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【アドバンスド大戦略4】ユニットの開発や生産方法、おすすめユニットの紹介

アドバンスド大戦略4・タイトル画面 アドバンスド大戦略

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アドバンスド大戦略4における兵器の開発と生産方法

ユニットの経験値を貯めて進化させるのはアドバンスド大戦略シリーズ最大の楽しみと言える。
頑張って進化したのに、思わぬ駄作兵器でガッカリ・・・と言うのもご愛敬である。

今作では、進化先の新兵器開発までユーザーが自由に出来る点が大きな特徴だ。
役立つ兵器やお気に入りの兵器を少しでも早く開発出来るように調整する事も可能!

開発を早めたい兵器に多くの予算を投じる事で、史実よりも早く開発を終えることが出来る。


また、開発を完了した兵器は工場で生産しないと使用する事が出来ない。

開発と生産、この二つの要素を理解する必要がある。

今作では「進化」「転換」「改良」「改装」と呼ばれている。


最初にやるべき事、それは兵器の開発

過去作とは違い、今作では「生産」→「配備」の前に、まずは「開発」を完了させる必要がある。


開発完了までに必要な予算額は、ユーザーが全く投資しなくても、基本的に月日の経過と共に減っていき、史実と概ね同じタイミングで開発が完了する。
(厳密には、99%位まで開発が終わり、最後に少し予算を投入して完了させる必要が有る。)

つまり、史実で戦争末期に登場した兵器は、ゲーム中でも同じような時期にならないと開発が終わらないし、終戦までに間に合わなかった兵器は、ゲーム中で見る機会が無いという事になる。

なので、少しでも早く開発したいならば、優先的に予算を投じる必要が有るという訳だ。

超重戦車やジェット機などは必要予算額も膨大だが、あえて積極的に投資するのもまた一興。

主力戦車や戦闘機に対する投資をそっちのけで、超兵器に全額投資をするという、お殿様ご乱心的な投資をするのもまた自由である。

もちろん、無茶をせずに現実的な範囲で、無難な兵器のみに投資対象を絞る事も可能。
その辺はユーザーのやり方次第で、自由度は非常に高い。

思い入れの有る兵器に絞って黙々と開発を行うのもまた自由!


兵器開発表の解説

ユニット開発表1

戦略マップで「開発表」を開くと、現在開発中の兵器一覧が出てくる。

開発表の解説

【 兵器タイプ 】
その兵器が属する大まかな兵器の種類。

【 転換Lv 】
現在編成可能な同系列の兵器を基準としたレベルの差。
「編成可」で有れば、開発終了直後に即編成可能になる。(在庫が必要だが)
「転換1」だったら1ランク上の転換(進化)対象という意味。

【 兵器名 】
兵器その物の名前。「Bf109 F4」や「パンターD型」といったお馴染みの名前の事。

【 兵器系列名 】
その兵器が属する系列名。 参考程度で良い。

【 現在開発費 】
開発が完了するまでの残り予算額。 基本的に投資しなくても自然に減少し、0になると開発が完了する。

【 累計投資額 】
今までにユーザーが投じた開発費の総額。 自然に減少した分は含まれない。

【 翌月開発率 】
投資額及び自然減少分を含めた翌月時点での開発率。 100%に達すると開発完了。

【 当月投資額 】
今月分の投資額。


初期状態だと「4号戦車D型」など、ごく少数の兵器しか出てこず、なんだか物足りないなぁと思ってしまうが、心配ご無用!

現状では「3ヶ月以内に開発が完了する兵器」しか表示されていない状態なのだ。
設定を変更し、開発中の全ての兵器を表示してみよう。


ユニット開発表2

開発表の左上にある「史実」の項目を「すべて」にすると、現在開発中の全兵器が表示される。
すると、今度は100種類近くもの兵器群が! これには軍事マニアも大歓喜。


「パンターD型」や「Me262」といった超有名所から、「Ta183フッケバイン」等の少々マニアックな物、さらには「ポルシェ 245-010型軽戦車」「対空戦車341」と言ったマニアですらあまり知らない様な物まで実に様々!


