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Killing Floor(キリングフロアー)とは?

「Killing Floor(キリングフロアー)」とは、2009年5月14日に発売されたPC用のFPSゲームで、開発元は「Tripwire Interactive」。

FPSと一口に言っても、さらに細かいジャンルに細分化されるが、今作はオンライン環境での協力プレイに主眼を置いたゲームである。

オフラインでのシングルプレイモードも一応搭載されているが、正直1人でプレイしてもあまり面白くないし、ゲームの性格上、プレイヤー同士の対戦モードも無い。

このゲームの面白さはの神髄は、まさしくオンラインでの協力プレイに有るのだ。


なお、既に続編の「Killing Floor 2」がリリースされているが、この記事を書いている2019年3月現在、一部の熱狂的なファンは今なお初代である本作をプレイしている様である。

バトルフィールド1942の時もそうだったが、続編になると良くも悪くも色々変わってしまうため、敢えて初代を末永くプレイするというユーザーも居るのだろう。


  • 最終更新日:2019年3月
  • 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
  • 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。


「Killing Floor」はどんなゲームなのか?

タイトル画面。 タイトル画面。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

こちらはキリングフロアーのタイトル画面だが、なにやら気味の悪い化け物の姿が映っている。

こいつらは「スペシメン(specimen)」と呼ばれる生体兵器共である。
まあ、ゾンビみたいな物だと思ってくれれば良い。

大量に沸いてくるスペシメン共を、様々な銃火器で武装したプレイヤー達が撃退するゲーム、これがキリングフロアーの概要である。

なお、一応ストーリーや舞台設定も有るが、基本的にあまり気にしなくて良い。
「敵が出た! 倒さなきゃ!」くらいで良いだろう。


他のFPSゲームと同様に、Killing Floorにも多数のMOD(Mutateerと呼ばれる)やスキン・追加マップなどが有志の手によって作られており、それらを導入する事でゲームを様々に変化させることが出来る。

例えば、初代Killing Floorは日本語には未対応なのだが、有志が作成した日本語パックを導入することで日本語化する事が可能だ。

中にはゲームの雰囲気やシステムまでガラリと変化させる物も有り、それらによって末永くゲームを遊ぶことが可能となっているわけだ。

BatleField1942の「Forgotten Hope」やDOOMの「Threewave CTF」等、名作FPSには優秀なMODが豊富なのが嬉しいところである。


プロフィール画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

こちらはゲームのプロファイル設定画面である。

プレイヤーの分身であるキャラモデルはゲームに中に何度もお目に掛かる事になるので、気に入った物を選ぼう。

標準では兵士や警官などのそれっぽいモデルしか無いが、DLCやMODを導入することで様々なモデルを使用可能だ。


右半分は「Perk」と呼ばれる兵科の設定画面である。
BatleField1942で言う所の「工兵」や「衛生兵」などに相当する物だと思って欲しい。

それぞれ得手不得手がハッキリしており、だからこそオンラインプレイでは各プレイヤー同士の協力が重要になってくる。

各プレイヤーが好みや特技に応じて兵科を選択し、互いにフォローし合って闘うという点は、名作バトルフィールド1942に通ずる物があると言える。

ちなみに、どのPerkでも全ての武器を使用することが出来るが、各Perkには適性が有り、適性に応じた武器を使うと大幅に能力補正が得られるため、基本的には適性に合致した武器を使う方が良いだろう。


なお、各Perkは特定の行動をする事で経験値を得てレベルアップする事が出来る。
レベルはオン・オフ両方で共用できるので、オフラインでレベルアップしつつ練習して、ある程度強くなったらオンラインに行くと良いだろう。

ただし、サーバーによっては独自のPerkを導入している所が有り、そういった場合は別途レベリングする必要が有る。


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Killing Floorの肝であるオンラインプレイ

サーバー検索画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

前述の様に、キリングフロアーは1人でオフラインでソロプレイを楽しむゲームでは無いので、ある程度ソロプレイで練習をしたら、早速オンラインプレイにチャレンジしてみよう。

既に10年近く前のゲームなので、さすがに全盛期のような盛り上がりはないが、それでもまだまだ多くのサーバーが稼働している。

タイトル画面のメニューから「マルチプレイヤー」を選ぶとサーバー検索画面に移行する。
マルチプレイヤーがメニューの最初に有る事からも、やはりオンラインプレイがKilling Floorの神髄だと言う事が分かるだろう。


