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パリは縦列駐車の見せ場!? フランス自動車事情
このページからは、写真を交えながら、フランスの自動車事情を詳しくご紹介しましょう。
世界最大の都市圏である東京を中心とした交通事情に慣れていた私ですが、パリのそれは東京都はひと味違った凄さがありました。
- 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
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恐るべしパリの交通渋滞と縦列駐車
フランスの首都・パリではどの様な車が走っているかは前ページで書いたとおりですが、交通事情そのものを一言で説明するならば、ズバリ「渋滞」「縦列駐車」「赤信号」の3点でしょうか。
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パリの交通事情を表す言葉として最初に出てくるのは、やはり「渋滞」でしょう。
東京をはじめ「大都市」の名の付く都市の全てに共通するキーワードかもしれませんが、ここパリも例外ではありません。
何かの本で「欧州は小型車に乗る事がクール」という価値観があるという話を読みました。
それが本当かどうかは不明ですが、確かにパリは小型車が多かったですね。 プジョーの106やシトロエンのC2、フォードのフォーカスやスマートのフォーツー、トヨタのヤリス(ヴィッツ)や日産のマイクラ(マーチ)等々。
渋滞・入り組んだ道路・燃費などを考えると、パリに最も適しているのは小型車かもしれません。
環境負荷も小さいので、そういった意味でもクールなのかもしれませんね。
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どうですか、この路駐の凄まじさ!
注意して見ていなかったからかもしれませんが、パリ市内では駐車場をあまり見かけなかったような気がします。
それが原因かは不明ですが、このように市内のここかしこで凄い数の路駐を見かけます。
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パリ市内の路駐が凄いのは、単に数が多いという点だけではありません。
何が凄いのかというと、前後の車同士の間隔が凄まじく狭いのです!
例えば、右側の画像を見てください。 アウディTTクーペと、その後ろに駐まっている車の隙間の狭さにご注目を。
どう見ても隙間は20cmあるかないかです。 日本ではあり得ない程ギリギリまで寄せていますね。
いったいどうやって停車&発車するのか気になりませんか? もちろんハリアーやフォージャーの様にVTOL(垂直離着陸)能力を持っている訳ではありません。
私もこれを撮影していて気になったのですが、答えは数分後に明らかになりました。
おばさんと娘さんの二人組がやってきて目の前の車に乗車すると、小刻みに前進&後退を繰り返しながら徐々に脱出して行くではありませんか!
数センチ前進しては数センチ後退の繰り返し・・・ マニュアルだったら地獄だろうなと思いますが、おそらくフランスではマニュアルの方が普及しているのでは・・・
そうこうしているうちに、見事脱出に成功したその車は、何事もなかったように悠然と走り去っていきました。
見事な脱出劇に、その場にいた私は思わず拍手してしまいました。
後から聞いたのですが、フランスではこの縦列駐車(の間隔の狭さ)は当たり前の光景だそうです。
で、前後の車のバンパーに軽く押し当ててずらしつつ、ゆっくり脱出するのが恒例らしく、それを可能にするためにサイドブレーキはあえてかけないのだとか。 少しでも傾斜がある場所では不可能な技ですね。
そんなわけで、フランスではバンパーに傷が付くのは気にしない、というか気にしても無駄だそうです。
最後に赤信号に関してですが、私の記憶が確かならば、フランスの歩行者向け信号が青から赤に変わる際、日本と違って青が点滅することなく、いきなり赤になったような気がします。
日本の感覚で「点滅し始めてから走ればいいや」とか思ってのんびり歩いているとかなり危ないです。
渡る際は青に変わったタイミングを考慮しつつ、時間に余裕を持って渡ってください。
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シャンゼリゼ通りの交通事情
パリ市内を代表する観光名所と言えば、やはりこのシャンゼリゼ通りでしょう。
片側3~4車線もある巨大な通りが街を貫いており、その両端にはコンコルド広場と凱旋門があります。
通りの両端には、大統領官邸であるエリゼ宮をはじめ、ルイ・ヴィトン本店や各自動車メーカーのショールームなどが建ち並び、ここを歩いて回るだけで一日過ごせるかもしれません。
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凱旋門を中心として放射状に道が広がっているのはご存じの通りです。
カールージュなどの二階建て観光バスは、コンコルド広場からシャンゼリゼ通りに入り、凱旋門で折り返します。
凱旋門の手前で一定時間停車するので、トイレ休憩や自動車メーカーのショールームなどに行きたい場合は利用してください。
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左側の写真を見てください。 いったいどういう流れで車が走っているのか分かりますか?
シャンゼリゼ通りをはじめとした8本くらいの道路が凱旋門の目の前で合流しているのですが、ここには信号は無く(たぶん)、巨大なローターリーとなっています。
そのローターリーの中に凱旋門があるという感じなのですが、これだけ多くの車が信号なしで流れているのは奇跡と言っても過言ではないような気がします。
レンタカーを利用して実際に走ってみたい気がしますが、下手すると一生抜け出せないかも・・・?
右側の写真の中央に写っているのは、トヨタのカローラ・ヴァーソという車です。
欧州専用の車でして、なんとなくランクスとスパシオを混ぜたような感じです。 フランスでは結構見かけました。
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