マニアならば、この一覧表を見ているだけでも1日過ごせることだろう。
およそ2000種類以上の兵器が登場する本作の恐ろしさの一端が窺えますな。

ちなみに「対空戦車341」はパンターベースの対空戦車「ケーリアン」の事で、MD版では「コーリアン」の名で収録されていました。


ユニット開発表3

さて、一覧表を見て取り乱してしまったが、引き続き開発表の解説をしておこう。

開発表から投資額を変更したい兵器を選び、ダブルクリックすると個別の投資画面が開く。
各項目の内容は開発表の物と基本的に一緒で、「翌月開発率」が100%に達すると開発完了となる。

「翌月投資額」は今回投資する金額で、0~30000迄の間で変更出来る。
隣の「開発投資」を押すと、自動的に最大値である30000が設定されるが、それよりも少ない額で100%に達する場合は、丁度良い金額が自動的に設定される。

最大投資をした方が開発は早まるが、当然ながら予算を圧迫するので、どの兵器にどれだけ投資するかはよく考えよう。


なお、タイミングによっては開発率が100%を越えてしまう場合も有るが、余分に投資した金額は、同系列の次の兵器に対する開発費に回されるので無駄にはならない。(次の兵器が存在しない場合は無駄になるが。)

翌月以降も同額の投資を継続する場合、「翌月以降、同額設定」にチェックを入れておくと自動で投資されるので便利。

「4号戦車D型」の次は「4号戦車E型」が来る様に、大抵の場合は後継兵器が存在するので安心(?)だ!


「翌月当初の軍事費残高予測」は、開発・生産等の戦略マップにおける全ての出費額を収入総額から差し引いた翌月予算の事である。
投資額の設定が予算の残高にどれくらいの影響を及ぼすかの参考になるので活用しよう。

時々、開発や生産に散財しすぎて赤字になる事が有るので、ご利用は計画的に。


開発が完了するまで性能が不明!? 造ってみてのお楽しみな兵器開発

開発表には現在開発中の兵器群がズラリと並んでいるが、なんと開発が完了するまで詳細な性能は一切確認できない。

自らの手で開発している兵器なのに、出来てみないと性能や仕様が一切不明なのだ。
そりゃ確かに「運用してみたら意外な欠点が見つかった」とかなら有ったりもするが、全く不明ってのは意味不明すぎる・・・


なので、各兵器に対する予備知識が有るかどうかが重要になってくる。
同系列の兵器であれば、基本的に性能や方向性が激変する事は少ないので、ある程度は予測が付く。

しかし、例外も有るので安心は出来ない。

例えば4号戦車はF2型から主砲が換装されて性能が激変するし、爆撃機も特定の型が対艦ミサイル専用仕様だったりするので、同系列だからと言って安心していると痛い目を見ることが有る。

そもそも、どんな兵器か全く分からない状態で貴重な予算を投資するのはリスクが大きい。

莫大な予算と時間を費やして開発した兵器が使えない代物だったら・・・


軍事兵器に対する知識が有ると便利かというと、確かに役立つ。

しかし、実在の兵器をゲームシステムに当てはめた際に、現実の性能や特徴が上手く反映されるかどうかはまた別問題である。

史実では活躍した名機・名戦車だったはずなのに、ゲーム内ではシステムの関係上あまり使えない兵器になっている事も良く有る。

逆に、史実では駄作の烙印を押されていた兵器が、ゲーム内では大活躍する事も珍しくない。

例えば、Me210やHe177は史実では機体やエンジンのトラブルで欠陥機に等しい評価を受けたが、ゲーム中では安定性や信頼性などの要素は一切無いため、問題無く活躍できる。


なので、史実での評価をあまりに重要視していると、逆にそれが有用な兵器を見逃す原因になるかも知れない。

予備知識は有った方が絶対有利だが、ゲーム内での評価は史実とは別問題なので、あくまで参考程度に、といった感じだろうか。

とはいえ、予備知識が無いと相当難解である事は間違い無い。


開発一覧表に出ていない兵器はどこにある?