上部メニューから「インターネットゲーム」を選び、右下の「更新」を押すと、公開されている世界中のゲームサーバーがリストアップされる。

左下にある検索条件を変更する事で検索対象を調整できる。
標準の「難易度:ビギナー」だとほとんど出てこないので、「どの難易度でも」で検索しよう。

pingの値が少ない方が快適にプレイ可能なのは他のゲームと一緒で、二桁のサーバーであれば国内の物である可能性が高い。

気に入ったサーバーが見つかったら、右クリックからメニューを呼び出してお気に入りに登録すると、次回から直ぐにアクセスできて便利だ。

ダブルクリックすると直接参加出来るが、まずは様子を見る為に右クリックから「観戦」を選んで観戦モードで入ってみるのも有り。


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MODの導入でゲームをカスタマイズしよう

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

キリングフロアーの舞台は現代のロンドンであり、そこに生体兵器であるスペシメンが氾濫して大惨事に陥って居るという設定である。
なので、基本的にはそれを反映した現実的かつ陰惨な雰囲気のマップが多く用意されている。

しかし、ユーザー作成のマップには様々なテイストの物が有り、中にはコミカルだったり、日本の都市を再現した様なマップも有る。

さらに、キャラクターのスキンも同様に色々有るので、組み合わせによっては全く異なる雰囲気でプレイすることも出来るので、気になったら色々探してみよう。


マップやキャラクターのスキンだけでなく、ゲーム中で使用する武器やアイテム、さらにはゲームシステムを変更するMODも色々公開されている。

より強力な武器を導入したり、新たなスペシメンを追加したりする事も可能で、ゲームに新鮮な刺激を加える事が出来る。

これらのデータの多くはSteamのコミュニティで公開されており、自由に導入が可能だ。


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手に汗握るスペシメン共との死闘

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

プロファイルを設定してサーバーに入ると、いよいよゲーム開始である。

全てのFPSゲームに言えることだが、自キャラや敵の能力、武器やアイテムの性能、マップの構造等を把握しないと、なすすべも無く速攻で死んでしまうだろう。

例えばマップの場合、敵の出現ポイントはマップ毎に決まっており、基本的に迎撃に適した場所に陣取って戦う事になるので、構造を把握する事は攻守にわたって重要である。


キリングフロアーが他のFPSゲームと異なる大きな特徴の一つに「飛び道具を使ってくる敵がほとんど居ない」という点が挙げられる。

遠距離攻撃をしてくるスペシメンはボスを含めて極一部しかおらず、基本的には近づかれるまでは一方的に攻撃できる。

しかし、だからといって簡単というわけでは無く、様々な方向から色々なスペシメンが押し寄せてくるので、効率よく倒していかないとあっと言う間に包囲されて袋叩きにされるだろう。

敵に近づかれる前に殲滅する、これがKilling Floorにおける鉄則である。

  • 敵の大群に囲まれるのは死を意味すると言って良い。

プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

同じくKilling Floorの大きな特徴の一つが「ヘッドショットが極めて重要」という点である。

FPSゲームではお馴染みのヘッドショットだが、今作ではスペシメンの胴体と頭で別の体力値が設定されており、当然ながら頭の方が脆い。

また、一部の武器にはヘッドショット時のダメージボーナスが設定されており、活用することで効率的に倒すことが出来る。

耐久値が高い胴体を狙うと倒すのに苦労するし、弾丸も不足して窮地に陥ってしまう。
可能な限りヘッドショットで速やかに倒すことが重要だ。

  • 高難易度になる程敵の体力が増えるので、ますますヘッドショットが重要になる。

ただし、ヘッドショットが重要なシステムで有りながら、なんとKilling Floorには基本的に照準カーソルが存在しない。

闇雲に売ってもなかなか命中しないので、アイアンサイトを活用して狙いを定める必要が有る。

ゲームの特性と相反する仕様に疑問を感じるかも知れないが、ヘッドショットが重要だからこそ、敢えて難しくしたのかもしれない。

なお、狙撃系の武器にはお馴染みのスコープが付いているので、遠距離に居るスペシメンも一撃必殺であの世行きである。

  • 照準カーソルが無い事には暫く戸惑うだろう。

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

ゲームは「Wave」と呼ばれるフェイズ制になっており、Waveが進む毎により強力で多くのスペシメンが登場する。 全てのフェイズが終了するとボス戦だ。

衆寡敵せず、プレイヤー全員が倒されるとゲームオーバーである。
無残にもプレイヤーの遺体がスペシメン共に蹂躙される様を見て悔しさを感じたのなら、さらなる訓練を積んでリベンジだ。

