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【ゲーム雑学】サーバー管理者のつぶやき・その1

ゲーム雑学

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ゲーム雑学コーナーへようこそ・・・

ここは、私が趣味でゲームをプレイしたり、或いは仕事でゲームを作ったりなど、ゲームに触れる上で遭遇した出来事や知識、それに対して思うことなどを適当に書いていくコーナーだ。

面白いかどうかは分からないが、暇つぶし程度に読んで欲しい。


Steamのゲームサーバーを運営していて思うこと

ゲーム雑学の記念すべき第一回目のネタはオンラインゲームである。

PCでゲームをプレイする人ならばまず間違い無く知っているであろう「Steam」。
有名すぎるので敢えて説明はしないが、そのSteam絡みでオンラインゲームサーバーを運営して思った事を書いてみようと思う。


「サーバーを運営」と言っても、Steamで販売されているオンラインゲームの公式サーバーの管理者をやっているという意味ではない。

Steamでは多くのゲームにおいてサーバーを手軽に構築するツールが提供されており、公式サーバーだけではなく、ユーザーが独自にサーバーを建ててオンラインプレイを行うことが可能だ。

私も「Left 4 Dead 2」や「Killing Floor」シリーズ、「The Forest」シリーズなど、幾つかのゲームのサーバーを不定期で運営している。
これらのサーバーはゲームを購入すると同時に付いてくるサーバー用ツールを使用することで構築可能だ。

比較的手軽にと書いたが、当然ながらネットワークやサーバーに関する基本的なスキルが求められる。
ポート開放やファイアーウォールなど、その辺が理解できている事が大前提なので、誰でも直ぐにサーバー構築が出来るという意味では無いので要注意だ!



私が自分でサーバーを建てる理由としては、気の置けないフレンドだけを招待してゆっくりじっくりと遊びたい場合や、MODやプラグイン等で拡張して独自のカスタムルールで遊びたい場合などが有る。


また、時には鍵を掛けずに(サーバー入室に際してパスワードを求めない事)広く開放して、所謂「野良プレイヤー」との出合いを楽しむ場合も有る。

今回は、その野良プレイヤーとの遭遇で思ったことを書いてみよう。


オンラインゲームでのマッチングの仕方

オンラインゲームで遊んだことが有る人なら経験したことが有るだろうが、時々「重くて」まともにプレイ出来ない事が有る。


動きがカクカクしたり、敵に攻撃を当てているはずなのに当たっていなかったり等、症状は様々だが、そういった場合はゲームプレイに重大な支障が出る。

特にFPSゲームの様に一瞬の攻防が生死を分ける様なゲームだと、もはやゲームにならない。
一方的にやられて何も出来ないまま屍に化ける、そんな状況だ。

これは基本的に遠く離れた国にあるサーバーに接続した場合に発生する。
距離が離れれば離れるほど、ネットワークには遅延(ラグ)が発生し、その度合いが大きくなるとまともにプレイ出来なくなってしまう。

個人の通信環境(例えば不安定なWi-Fiなど)が原因の場合も有るが、最大の理由はアクセスしたサーバーとの位置関係が大きい。

それならば、自国や近隣諸国のサーバーに接続すれば良いという話しなのだが、ゲームによってマッチングの仕組みが異なるし、敢えて遠くのサーバーに突撃してくるユーザーも居たりする。



サーバーを構築する際、コンフィグファイル等に様々なサーバーに関する設定を記述するのだが、その中に「サーバーの設置場所」に関する物が有る。
これは文字通りそのサーバーが何処に設置されているかを意味する物で、日本だと基本的に「アジア」に設定する事が多い。

この設定が何に役立つのかというと、ユーザーがオンラインプレイする際に、この情報を元にサーバーを検索し、絞り込む訳だ。



7dtdサーバー検索。

こちらは「7 days to die(通称7dtd)」のマルチプレイ用サーバー検索画面である。
様々な設定(7dtdではフィルターと呼んでいる様だ)で絞り込む事が可能だ。