開発表で全てを表示する設定にしても、何やら見当たらない兵器が色々有る事に気が付いた諸君。
確かにそういった兵器は大量に存在する。

そもそも本作に収録されていない兵器は別として、この開発表には全兵器が表示される訳では無い。


まず、ゲーム開始は1939年の後半なので、その時点で開発済みの兵器はリストには出てこない。
4号戦車の場合、D型以前のタイプは既に開発済みなので出てこないという訳だ。

生産ラインや兵器在庫に残っている場合も有るので確認してみよう。


また、4号戦車の場合、D型の次のE型は、まずD型の開発を終了すると、同系列の次の兵器として自動的に開発表に登場する。

つまり、特定の型を飛ばして開発する事は出来ないと言う事だ。
なので、使う予定が無い兵器でも、予算を投じて開発だけはする必要が出てくる場合も有る。

例えば4号戦車の場合、D型~F型をパスしていきなりG型を造るという様な事は出来ないのである。


次に、「改装専用兵器」は開発表には登場しない。

「改装専用兵器」とは、一から作られた兵器では無く、何かの兵器をベースに改装して作られた兵器の事で、例えば「フェルディナント」を改装して作られた「エレファント」や、「4号戦車」を改装して作られた「ヴィルベルヴィント」等がそれに該当する。


なので、ベースとなったフェルディナントや4号戦車各型は開発表に出てくるし、開発が完了したら生産も出来るのだが、エレファントやヴィルベルヴィントは開発も生産も出来ず、ベース車両からの改装でしか作る事が出来ない。


一方、「3号突撃砲」の様に、シャシーは3号戦車の物を流用しているが、生産自体は一から行っている様な兵器に関しては、開発も生産も行う事が出来る。

理屈を理解すると納得だが、やはり兵器に詳しく無いと難しい話しであろう!


予算が限られる中、どの兵器に予算を投じれば良いのか?

さて、開発の概要が分かったら、お次はどの兵器に投資すれば良いかが問題となる。

なにしろ、開発表に有るだけでも100種類近くの兵器が並んでおり、それらに満遍なく投資しようと思っても、とてもでは無いが予算が足りない。
かといって、ある程度の額を投資しないと、開発完了までの期間は遅遅として減ってくれない。


なので、開発費を投入する際は、対象となる兵器をかなり絞り込んで行う必要が有る。
予算が乏しいゲームの序盤では特に重要だ。

そもそも、生産や軍団編成などにも予算を使うので、開発に回せる資金は限られる。


どの兵器にどれだけ投資するかは完全にプレイヤーの自由なのだが、基本的には主力戦車(3号戦車や4号戦車)や主力戦闘機(Bf109やFw190)など、各軍の中核をなす主力兵器に対して優先的に投資するのが無難だ。

加えて、対空自走砲・自走ロケット砲・歩兵・爆撃機といった、強化・編成すると役立つ兵器に対しても投資したい。


逆に、対戦車砲・牽引対空砲・駆逐戦車・夜間戦闘機・潜水艦などは、プレイヤーによっては全く使用しない事も多いので、それらに投資するかどうかは自分のプレイスタイルで判断しよう。


即刻開発を完了させるべき兵器(ゲーム開始時点で開発完了間近となっている)

【 3号戦車G型 】
4号戦車F2型が登場するまではこの辺が主力戦車となる。短砲身型4号戦車よりも強い。


【 Sdkfz 7/1 前期 】
お馴染み戦術防空戦力の要。まさしく守護神。今回も20mmx4が火を噴く!