  • ゲームのモード(難易度)に加え、プレイヤー数が多いほど敵も強化される。

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Perkや好みに応じた遊び方

前述の様に、自分自身の特技や好みに応じてPerkを選び、その特性を活かして味方とフォローし合いつつ闘うゲームがKilling Floorである。

前線に陣取って味方の盾になる者、それを後方から援護する者、重火器を担当して大物処理に徹する者など、プレイヤーの個性が反映されて非常に面白い。

ここでは、そんな一幕をご紹介しよう。


病院での死闘(マップ「AASFMedic_Training_b2_8_1」)

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

このマップはユーザー作成の「AASFMedic_Training_b2_8_1」という、病院内をテーマにしたマップで、まだベータ版らしいが、実質的に最終版の様だ。

Killing Floorには比較的広いマップが多い中、このマップは非常に狭く、大抵の場合この狭い部屋に立てこもって戦う事になる。

拠点が陥落した場合の逃げ道も全く無いので、前線の崩壊はゲームオーバーを意味する。
前衛・後衛・サポートと、全ての担当者の息が合わないとクリアは難しいマップだ。

今回は、前衛担当として参戦したわけだが、特に打ち合わせをした訳では無いのに、ゲームが始まると各人が担当毎に別れて黙々と配置に就くのはさすがだ。

Wave1の開始まで約10秒・・・ 嵐の前の静けさと言った感じで、緊張の一時である。

  • 特定のPerkに偏ると戦力バランスが崩れるので、担当毎に分かれる事が重要だ。

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

「敵襲! 敵襲!!」 Waveが始まった瞬間、雲霞の如く大量のスペシメンが襲来!

どれくらいの量のスペシメンが襲ってくるかは難易度設定やWave数、そして各サーバーの設定に左右されるが、このサーバーの場合、最大で約1000体ものスペシメンが襲ってくる。

文字通り画面を埋め尽くす程の量で、映画「ワールドウォーZ」の世界を体験できる凄まじさだ。

敵の侵入経路が一箇所しか無いので一見対処が楽なように見えるが、全ての敵が一箇所に殺到するので、処理に失敗したら一挙に窮地に陥ってしまう。

特に体力が高い大型のスペシメンはこちらを吹き飛ばすほどの勢いで突っ込んでくるので、何度となく部屋の中に侵入を許してしまった。


プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

このマップの恐ろしいところは、立てこもっている部屋の中(天井裏)にも敵の出現ポイントがあると言う点だ。

激戦のさなか、突然天井からスペシメンが大量に降ってくる事が有り、速やかに処理できないと一挙に壊滅する危険性が有る。

今回はその懸念が的中し、天井裏からの伏兵によって数名の味方が死亡!
後方火力が激減した隙を突いて正面からも侵入を許し、あえなく全滅となってしまった。

  • 前衛が食い止めている間に後衛が仕留めるのが基本パターンなので、どちらかが崩れると一挙に崩壊する。

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

後日、再び同じマップでリベンジマッチとなった。
前回よりも参加プレイヤー数が多いが、その分敵も強化されるので、一概には有利とは言えない。

仲間の何人かがWave開始前に敵の侵入経路に爆薬を設置中である。
こういった事前準備が戦闘を有利にするわけだ。

後ろを振り返ると、多くの味方プレイヤーが部屋の際奥に陣取って待機中である。
前衛担当のプレイヤーは、Perkの特性やアイテムの効能で強靱な防御力を持っているが、後衛担当は脆弱である場合が多いので、なるべく前線から離れる方が無難だ。

特に、爆薬担当は自身が設置した爆発物に巻き込まれて自爆しないように注意する必要が有る。
基本的に味方撃ちの心配は無いが、爆発による自爆は有るので要注意。

上に見える通風口が敵の侵入経路になっており、ここから突然敵が降ってくるので恐ろしい。
乱戦中に目の前に降ってこられると恐怖だが、落ち着いて処理できるかが生死の分かれ目だ。