「地域」の蘭で地域を設定して検索対象のサーバーを絞り込むことが出来る。
この場合は「アジア」に設定することで、アジア圏のサーバーのみを検索する。

7dtdサーバー検索。

一応「アフリカ」といった別の地域のサーバーも検索できる模様。

アフリカの人がサーバーを建てているかどうかは不明だが、仮にサーバーが有ってアクセス出来たとしても、とんでもなく遅延が激しくてまともにプレイ出来ないだろう。

7dtdサーバー検索。

検索した結果がこちら。

右端の数字がping値と呼ばれる物で、サーバーからの応答が有るまでの時間を表す数値だ。
通常はm/sの単位で表され、これが少なければ少ないほど、遅延が少なく、快適にプレイ出来る。


通信環境が安定している状況下で有れば、一般的に国内のサーバーで有れば二桁、近隣諸国であれば100台くらいが目安だ。

どれくらいが遅延の無い安定した数値なのかはゲームによっても異なるが、200以下が最低ラインだろうか。
それ以上になると遅延が発生して厳しい。



KF2サーバーブラウザ。

こちらは「Killing Floor2」のサーバーブラウザである。
ping値が低い順にソートしてあるので、いずれも快適そうなサーバーが並んでいる。

ちなみに、特定の国を指定してサーバーを検索することは出来ない。
ゲームによっては出来るかも知れないが、地域(アジアとか)までしか絞り込めない物がほとんどだと思われる。

なので、そのサーバーがどの国に有るかはping値を目安に判断するしか無いが、サーバー名に「JP」などの国コードを書いている物も多いので参考にしよう。


KF2サーバーブラウザ。

同じくKF2だが、今度は逆にping値が大きい順にソートしてみた。

どうやらKF2では極端にping値が悪い(離れすぎている)サーバーは検索結果に表示されない様だ。
そのボーダーはどうやら500以下までらしい。

で、これら400台のサーバーは何処の物かというと、サーバー名に「RU」と書かれている事からロシア系のサーバーらしい。
噂だとロシアではKFシリーズが根強い人気が有ると聞いた事が有る。


KF2のマルチプレイ。

これは私のKF2サーバーでプレイ中の様子。
私を含めた全プレイヤーのステータス画面を表示したところだ。

私が最もping値が小さいのは当然として、日本人のフレンドも2桁前半ですこぶる快適。
台湾など近隣諸国のフレンドも100以下で同様に快適そうだ。

200前後の人はギリギリ遠方のアジア諸国辺りから来ているのだろう。
KF2は割とオンラインモードが安定しているので、これくらいならばプレイに支障は無いかもしれない。

KF2のマルチプレイ。

別のマッチの様子だが、300を越えるとさすがに少し厳しい可能性が有る。
ただ、この「ファイアーバグ」というPerkは火炎放射器をぶっ放していればどうにかなる職業なので、細かいエイムが必要無い分、なんとかなっているかもしれない。

KFにおけるファイアーバグは、辺り一面火の海にして「前が見えない」「大型の敵が発狂する」など、大迷惑で忌み嫌われている職業でもある。



L4D2サーバーブラウザー

こちらは「Left 4 Dead 2(L4D2)」のサーバーブラウザーだ。

サーバー名もping値も不明で、プレイヤー情報も無く、正直使いやすいとは言えない。

L4D2マルチプレイ。

L4D2のプレイ中のステータス画面である。
右端がping値だが、その内容はKF2などと同様で、100台だったら概ねセーフといった感じだろう。

L4D2マルチプレイ。

248・・・ 結構厳しくなってきたが、まあまだなんとかなっているかもしれない。
ちなみにこのプレイヤーはインド辺りからアクセスしていた。

私のサーバーでは、アクセスしてきたプレイヤーの所属国が分かる様になっている。
この国情報はSteamのプロフィール情報を元にしており、関係無い国を設定する事も可能だが、さすがにping値はごまかせないので、大体どの辺からアクセスしているかは分かる。


L4D2マルチプレイ。

727・・・! あんた一体どこからアクセスしているんだ!?