【 Bf109E系 】
戦闘機の主力。F型/G型系列やK型系列はクラスが異なる点に注意。


【 He100D-1 】
高度と航続距離に優れるので、Bf109の補佐用に。造りすぎに注意。


【 JuG-38ce 】
航続距離と搭載量に優れる輸送機で、最後まで活躍する。Ju52系列から進化させる。


【 He115A-1 】
水上雷撃機。主に北海・北欧方面での英海軍対策に。

早い段階で開発すべき兵器

【 Sdkfz222 B型 】
偵察隊の主力。「Sdkfz231」への転換ベースとしても重要。


【 Sdkfz231 8輪型 】
索敵力5を持つので活用しよう。


【 4号戦車D型とそれ以降 】
活用するのはF2型からだが、開発だけは完了する必要が有るので。


【 150mmロケット砲41型 】
戦力としても役立つが、「150mm機甲ロケット砲42型」のベースとしても重要。


【 LWS 】
搭載力が大きい上に水陸両用なので悪路にも強く、ゲームを通じて活躍する。


【 装甲列車 】
列車砲「280mm K-5(E)」のベースとなる。


【 各種歩兵 】
上位の物に転換・改装すると占領能力が向上する。


【 Bf109F系 】
中盤以降はF型・G型が主力となる。


【 Bf110D-1/R-1 】
この次に控えている「R-2」が超重要。


【 Ju87R-1 】
地中海戦域向けに造られたシリーズ。航続力が長いので役立つ。


【 Ju88A-5 】
この次に控えている「A-4」を作る為に。A-4よりもA-5の方が先に来るのがポイント。


【 Z23級 】
ドイツ系駆逐艦の中では最強のクラス。

長期的に見て投資すべき兵器

【 5号戦車パンター 】
中盤以降の戦車隊の主力。走攻守揃った二次大戦最良の戦車。


【 170mm加農砲18型 】
強いが重量が有るので、輸送車両の「Sdkfz 9」も揃えておこう。


【 150mm機甲ロケット砲42型 】
敵の大群を瞬時に葬り去る陸戦の鬼。今作では直接生産する事が出来ないので注意。


【 マウルティーア 】
不整地に強い補給車なので持っておきたい。


【 Fw190A系 】
中盤以降の主力戦闘機。D型が来るまでは高度の高いBf109系と併用しよう。


【 Ju87G-1 】
一撃必殺の破壊力を持つ、最強の対戦車攻撃機。あらゆる戦車を一撃で葬り去る。


【 Do217系 】
中盤以降の主力爆撃機として。「E-2」型が使いやすい。


【 Ju188系 】
中盤以降の主力爆撃機として。最初の「E-1」型で事足りる。


【 BV222Aヴィーキング 】
大きな航続力と搭載力をもつ輸送飛行艇。Bf-110D-1/R-2と組ませて空挺作戦だ!

等々、私個人の経験を元に、オススメの投資対象を選んで見た。
短期・中期・長期と分けて考え、投資額を調整して欲しい。


もちろん、自分独自の判断で自由に変えても構わないので、試行錯誤しつつ楽しんで欲しい。
不遇の傑作機である「He219」等を優先的に開発・生産したりするのも面白い。

開発や生産関連は経営SLG的な面白さが有り、まさに本作は一粒で2度美味しいゲームと言える。


兵器の生産の仕方 ~開発が完了したら生産してみよう~

多大な予算と時間を投じて開発が完了すると、今度はいよいよ生産に移行する事となる。
生産システムも複雑でややこしいので、しっかり理解しておこう。

ここを理解しておかないと、開発したはずの兵器が使用できなかったり、何時の間にか生産できなくなってしまったり等の悲劇が起きかねない。


新型兵器を作るためには幾つか方法が有るが、例えば、

(1)新規に編成(生産)する。(編成可能な場合に限る)
(2)既存のユニットから転換(進化)させる。
(3)既存のユニットから改装(改良)させる。

等の方法が有る。


(1)と(2)に関しては、まず開発が終了した兵器を工場で生産し、在庫を確保する必要が有る。
(3)に関しては、基本的に開発が終了次第、即座に行うことが出来る。(諸条件は後述)


例えば開発が完了した4号戦車G型をユニット化したい場合、3号戦車等の格下の兵器から転換する方法と、同じ4号戦車の別型(例えばD型)から改装する方法が有る訳だが、前者の場合は全く別の兵器に乗り換える訳なので、4号戦車G型の在庫が必要。


