記事内に広告が含まれています。
Google AdSense

【祖母山】宮崎県の最高峰に四季見橋登山口から縦走する

祖母・傾 登山

  • 私個人が収集した情報を公開しており、内容が古かったり不正確である場合が有ります。

  • 当サイト内のコンテンツはキュレーションサイト等での利用を一切認めていません。
  • 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。



宮崎県と大分県に跨がる祖母山。
九州を代表する名峰として名高い祖母山は、宮崎県の最高峰でもある。


その祖母山の周辺は登山道が入り組んでおり、周辺の山と絡めた様々な縦走プランが組める。
今回は宮崎県側の四季見橋登山口からスタートし、親父山や障子岳を経由して縦走するコースをご紹介しよう。


美しい植物や素晴らしい展望が楽しめ、十分日帰りも出来るオススメのコースとなっている。

個人的に祖母山は縦走で登った方が楽しめると思う。
独自のプランを練って様々なルートで祖母山を満喫しよう!



縦走の起点である「四季見橋登山口」


今回の縦走ルートの起点となるのが「四季見橋登山口」だ。
地名が四季見原なので「四季見原(しきみばる)登山口」とも呼ばれている様だ。

宮崎県西臼杵郡高千穂町の国道325号線沿いにある「竜泉寺(りゅうせんじ・りょうせんじ)」付近から林道に入り、道沿いに暫く行くと登山口が有る。

近隣に「四季見原すこやかの森キャンプ場」が有る。
登山の前後に利用するのも良いだろう。




厳密に言うとここはまだ登山口では無い。
ここから親父山林道に入り、暫く進んだ先に本来の登山口が有る。



林道分岐点には駐車場が無く、みんな僅かなスペースに駐車しているようだ。
橋の向こう側にも数台ほど停車できるスペースが有るが、全部合わせても精々10台程度しか停車できない。



しかし、心配は無用である。
実は親父山林道の奥に駐車スペースが有り、こちらを利用すればかなりの台数が駐車出来る。


治山工事などの関係で上記駐車スペースが利用できなくなる可能性は有る。
常に最新の情報を確認するようにしよう。




親父山林道を暫く進むとバリケードが設置してあり、ここから先は徒歩で進む事になる。
かつては林道が無くて徒渉する必要が有ったらしいが、現在では立派な橋が架けられている。



親父山林道の入り口から15分程歩くと「親父山登山口」に到着。
ここからは本格的な登山道となる。



おお! 早くもアケボノツツジの歓迎が!

祖母・傾山系はアケボノツツジが豊富に咲いている。
特にゴールデンウイーク頃が見頃であり、天候も安定しているので絶好の登山シーズンである。



今回のコースは極端な急登が無く、全体的にゆっくりと登る事が出来る。
草花を堪能しながらのんびりと行こう。



最初のピーク「親父山」とB-29墜落地点


登山口から1時間ほどで「親父山(おやじやま・1644m)」に到着。

左手に伸びる登山道は祖母山の北谷登山口へ至るルートである。
北谷登山口を起点に、親父山・障子岳・祖母山を絡めた周回コースもオススメだ。



親父山の頂上付近は樹木が生い茂っていて展望が無いとされるが、実際はかなり展望が開けている。
まずは最初のピークという事で、休憩がてら展望を楽しんでいこう。

大崩山の頂上もそうだが、かつて展望が無かったはずの場所が開けている理由が気になる。
これがシカの食害や気候の変化によるものでなければ良いのだが。




終戦直後の1945年8月30日、米軍の戦略爆撃機B-29が親父山に墜落するという事故が発生した。
現在でもこの付近には残骸の一部が点在しており、その姿を見ることが出来る。


この棒状の物は前輪のストラットサスペンションらしい。
比較対象物が映っていないので分かりづらいが、その巨大さに驚いてしまった。




B-29の墜落事故の少し前には、この付近で陸軍の隼も墜落事故を起こし、搭乗員が亡くなっているらしい。
日米両国の殉職者を慰霊するため、毎年慰霊祭が行われているとのことだ。




親父山の次は障子岳を目指して縦走開始!

障子岳まではコースタイムで約40分。標高差も50m程しか無く、快適な縦走が楽しめる。
近隣の山々を山座同定でもしながらのんびり行こう。



おお! この足下に群生する緑の植物は「山キャベツ(勝手に命名)」こと「バイケイソウ」ではないか!


