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【北アルプス・立山連峰】室堂から名峰薬師岳を目指す縦走・第1日目

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室堂を起点とした立山連峰縦走の旅

北アルプス

私が好きな登山のスタイルは縦走(山と山を結ぶ尾根「稜線」沿いに複数の山を歩く事)なのだが、特に一度は歩いてみたいと考えているコースが幾つか有る。

  • 【南アルプス】仙丈ヶ岳から仙塩尾根を経由して塩見岳、さらには荒川岳など南部へ至るルート
  • 【中央アルプス】宝剣岳から空木岳に至る稜線ルート
  • 【北アルプス】白馬岳から唐松岳や鹿島槍ヶ岳などを経由して烏帽子岳へ至るルート
  • 【北アルプス】室堂付近から薬師岳方面へ至るルート

いずれも日帰りでは到底無理なロングコースばかりなのだが、今回は「【北アルプス】室堂付近から薬師岳方面へ至るルート」を歩いてみる事にした。



主なルートは「室堂~五色ヶ原~ザラ峠~薬師岳~太郎平」の区間だ。
問題はこれをどちらから歩くのかという点で、色々検討して見た結果、室堂をスタート地点とすることに決定。

室堂の方が標高が高いため、こちらをスタート地点とした方が下りが多くて多少は楽だという点が一つ。
そして何より、その室堂まではアルペンルートを使って楽に上がれるという点が非常に大きい。


室堂スタートのプランに決定だ!

最終日は太郎平から折立登山口に下山するのが基本プランだが、天候が許せば以下のプランのいずれかに変更する事も検討していた。

■黒部五郎岳を経由して新穂高温泉に降りるルート。
■雲ノ平から水晶岳・赤牛岳を経由し、読売新道から黒部ダムへ至るルート。

どちらも非常に長く(特に後者)、1週間近く晴れが続くことが前提なので、なかなか難しいプランだ。


特急あずさにて東京から信濃大町へ移動

いよいよ縦走第1日目のスタートである。 うむ、実に素晴らしい晴天だ!

縦走1日目と言っても、本日は電車とアルペンルートを乗り継いで室堂にある宿へ向かう日だ。
本格的な登山は無く、ほぼアルペンルートと室堂の観光で終わってしまうので、言わば前泊日と言える。

いつも夜行バスで移動して早朝から登山開始をしているが、たまにはこういうゆったりとした行程もイイネ!

首都圏から北アルプスへ向かう場合、多くの人がバス(さわやか信州号や毎日あるぺん号)か電車(特急あずさ)を利用する事だろう。

今回の私はあずさを使ってのんびり移動中である。
後立山連峰の美しい景色を眺めつつ、のんびりと駅弁を食べる・・・ なんという贅沢!



新宿から三時間ちょいで信濃大町駅に到着。


新宿発の特急あずさは基本的に松本が終点だが、8時発の「あずさ5号」のみ大糸線に乗り入れて白馬まで行ってくれる。
これを利用すればアルペンルートの最寄り駅である信濃大町駅まで乗り換え無しで移動可能。
非常に便利なので是非とも活用しよう。

以前は千葉始発の「あずさ3号」が南小谷まで乗り入れていたのだが、ダイヤ改正により、上記の「新宿発あずさ5号が白馬まで」という内容に変更となった。

松本から新宿経由で千葉まで乗り入れる列車も存在する。
17:20発の「あずさ50号」がそれで、錦糸町や船橋にも停車するので、こちらも是非活用して欲しい。
(*いずれも2025年8月現在の情報なので、最新情報は公式サイト等で確認のこと。)


アルペンルートの長野側起点「扇沢」

信濃大町駅から路線バスにて40分程で、アルペンルートの長野側起点である扇沢に到着。
ここから先ずは電気バスに乗り換えて黒部ダムを目指す。


なお、アルペンルートは黒部ダムや立山室堂方面へ向かう一般観光客に加え、釼・立山三山や薬師岳方面へ向かう登山者も多く利用する。
さらに、この扇沢には針ノ木雪渓方面への登山口と、爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳方面へ向かう柏原新道の登山口も有り、シーズン中は観光客と登山者で大賑わいとなる場所だ。