一方、後者の場合は既に有る4号戦車に手を加えてG型仕様にするわけだから、新規在庫は不要という訳だ。

(改装にもパーツの在庫が必要ではないかと言いたくなる所だが。)

この仕組みを理解しておかないと混乱してしまうだろう。


開発を完了し、設計図を取得する

新型兵器の設計図

開発率が100%に達すると、戦略マップの次ターンで「設計図」として取得出来る。
これを工場に適用する事で生産ラインを作り、さらに予算を投じて生産することで、ようやく使用可能となるわけだ。


つまり、開発完了から実際にユニットとして使用できる様になるまでには、さらにしばらくの時間と予算が必要という事になる。(改装する場合は別)


設計図の各パラメーター解説

【 兵器タイプ 】
その兵器のタイプ種別とレベル。 参考程度に。


【 転換Lv 】
現在編成可能な同系列兵器からみたレベル。「編成可」であれば直接編成可能。


【 兵器名】
兵器その物の名称・ニックネーム。


【 兵器系列名 】
その兵器が属する系統。 参考程度に。


【 枚数 】
設計図の枚数。

この中で特に重要なのは設計図の「枚数」で、必ず8枚取得出来る。

これを工場に適用して生産ラインを作るわけだが、設計図が8枚なので、最大8箇所の工場に適用できるという事になる。


要注意事項として、これらの取得した設計図は、戦略マップで次のターンになった際に全て消失してしまう。

理由は全く不明だが、システム上そうなっているので仕方が無い。

なので、生産ラインに乗せたい設計図は、必ずそのターンの内に工場に適用しておこう。
賞味期限が短すぎる設計図・・・謎は深まる。

一気に大量の設計図を取得した場合、設計図を適用出来る工場の確保に困る事になる。
予算の投入額を調整し、開発完了のタイミングを調整しよう。


設計図を工場に適用し、生産の準備を整える

新型兵器を生産ラインに乗せたい場合、設計図一覧表から選んでダブルクリックすると、適用可能な工場の一覧が表示される。

プレイヤーであるドイツ軍が所持している工場は100箇所前後も有るが、兵器の種類によって適用可能な工場は異なり、全ての工場が対象となる訳では無い。


「装甲車両(装軌式)」「歩兵」「航空機」「艦艇」「火砲」「列車」等、ユニットの種類は色々有るが、該当する設計図と同系統の物を生産可能な工場にしか適用できない。

つまり、戦車の生産を行っている工場に航空機の設計図を適用することは出来ないという訳だ。

戦闘車両や航空機は兵器の種類が膨大なため、工場の数が不足しがちなので、生産する兵器を絞り込んだり、生産を開始・終了するタイミングを調整しよう。

歩兵の場合は「工場」ではなく「動員センター」となっている。


工場に設計図を適用すると、当然ながらそれまで生産していた兵器の生産は出来なくなる。

他の工場に同じ兵器の生産ラインが有る場合はともかく、唯一の生産ラインを閉じてしまうと、編成や転換はもちろん、補充にも影響が出てしまう。(補充すると在庫から消費される。)