例え国内からのアクセスでも、ネットワークが乱れて瞬間的に高いping値になる事は有る。
しかし、常時これだけ高い数値だと、恐ろしく遠いか、ネット環境が極度に不安定か、或いはその両方かだと思われる。

エベレストのベースキャンプからWi-Fiで繋ぐとかすれば、これくらい酷い数値になる様な気もする。


酷い環境なのに退室しない謎のプレイヤー

さて、上記のL4D2に関してだが、サーバーブラウザーで検索した場合、どうやらサーバーが設定した地域と自分の地域が一致するサーバーしかリストアップされない様だ。
(例外としてSteamグループに所属している場合に限り、関連するサーバーが地域を問わずリストアップされる模様。)


なので、日本人の私が北米に設置されているサーバーでプレイすることは基本的に出来ないと思われる。
そもそもアクセス出来たとしても重くてまともにプレイ出来ないだろう。

しかし、世界はとても広く、例えば「アジア」と一口に言っても非常に広い。
L4D2の場合、私のサーバーにアクセスしてくる人はアジア全域からやってくる。

日本・台湾・中国・香港といった近隣諸国はもちろん、ベトナム・フィリピン・インドネシア・マレーシア、果てはインドやモンゴル、ロシアやカザフスタンからもやってくる。

オーストラリア辺りはオセアニアになるので見た事は無いが、それでもインドネシアや中央アジアなどは非常に遠い。



特に厄介なのがロシアで、ロシアと一口に言っても日本と近い極東アジア地域も有れば、ヨーロッパに属するモスクワやサンクトペテルブルクといった超遠方の地域も有る。

何しろ同じ国内で時差が有る様な巨大な国家なのだ。

首都モスクワを含むロシアの人口の8割弱がヨーロッパ・ロシア地域に住んでいるらしいので、ロシアはヨーロッパに含めるべきだと思うのだが、アジア設定の私のサーバーにロシアからたくさんアクセスしてくると言う事は、もしかしてロシアはアジア扱いになっているのだろうか?


当然ながらロシアからアクセスしているユーザーは例外なくping値がすこぶる悪い。
良くて300台、下手すると500以上も有り得る。
(これはカザフスタンなどの旧ソ連・中央アジア諸国も同様だが。)

当然まともにゲームになるはずが無く、彼らの動きは紙芝居の様にコマ飛び状態になっている。
プレイしている本人達も全く楽しくないと思う。 撃っても当たらないだろうし。



んで、彼らが決まって行う行動が「lag. lag.」とラグ(遅延)が発生している事を表明してくるのだ。
何を訴えたいのか意味不明である。

「lag lag うるさいわ! ラグってソ連の戦闘機か!?(ロシアだけに)」と思ってしまう。(厳密にはlaggだが)

「私滅茶苦茶なプレイしてますけど、これラグが原因なんだからね!」とでも言いたいの?
んな事言われても何もしてやれないし、「へー、そうですか。大変ですね。」とでも言って欲しいのだろうか?



ラグが酷い、ラグが酷いと訴えるくらいならばさっさと他のサーバーに行けばいいのに、なんでブツブツ文句言いながらもプレイし続けるのかが謎である。

こっちとしても極端な遅延が発生しているプレイヤーが居ると正直迷惑である。
限られた人数で多くの敵と戦うというゲームの性質上、まともにプレイ出来ないプレイヤーが居ると、それだけで大きな戦力ダウンになる訳で、かなり厳しい。

また、特定プレイヤーの大きな遅延が他のプレイヤーやサーバーの通信環境に悪影響を与えるとか聞いた様な気がする。
とにかく、本人にとっても他のプレイヤーやサーバーにとっても、何一つ良い事は無い。断言できる。

にも関わらず、文句言いながらもプレイし続けるプレイヤーが多い。
もしかしたらロシア人は忍耐強いのかもしれないな。


サーバー管理者のつぶやき・その1 まとめ

この様に、オンラインゲームのサーバーを運営していると、色々と面白おかしな事が起きる。

碌でもないことも多いのだが、その一方で興味深い出来事も多い。
ゲームの設計やプレイヤーの行動心理など、色々と勉強になる事も有って面白い。


今回例に挙げた「L4D2」「KF2」などは結構古いゲームなので、マッチングシステムも同様に古い。
もっと新しいゲームならば、マッチングシステムもより洗練されているのかも知れない。

とりあえず、中央アジアとかロシアから日本のサーバーにアクセスすると、高確率でゲームにならないだろうから、この辺は細かく設定出来るようにして欲しいものだ。

特定の国からのアクセスを遮断するツールも有る様だが、アクセス禁止ではなく、もう少しユーザーの立場で便利な設計にして欲しいところだ。


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