国見岳に続き、ここでも咲き誇っておられますな。(まだ開花してないけど)

下山したら記念(?)にキャベツ太郎でも買って食べるか。




所々で見かけたこの風景。
まだ春先だと言うのに、立ち枯れのようになっているのは何故だろう?
強風で押し倒されたように幹が斜めになっているのも謎だ。



縦走路から北の方角に見えるのは、今回の目的地である「祖母山」だ。
祖母山は高さは元より、特徴的な山容をしているので一目で分かる。


障子岳から分岐して祖母山方面へ


ほとんど標高差の無い快適な縦走路なので、僅か20分ちょいで「障子岳(しょうじだけ・1703m)」に到着。

看板や三角点など色々な物が設置してあるが、その中の一つに超小さな看板を発見!
ミニチュアサイズのこの看板、一体誰が設置したのだろうか?

なお、障子岳は祖母山と傾山を繋ぐ縦走路上に有り、ここから右へ進むと古祖母山や傾山方面へ至る。
自分なりのプランを作って楽しんでみよう。




障子岳の頂上からの展望もなかなか素晴らしい。
ここまでだったら難所も無く短時間で登る事が出来るので、登山入門コースとしてもオススメだ。




前述の様に障子岳の頂上からは古祖母山・傾山方面のコースが分岐している。
この付近には鹿の食害を防ぐ為のフェンスが設置されており、こちらへ進む際は扉を開けて進む事になる。

その際、扉を閉め忘れないように注意しよう。




障子岳の頂上付近は樹木が広範囲にわたって枯れたような状態になっている。
立ち枯れとも違う様だし、山火事があったわけでも無さそうだ。

まるで映画「ハンバーガーヒルで見かけた激戦の跡の様な、辺り一面が何かの力で朽ち果てたような感じだ。
一体どういった理由でこうなったのだろうか?



障子岳の頂上付近は以外と険しい地形をしている。

頂上に居る時はあまり実感出来ないが、祖母山方面へ進んで振り返ると、これが結構な絶壁である。

うっかり迷い込んで滑落などしないように要注意だ!



広がる青空と原生林。 うーむ美しい。 なんて気持ちの良い縦走路だろう。
それと対照的な謎の立ち枯れ(?)地帯。 このミスマッチな風景がまた面白い。




縦走路を振り返る。
右手が先ほど通過した障子岳で、左奥には古祖母山が見える。

この付近はご覧のように東側が急斜面や絶壁になっている。
登山道を歩く限りさほど問題では無いが、迷い込んで滑落しないように注意しよう。



縦走路を彩る花々と巨岩、周辺の展望


おお! これまた美しい草花がたくさん!

アケボノツツジをはじめとした色とりどりの花が咲き誇っておられますな。
やはり縦走するなら春がベストシーズンと言える。




障子岳から小一時間ほど歩くと東側から「黒金山尾根コース」が合流してくる。

これは大分県豊後大野市側から登ってくるルートだ。

このルートは大分県側から祖母山へ登るルートの一つとして知られている。




この付近は縦走路の中でも特に展望が良く、祖母山・古祖母山・障子岳など、近隣の山々がよく見える。
手元の地図と照らし合わせて山座同定を楽しもう。


慌てて歩くのは勿体ない。せっかくなので素晴らしい展望をゆっくり満喫していこう。



黒金山尾根コースの分岐点付近には「天狗岩」という特徴的な大岩が有る。
このコースのランドマーク的な巨岩だ。


どこがどう天狗なのかはよく分からないが、天狗が仰向けになって空を見上げている様子・・・だろうか?



天狗岩の直ぐ近く(多分西側斜面?)にも特徴的な大岩が有る。
原生林の中から突き出た大岩・・・まるで大崩山の「七日廻り岩」の様だな!



【大崩山】大崩山屈指の人気と難易度を誇る「湧塚尾根コース」
大崩山の多彩なコースの中でも屈指の人気と難易度を誇る湧塚尾根コースの紹介。巨大な花崗岩を登り詰めた先にある絶景は大崩山を象徴する風景だ。難易度に見合った素晴らしい景色を堪能しよう。




障子岳と祖母山を結ぶ縦走路の大半は、ご覧のように傾斜や難所のほとんど無い穏やかな地形だ。
春はもちろんだが、紅葉の時期に来ても楽しい縦走が楽しめそうだ。

美しい自然の息吹に包まれ、オッサンの足取りも軽やかである。




祖母山の頂上を見上げる様な地点までくると、あわせ谷経由で北谷登山口へ向かうらしいルートの分岐点が有る。
が、幾つかの地図を確認したが、このルートに関しては記載されていない。


看板によると崩壊地がある為通行止めとなっている。
ここは迂闊に立ち入らない方が良いだろう。


核心部の梯子場を越えて祖母山の頂上へ

いよいよ祖母山の頂上が間近に迫ってきた。
ズームで見ると、頂上で寛ぐ登山者の姿も確認できる。

ところで、右写真の右隅辺りに、岩場の絶壁に掛けられた複数の梯子が映っている。
一見、これからあそこを通過するように思えるだろう。

しかし、確かに梯子場は有るのだが、地形が違うし、どう考えてもあの場所は通過しない。
方向的にもあの梯子を通過しそうなコースは存在しないのだ。

そうなると、あそこに見える梯子は一体何なのだろうか?
見た感じかなりスリリングな場所に設置されており、個人的には興味があるが・・・謎だ。




おお! 貴重な梯子場が!