主戦力で消耗が激しい兵器の場合、生産ラインを最低一つは残すか、十分な在庫が確保されるまでは生産ラインを閉じない方が無難だ。

・在庫が枯渇しても、毎回1ずつならば補充は可能。
・捕獲兵器の場合は在庫があっても1ずつしか補充できない。


なお、これらの工場群はドイツ本国の各都市(拠点)に点在している。
工場一覧表に所在拠点情報が有るので、参考までに確認しておこう。


普段は特に気にする必要は無いのだが、万が一その拠点が敵の侵攻で陥落した場合、当然だが工場も失われ、生産もストップしてしまう。

拠点を奪還すれば工場も戻ってくるが、生産ラインも復活するかは不明。


生産ラインの変更1。

さて、実際に設計図を工場に適用してみよう。
この例では「4号戦車F1型」を生産中の工場に、新たに「4号戦車F2型」の設計図を適用する所だ。


この画面で重要なのは、画面左中央に有る「規模減少率」「継続可」「継続不可」の部分である。

各工場には「規模」の要素が有り、それが大きいほど生産力も大きくなるのだが、生産ラインを変更すると、それに伴ってある程度規模が減少してしまう。

どれくらい減少するかは2パターン有り、同系列の兵器で有れば「-30%」、異系列の兵器で有れば「-80%」である。

同じ系列の兵器で有れば、生産ラインに大きく手を加えなくても良いという訳だ。

今回の場合、同系列の4号戦車同士なので、減少率は-30%と少なくて済んだ訳だ。
4号戦車をベースとしたブルムベアーや4号突撃砲の場合も同様に少なくて済む。


生産ラインの変更2。

一方、こちらは「Bf109-F4」の生産ラインを「Bf110G-4b」に変更しようとしている所である。

全く異なる種別の兵器で有る為、規模の減少率は-80%と非常に大きく、せっかくの工場規模が激減してしまう事になる。

もし少しでも減少率を抑えたいので有れば、リストに有る「Bf110-D3」の工場に適用すると良い。
同じBf110系列であるため、減少率は-30%と少なくて済む。


ただし、一度閉じてしまった生産ラインは再開不可能なので、適用する工場選びは慎重に。
時には大きな減少率を飲んででも異系列の工場を選ぶ必要も有るだろう。

・減少した工場規模は、予算を投じることで増強する事が出来る。
・一度に大量の設計図を取得すると工場割り当てが大変なので、タイミングも重要だ。


工場に予算を投入し、生産開始

生産投資1
生産投資2

戦略マップで「表」→「工場表」と選ぶと工場のリストが表示され、100箇所以上もの工場が確認できる。

(上記画像は横長なので分割している。)

各項目の中で重要な物を解説しよう。


工場表の各パラメーター解説

【 工場名称 】
工場の名称だが、あまり気にしなくて良い。


【 当月規模 】
工場の現在の規模。 予算を投じることで最大30000まで拡大できる。


【 翌月投資 】
今ターンで投じる予算額で、0~30000で設定可能。 生産数と規模の拡大に影響する。


【 翌月生産 】
次ターン開始時に取得出来る兵器の数。 予算額と規模によって変化する。


【 翌月在庫 】
次ターン開始時における在庫数。 現在の在庫と翌月の生産数の合計。


【 所在拠点 】
工場の所在地。 各工場はドイツ本国内に点在している。 これも参考程度で良い。


生産設定1

工場表から各工場をダブルクリックすると個別の投資管理画面が開く。
ここで投資額や生産数を微調整できるので、なるべく毎月確認・調整しよう。

投資画面の各項目の解説は以下に。(工場設定と共通の項目は省く。)


工場表の各パラメーター解説

【 向上規模 】
現在の投資額に基づく翌月の工場規模。 投資額に応じて工場の規模が拡大する。
投資規模と拡大規模は比例するので、大量生産したい場合は多めに投資を。


【 翌月生産数(画面上) 】
現在の工場規模及び投資額に基づく翌月の生産数。
「72 / 72」と有るが、右が最大投資した場合の生産数。 左は現在の投資額での生産数。


【 向上生産 】
現在の投資額に基づく翌月の最大生産可能数。
工場の規模が拡大すると、一度に生産可能な最大数も増えるという事。


【 翌月投資額 】
今回投資する予算の額で、兵器の生産数と工場の規模拡大の二つに影響する。
0から最大30000まで設定でき、工場規模が小さい時は最大値を設定出来ない場合が有る。
右の「最大投資」をクリックすると、現在設定可能な最大値が自動入力される。
生産の必要が無い場合は0に設定し、無駄な出費を抑えるようにしよう。


