
高千穂鉄道(TR)「第三五ヶ瀬川橋梁(だいさんごかせがわきょうりょう)」とは?
高千穂鉄道(TR)の「第3五ヶ瀬川橋梁」はTR日向八戸駅と吾味駅の間にある橋梁です。
特に吾味駅には非常に近く、橋梁を渡ると直ぐ駅に到着します。
【所在地】 宮崎県西臼杵郡日之影町大字分城字吾味
【周囲にある物】 県道237号線、吾味駅、日向八戸駅、星山ダム、五ヶ瀬川、他
【車でのアクセス】 可能 (可能=車で直接行ける。 不可=車では直接行けない。)
【徒歩でのアクセス】 容易 (容易=特に問題なし。 困難=徒歩でも大変。)
- あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
- 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
- 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。
スポンサーリンク
「第三五ヶ瀬川橋梁」の過去と現在
*画像クリックで拡大。(撮影:2007年8月頃)
台風で運休になった直後の「第3五ヶ瀬川橋梁」付近の様子です。
高千穂鉄道(TR)は五ヶ瀬川に沿って走る路線です。
第三五ヶ瀬川橋梁の直ぐ下流地点に「星山ダム」があるため、この付近はダム湖であり流れは穏やかです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2007年8月頃)
第三五ヶ瀬川橋梁を渡った直後にある吾味駅へは、県道237号線から近くの橋を渡って移動します。
以前はその手前側に小さな橋があったらしく、現在でも橋桁の付け根部分が残っています。
*画像クリックで拡大。(撮影:2005年8月頃)
高千穂鉄道が健在だった2005年当時に、トロッコ列車の車内から撮影した第三五ヶ瀬川橋梁の様子です。
ここの眺めは高千穂鉄道の沿線でも一二を争う素晴らしさでした。
遊歩道に生まれ変わった「第三五ヶ瀬川橋梁」
*画像クリックで拡大。(撮影:2007年8月頃)
橋梁の吾味駅側から撮影した様子です。
駅の脇を走る道路は線路をくぐって山の方へ延びていました。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
廃線から数年後、橋梁が遊歩道として整備されるのに合わせ、下を通っていた道路も作り替えられました。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
数十年にわたって列車が走り続けた第三五ヶ瀬川橋梁。
廃線を経て、今度は遊歩道として生まれ変わりました。
この遊歩道は下流側の日向八戸駅を経由して八戸観音付近まで伸びています。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年5月頃)
手すりから下を覗くと橋桁の鉄骨が見えます。
さすがにあちこち錆びていますが、今なお力強く橋桁を支え続けています。
台風の増水に耐えた「第三五ヶ瀬川橋梁」
*画像クリックで拡大。(撮影:2007年8月頃)
現在は遊歩道として生まれ変わった「第三五ヶ瀬川橋梁」ですが、他の橋梁と同様、台風14号が来た際には増水した濁流に晒されました。
水が引いた後に様子を見に行くと、橋桁や橋脚のあちこちに流木がからまっていました。
あの位置まで増水したと言う事は、県道237号線も水没したと思われます。
「第一五ヶ瀬川橋梁」や「第二五ヶ瀬川橋梁」が倒壊する被害に見舞われた台風14号ですが、幸い「第三五ヶ瀬川橋梁」は生き残りました。
スポンサーリンク
「第三五ヶ瀬川橋梁」の橋桁・橋脚の様子
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年8月頃)
下の方から見た第三五ヶ瀬川橋梁の様子です。
大きくカーブした長い橋梁は、数ある高千穂鉄道の橋梁の中でも特に美しくダイナミックです。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年8月頃)
鉄骨とコンクリートを組み合わせた非常に美しい第三五ヶ瀬川橋梁。
ダム湖特有の穏やかな水の流れと相まって、なんだか神秘的な雰囲気も感じます。
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年8月頃)
半世紀以上の歴史を持つ第三五ヶ瀬川橋梁ですが、近くで見ると経年劣化や台風被害により、かなり損壊が見られます。 場所によってはコンクリートが欠落して鉄骨が露出しています。
今後遊歩道として残すのであれば、当然定期的な保守点検作業が必要と思われますが、予算の捻出はどうするのでしょうか?
*画像クリックで拡大。(撮影:2010年8月頃)
この第三五ヶ瀬川橋梁の周囲には不思議な謎の物体が点在します。
その一つがこのロープの様な物体です。
橋梁の周囲数カ所で確認できますが、流出したワイヤーやケーブルの類でしょうか?
スポンサーリンク