  • 敵の出現場所に爆薬を設置しておくと、沸いた瞬間に抹殺することが出来る。

プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

Waveが始まると速攻で大量のスペシメンが襲来!
飛び交う銃弾、飛び散る血しぶきで、瞬時にして阿鼻叫喚の地獄絵図となった。


プレイ画面 プレイ画面
プレイ画面 プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

こういった籠城戦では、大型のスペシメンの侵入をいかに食い止めるかが肝である。
狭い陣地内に侵入を許すと混乱するし、爆発物は使用できなくなるので崩壊しやすい。

前衛が強靱だと言っても限界が有るので、可及的速やかに抹殺することが望ましい。
回復担当のサポートも地味ながら極めて重要だ。

画面を埋め尽くす大量のスペシメンと銃火器のド派手なエフェクトで、一瞬ゲームがコマ落ちする程の凄まじさだった。


プレイ画面

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

4つのWaveで倒したスペシメンの数は軽く2000体を越えたが、各プレイヤーの見事な連携で無事に乗り切り、その後出現したボスも見事に倒してクリアとなった。

しかし、喜ぶのもつかの間、この数分後には別のマップでの死闘が待っているのである。

  • 設定にも拠りますが、1ゲーム辺りの時間は20~30分程度なのでテンポが良いです。

亀ハウス防衛戦(マップ「KF-KameHouse」)

亀ハウスの外観。 亀ハウスの外観。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

今回の舞台はドラゴンボールでお馴染みの「亀ハウス」である。

「KF-KameHouse」という有志作成のマップにおいて、その亀ハウスが見事に再現されており、あのほのぼのとした島がスペシメン共との死闘の舞台となるのである。

小さな島に1R構造の一軒家という極めてシンプルな地形で有る為、敵と接触するまでの猶予がほとんど無く、防衛ラインの崩壊は即刻ゲームオーバーという、のどかな見た目とは裏腹に難易度の高いマップと言える。


亀ハウスの1階。 亀ハウスの1階。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

基本的に敵は島の周囲に出現し、次々と上陸して家の正面入り口から侵入してくる。
家の外で闘うと四方八方から包囲されるので、やはり室内で迎え撃った方が良いだろう。

ただし、困った事にこのマップも室内(トイレの中)に敵の出現ポイントが存在し、しかも今度は大型のスペシメンまで沸いてくる。

このトイレから来る敵に前衛が夾撃されると防衛線が崩壊しかねないので、トイレ担当を最低でも1人は配置した方が良いだろう。


Wave開始直前。 Wave開始直前。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

Wave開始直前、各人が黙々と配置に就く。

今回の前衛担当は、正面玄関が3人、トイレの入り口が1人である。
参加プレイヤーの人数を考慮すると最適な配分と言えるだろう。


Wave開始直後。 Wave開始直後。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

Waveが始まると、恐ろしい数のスペシメンが押し寄せてくる!

8割ほどの敵は正面玄関に殺到するので、当然ながらここが最大の激戦区となるのだが、トイレからも頻繁に出てくるので気が抜けない。


室内の激闘。 室内の激闘。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

今回も攻撃担当陣は部屋の奥に陣取って応戦中である。

前回同様に室内に敵の出現ポイントがあるが、今回は大型スペシメンまで登場するので、やはり可能な限り奥まで下がらないと危険である。

なお、階段を上った先は行き止まりになっているので、ここまで追い詰められた場合は、ほぼ詰んだ状態と言って良い。


絶妙な連係プレイ。 亀ハウスの激闘。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

激闘が続く中、危険を押して前衛担当の体力回復&アーマー修復に駆けつけるサポート!

彼らはまさに縁の下の力持ちであり、彼らの支援が有るからこそ、前衛部隊が戦い続ける事が可能となるので有る。

飛び散る血しぶき、飛び交う銃弾、またしても阿鼻叫喚の地獄絵図となってしまった。
亀仙人も裸足で逃げ出す程の修羅場である。


無事にクリア。

*画像クリックで拡大。(Windows版Killing Floorより)

多少の犠牲者は有ったが、どうにか無事(?)に乗り切ることが出来た。
前衛・後衛・サポート役、そのどれが欠けていてもクリアは叶わなかっただろう。

キリングフロアー、なんという熱いゲームであろうか。


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