このコースではこれまで難所が存在せず、当然ながら梯子場等も無かった。
しかし、祖母山の頂上直下に至り、ついに梯子場が出現!

梯子場マニアであるオッサンの鼻息も荒くなる。



この付近は登山道が入り組んでおり、中にはコースが付け替えられた場所も有る。
おそらく崩壊か何かで付け替えられたのだろう。

かつての踏み跡が明瞭に残っているので、看板をしっかり確認し、廃道に迷い込まないように注意しよう。



最初の梯子場を通過して暫く進むと、さらに大きな梯子場が出現する。

特に長い梯子は「登る」と言うよりも「渡る」といった感じで設置されている。
足下は切れ落ちているので、側面に掛けられたロープも併用しながら慎重に通過しよう。


これまでの穏やかな縦走路から一変する核心部であるが、梯子やロープはしっかりと設置してある。
三点支持の基本を守り、慎重に通過すれば問題無いだろう。




梯子場を越えると、今度は岩棚のような場所を通過する。

一見恐ろしそうに見えるが、足下はしっかりしているし、ロープも有るので意外と歩きやすい。
ここを越えれば頂上は間近。 慌てずにゆっくりと通過だ!



核心部の難所を越えると、直ぐに「祖母山(そぼさん・1756.4m)」の頂上へ到着!

頂上には看板や三角点の他、ちょっとした祠や石碑の様な物が色々設置してある。
意外と広いのでゆっくり休憩していこう。

休憩する際、看板などの設置物の周囲には荷物を置かないようにしよう。
記念撮影をする人の邪魔になるからだ。




祖母山は山体の大部分が樹林帯に覆われているが、頂上付近は完全に開けている。
なので、周囲360度にわたる、文句なしの大展望を堪能することが可能だ。

今回通過してきた親父山や障子岳はもちろん、近隣の古祖母山や傾山方面もバッチリだ。
さらに遠くには九重連山や阿蘇方面まで、九州の主立った山の大半を見る事が出来る。

晴れていれば遠く霧島連山まで見えるらしい。
さすがに空気の澄んだ秋から冬にかけての晴天の日じゃないと厳しいと思われる。

とはいえ、祖母山が絶景が楽しめる山であることは間違い無い。
せっかく登るなら、是非とも晴天の日を狙って行こう。



【祖母山】四季見橋登山口コースまとめ

九州山地の中心付近に位置し、九州を代表する名峰である祖母山。

祖母山には様々な登山ルートが存在するが、今回は四季見橋登山口を起点に、親父山や障子岳を経由する縦走コースを紹介した。
北谷登山口から直接登るコースに比べると多少時間は掛かるが、健脚者ならば十分に日帰り可能な距離である。


コースの大半は穏やかな地形で、各所に点在する展望所やアケボノツツジなどの見所も多い。

なにより祖母山の山体を眺めながら歩けるという点が最大の魅力だろう。


個人的には頂上直下に有る梯子場が一番楽しいポイントだ。
極端に難しい訳でも無いので、大崩山などに挑戦する前の練習場としてもオススメだ!



様々な楽しみ方が出来る祖母山。
もし、まだこのコースを歩いた事が無いなら、是非とも次回の候補として検討してほしい!




ヤマケイアルペンガイド 九州の山 | 山と溪谷社 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで山と溪谷社のヤマケイアルペンガイド 九州の山。アマゾンならポイント還元本が多数。山と溪谷社作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またヤマケイアルペンガイド 九州の山もアマゾン配送商品なら通常配送無料。


分県登山ガイド 44 宮崎県の山 | 緒方 優 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで緒方 優の分県登山ガイド 44 宮崎県の山。アマゾンならポイント還元本が多数。緒方 優作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また分県登山ガイド 44 宮崎県の山もアマゾン配送商品なら通常配送無料。


https://amzn.to/3XeHQgQ


https://amzn.to/4hHm52F



コメント

error:
タイトルとURLをコピーしました