでなくホームまでオシャレな犬吠駅。 壁の模様も凝っていますね。

「醤油の街」としても有名な銚子らしく、ベンチにはヒゲタ醤油の広告が有ります。
沿線には有力醤油メーカーの工場が建ち並び、ほんのり醤油の臭いが漂ってきます。


犬吠駅の駅舎。 犬吠駅のホーム。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

犬吠駅は犬吠埼観光の拠点となっており、特に祝祭日は利用客が多いのが特徴です。
しかし、駅周辺には飲食店が少なく、祝祭日の昼食時は食事処の確保が大変でした。

駅の敷地から右へ出て、踏切と信号を渡った先に飲食店が一軒ありましたが、大混雑で行列が出来ていました。 他には付近にコンビニが一軒あるくらいです。

犬吠埼や銚子駅付近もかなり混雑していたので、弁当を持参する事も検討して見てください。

  • 犬吠周辺での食事は避けた方が無難かもしれません。

犬吠駅付近の様子。 犬吠駅付近の様子。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

犬吠駅の周辺はのどかな田園風景といった様子で、なんとも良い雰囲気ですね。
駅近くの林の中から姿を現す列車は、まるで森から出てきた動物の様です。


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銚子電鉄の終着駅「外川駅」

外川駅の外観。 外川駅の内部。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

外川駅は銚子電鉄線の終着駅ですが、実に風情のある駅舎!!
私が子供の頃は、無人駅とかにこの様な駅がまだ存在していた気がします。

外観だけでなく、建物内の風情も半端ではありません。
まるで、古き良き昭和の時代から時が止まってしまったかのようです。

ちなみに、駅の名前は「とかわ」と読みます。 「そとかわ」ではありません。


外川駅のホーム 澪つくし号。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

一つ手前の犬吠駅で下車して犬吠埼観光へ向かう人が多いですが、終着駅である外川駅にも是非立ち寄って欲しいですね。 このレトロな雰囲気だけでも来る価値が有ります。

ここから折り返し運転となりますが、基本的に五分程度で発車していたような気がします。
駅舎を堪能したいなら一本やり過ごした方が良いでしょう。

線路の終着点には一両の客車が停まっていました。
これはかつて運行されていたトロッコ列車「澪つくし号」だそうです。


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犬吠埼 ~灯台と壮大な眺め~

犬吠埼の風景。 犬吠埼の灯台。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

山岳地や離島を覗けば、国内で最も早く日の出が観測できる場所として有名な「犬吠埼」
銚電の犬吠駅から徒歩で行ける距離なので、是非行ってみましょう。


屏風ヶ浦 ~東洋のドーバー~

屏風ヶ浦の風景1。 屏風ヶ浦の風景2。

*画像クリックで拡大。(撮影:2010年)

海岸線沿いに連なる「屏風ヶ浦」の絶壁は「東洋のドーバー」として有名です。
(「ドーバー」=ドーバー海峡(英仏海峡)の事。)

果てしなく続く絶壁はまさに絶景で、異国の風景のような印象です。


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