電気バスで後立山連峰を通り抜けると黒部ダムに到着。
そう、かの有名な「黒四ダム」とはこのダムのことだ!(黒部川第四発電所の事らしいですな。)


バスを降りると道は三つに分かれており、ダムへと向かう下り道と、展望台へ続く上り階段、そして「下の廊下」方面へ向かう登山道がそれだ。

「下の廊下」も一度歩いてみたいけど、開通期間が短くてなかなか暇が取れませぬ。
しかも現在は欅平へ至るトロッコ鉄道が一部運休状態なので(2025年現在)、通れるまで暫く時間が必要かな。

なお、ダムの対岸に渡った所にも分岐が有り、そこを左折すると遊覧船乗り場(2024年で運行停止)が有る。
さらに先へ進むと「ロッジくろよん」や「平乃小屋」「奥黒部ヒュッテ」、さらには読売新道から赤牛岳・水晶岳方面へ至るルートが有る。



本日は室堂に有る宿泊施設までの行程なので時間はたっぷり有る。 なのでゆっくりと黒部ダムを観光することに。

展望台から少し下った場所には様々な資料が展示されており、石原裕次郎主演の「黒部の太陽」に関する展示も有った。
自分が生まれるより更に前の時代の映画なので未視聴だが、一度は見ておきたいな。


雲上の楽園「立山室堂」

黒部ダムからケーブルカー、ロープウェイ、そして再び電気バスを乗り継ぐと、ようやく「立山室堂」に到着。
ご存じの通り非常に美しい場所であり、いつ来ても素晴らしい景色が楽しめる、まさに雲上の楽園だ。


ここに有る「ホテル立山」には何度か宿泊したことが有るが、展望が素晴らしく食事も美味しい良いホテルだった。
残念なことに2026年の夏をもって宿泊営業を終えるらしく、とても残念だ。
星野リゾートに売却するらしいが、どうなってしまうことやら。

ちなみに「室堂(むろどう)」とは山岳信仰の修験者などが宿泊や祈祷を行う堂の事を指すらしい。
なので、ここ立山室堂以外にも、同じ三大霊峰の白山にも「白山室堂」が有ったりする。



室堂ターミナルで昼食を取った後、遊歩道を20分程歩くと「みくりが池温泉」に到着。
名前からも分かる通り温泉を備えた山小屋(ほとんど旅館だが)で、内湯からの展望が素晴らしく、大日連山方面がよく見える。

立山室堂にはターミナルなどの中心部には温泉が無く、少し離れた場所に有るこの付近の宿に来ると温泉が有る。
みくりが池温泉を含む周辺の温泉宿は近くの地獄谷からお湯を引いているとのこと。

室堂一帯(というか北アルプス全域)は国立公園であるため、ターミナル付近まで引湯管を通すような大規模な土木工事は不可能なのだろう。
これはおそらく上高地に関しても同様なのでは無いだろうか。



室堂の地獄谷はいかにも「地獄!」って感じの雰囲気とガスが漂う場所だ。
十数年前までは遊歩道で散策できたとのことだが、さらに驚いた事には、あの場所に温泉宿まで有ったらしい。
うーむ、どんな宿だったのか、当時の様子が想像できないな。


みくりが池温泉の先にある丘の上から見下ろすと「雷鳥沢キャンプ場」が有る。
綺麗に整地された広大で美しいキャンプ場で、近くにある浄土沢もこれまた美しい。

当然ながら周囲を立山連峰に囲まれており、何処を見渡しても絶景&絶景!
しかも周囲には外来入浴が可能な温泉小屋が4軒も有り、最強のキャンプ場と言っても過言では無いだろう。

車で来ることが出来ないので、登山装備に限られてしまうのが唯一の難点だが、下手に車道が繋がっていると人が溢れすぎるから、逆にアクセスが多少不便な方が良いかも知れない。

雷鳥沢キャンプ場の周囲にある温泉を備えた小屋とは「みくりが池温泉」「らいちょう温泉 雷鳥荘」「雷鳥沢ヒュッテ」「ロッジ立山連峰」の事である。

*「ロッジ立山連峰」は台風&雪害で営業を停止していた時期があり、現在は外来入浴のみやっているとか聞いた事が有るが、詳細は不明。
利用を検討する際は、必ず直接確認を取ること。