【 翌月生産数(画面下) 】
ここに生産希望数を入力すると、それに応じた投資額が自動設定される。
生産可能な最大規模を越えた値を入力した場合は無効。


【 来月以降、同額設定 】
翌月以降も同額を投資する場合はここにチェックを入れる。


工場への投資で重要なのは、「投資額は兵器の生産数と工場の規模拡大という2種類の要素に影響する」という点である。

投資額が少ないと生産数も少ないが、そもそも工場の規模が小さいと大量生産も出来ない。
編成・転換・補充などで消耗が激しい兵器は、早めに生産規模を増やして在庫を確保しておこう。


例えば毎月1000両の同一兵器を生産したい場合、一つの工場で生産しても良いし、複数の工場で合計1000両を生産しても構わない。

ただし、ゲームの進行に従って兵器の種類が増えると、どうしても工場が不足してくる。
その際はなるべく一つの工場で大量に生産することで生産ラインを絞り、余った工場を他の兵器の生産に振り分けよう。


なお、1ターンでどれくらいの数を生産できるかは、投資額や工場の規模によって決まるが、兵器の種類にも左右され、基本的に巨大な兵器であるほど生産効率は低くなる。

例えば戦車の場合、投資額や工場規模が同じでも、4号戦車よりティーガーの方が生産数は少ない。

ヤークトティーガーやマウスなどの重戦車、Ju390やBv222などの巨人機は最大投資をしても微々たる数しか生産できないので大変だ。

大型兵器は生産や運用にも多大な出費が必要なので要注意。デカイ物は金食い虫である。


なお、海軍艦艇の場合は少々システムが異なっている。

潜水艦や上陸用舟艇を除く艦艇はゲーム開始時点で既に生産ラインが用意されており、後は予算を投じるだけの状態になっている。


予算を投資すると「当月開発率」のパーセンテージが増えていき、100%に達すると完了となる。
開発が終了したら一隻の船が竣工した事になり、兵器ストックとして確保される。


ストックに有る数だけ編成や下位ユニットからの転換が可能になるが、戦術画面で編成する場合は補充で耐久度を増やしてやる必要が有るので注意。
戦略画面で編成すれば、いきなり最大耐久度でユニット化できる。

・大型艦艇の開発には時間と予算がかかるので、敵軍からの捕獲も活用しよう。
・艦船の耐久度を補充で増やした場合、資金だけ消費され、ストック数は減らない。


是非とも開発・捕獲すべきオススメの兵器

敵味方合わせて総勢2000種類ほどの兵器が登場する「アドバンスド大戦略4」。

当然ながら駄作も有れば傑作も有る。


そこで、ここでは数ある兵器の中から特に有用な物を紹介する。

敵軍兵器の場合はあの手この手を駆使して是非ともお迎えしよう。


BV 222A ヴィーキング(ドイツ)

BV222

珍兵器でお馴染みのブローム・ウント・フォスが開発した超大型飛行艇である。
元々は大西洋横断路線用に開発されたが、大戦勃発により軍用飛行艇として採用された。


歩兵しか搭載できないが、搭載量が4も有る上に航続距離がメーターを振り切っており、ちょっとやそっとでは燃料切れにならない。

地中海戦線や北欧戦線など、海の有るマップを中心に大活躍する。
「Bf110D-1/R2」や「D-3」などと組ませ、戦線を迂回した奇襲作戦に活用しよう。


飛行艇なので歩兵の積み卸しは港で行うが、降下猟兵であれば空中投下も可能だ。
また、地味に対空攻撃力が強いので、補助的に撃ち漏らした敵機の掃討もできる。


開発費は高めだが、優先的に投資すれば中盤頃までには開発出来るだろう。
部隊化するためには「Ju52/3m g5e(see)」から1レベル転換する必要が有る。


ポルシェ 245-010型軽戦車(ドイツ)

ポルシェ 245-010型軽戦車

数あるレア兵器の中でも特に際立った存在なのが、ポルシェ社が開発を進めていた「ポルシェ 245-010型軽戦車」である。

パンターやヘッツァーの様な傾斜装甲を持つ車体に、航空機の動力銃座の様な砲塔を持つその姿は、同じドイツ軍の軽鉄道装甲車、或いはUFOの様にも見え、そのインパクトは抜群である。