初日のお宿「らいちょう温泉 雷鳥荘」

今回のお宿は、こちら「らいちょう温泉 雷鳥荘」である。
ここまでは室堂ターミナルから遊歩道をのんびりと30分程度の距離だ。

登山者や観光客はもちろん、積雪期にはスキーヤーも多く利用するらしい。
登山やスキーを楽しんだ後に温泉に入るとか、そりゃあもう最高ですな。



基本は相部屋なので一応は「山小屋」のカテゴリーに入ると思うのだが、個室も有るし決済には各種クレジットカードも利用可能。
館内も美しく、ほとんど旅館と言っても良いだろう。



談話室的な場所も山小屋風で雰囲気が良いね!
まさに山の中に有る旅館といった雰囲気だ。



洗面所も広々としていて美しく保たれている。
排水処理施設も完備しているらしく、嬉しい事に石鹸や歯磨き粉も使用可能だ。

さすがに浴室の写真は撮ることは出来なかったが、こちらも広々としていて美しく、同様にシャンプーや石鹸が使用出来る。

山小屋では排水が環境に与える負荷を軽減するために、基本的に石鹸や歯磨き粉の使用は禁じられている。
それらが使用出来る雷鳥荘などは例外だと覚えておこう。

そもそも、水源に乏しい一般的な山小屋では、洗面や手洗い用の水の確保すら大変で、お風呂も基本的に無い。
そういった点から見ても、水が豊富で温泉にすら入れる雷鳥荘は別格の存在と言えるだろう。



雷鳥荘には個室もあるが、今回は山小屋らしい相部屋に泊まってみた。

二段ベッド形式になっており、それぞれが二畳分ほどの空間で壁に仕切られている。
それぞれコンセントや照明が付いており、プライベートを保ちつつのんびりと寛ぐ事が可能だ。

相部屋形式に抵抗がある人も、この間取りなら大丈夫だと思う。
山小屋デビューにうってつけの宿かもしれない。



夕食はご覧のようになかなかに豪華で、鍋料理を中心に、揚げ物、刺身、煮物、焼き魚と品数豊富だ。
これならご飯三杯は行ける! 明日以降の縦走に備えてしっかりと食べておかねば!

食事が豪華なのは結構なことなのだが、これだけの食料をどうやって調達しているのだろうか?
車道がないから車は使えない訳だが、まさか歩荷でまかなえる量では無いだろうし、やはりヘリで荷揚げしているのかな?


立山連峰大縦走・1日目を振り返って

三泊四日(予定)の立山連峰縦走の初日はこうして幕を閉じた。
初日の今日は乗り物を使った移動が中心で、後はアルペンルートの観光といった内容だったので、疲れるような事も無かった訳だが。

その代わり、例によって二日目と三日目がかなり長い行程になる予定で、特に三日目が厳しい事になりそうだ。
その為の英気を養う一日だったという所か。


宿泊先に選んだ雷鳥荘は食事良し・温泉良し・展望良しと、「豪華すぎる山小屋」といった雰囲気の宿だった。

剱岳や大日連山の前泊や後泊に利用しても良いかも知れない。



明日はザラ峠を越えて五色ヶ原を目指す行程だが、果たしてどんな景色が待っているのだろうか・・・
等と考えていたら、何時の間にか深い眠りに就いていた。

食事は美味しく、温泉も良かったから気持ちよく眠れたようだ。



らいちょう温泉雷鳥荘 | 雷鳥荘 | 立山 | 立山黒部アルペンルート | 室堂平 | 北アルプス | 黒部ダム
雷鳥荘は室堂から徒歩30分、雷鳥沢と左手に地獄谷が見える高台にあります。雷鳥沢周辺は高山植物も多く、天然記念物ライチョウも見られます。雷鳥荘自慢のかけ流し展望温泉からは雄大なパノラマが眺められる山小屋。




【北アルプス・立山連峰】室堂から薬師岳を目指す縦走・第2日目
立山室堂の雷鳥荘で英気を養った翌日、いよいよ本格的な縦走がスタート。本日のルートは竜王岳からザラ峠を越え、五色ヶ原山荘を目指すコース。適度なアップダウンと素晴らしい展望。そして圧倒的な立山カルデラのスケールに驚かされる一日である。



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