兵器の種別的には軽戦車に該当し、機動力・偵察力共に優秀だが、なにより特筆すべきは主武装である「55mm MK112」であろう。

55mmという珍しい口径の主砲を搭載しているが、機関砲故に優先度こそ低いものの、威力はかなり高く、特にソフトスキンに対する攻撃力は絶大である。
また、射程1~3の対空射撃も可能であり、副次的に対空自走砲としても利用できる。

防御力に関しても、厚めの傾斜装甲を持っているためか、3号・4号戦車の後期型と同等以上の性能を持っている。


史実では実践配備に至らなかった兵器で有る為、アドバンスド大戦略4においても相応の開発費と時間を要求される。
ただ、ゲーム開始直後から開発表にラインナップされているため、徐々に投資額を増やしていけば中盤頃には戦力化できるだろう。


直接生産は出来ないため、35(t)や38(t)系統から転換する必要が有る。
開発完了まで時間があるので、ゆっくりと経験値を貯めておこう。


Pe-8 /AM-35A(ソ連)

Pe-8 /AM-35A

ソ連のツポレフ設計局がペトリャコフ技師主導の下で製作した4発戦略爆撃機である。

二次大戦においては、米英両国以外での4発重爆撃機はほとんど実用化されていないが、その数少ない機体の一つがこのPe-8で、「AM-35A」とは搭載しているエンジン名を意味している。


本作においてもソ連で数少ない4発重爆であり、航続距離をはじめとした機動力は全体的に優秀で、防御武装も充実している。

戦略爆撃の能力も優秀で、耐久度250の拠点を一撃で壊滅できる。
また、その大型爆弾は支援爆撃にも活用できるだろう。


是非とも捕獲したいところだが、基本的に初期配置でしか登場せず、登場マップもかなり少ない。
しかも年代が進むとどうやら「Tu-2S」と置き換わるらしく、ゲーム中盤以降だと登場しないことも有るので捕獲は難しい。


M17 対空自走砲

アメリカが開発した自走対空砲「M16」をベースとし、ソ連向けの廉価版として作られたのが「M17」である。

本家のM16は特に朝鮮戦争での活躍が特筆され、「ミートチョッパー」というニックネームが付けられた事で知られる。

アドバンスド大戦略4においてはアメリカ軍のM16共々登場するのだが、今作の米軍とは主に海戦マップで戦う事が多いため、もっぱらソ連軍のM17の方が遭遇数が多いだろう。


純粋な対空自走砲としての能力は威力・射程共にドイツの「Sd.Kfz.7/1」の方が優秀だが、M17の真価は対地攻撃において発揮される。

対非装甲攻撃力の「116(29×4)」という数値は前述の「Sd.Kfz.7/1」よりも高く、M17に歩兵・工作車・野砲などのソフトスキン類がまともに攻撃された場合、まず間違い無く一撃で全滅する。

火炎放射戦車や戦闘爆撃機などと並ぶ、ソフトスキン兵器にとっては悪夢の様な敵である。


安価に直接生産が可能なので大量に投入してくるし、高い機動力を活かして前線を迂回し、索敵範囲外の思わぬ方向から突入してくる。

この兵器が登場して以降のロシア戦線は、常に全方位への警戒が必要となる。
ハッキリ言ってT-34やIL-2等よりも遥かに恐ろしい兵器である。


一方、大量に投入してくるため捕獲も容易であり、まとまった数を整備する事も可能だ。
戦局を打開するための一撃必殺の使い捨てとしても活用できるだろう。

また、一応装甲車両なので、防御力は低いながらも地味にタフだったりする。


4×4 野砲牽引車(イギリス)

4x4 野砲牽引車

フォードやGMのカナダ法人が開発したCMPトラックの派生型で、これらのシリーズは第二次世界大戦においてイギリスと連邦各国にて大量に運用された。

アドバンスド大戦略4では基本的にイギリス本国のマップにて登場し、各種火砲を搭載した状態で初期配置されている。


基本は輸送トラックなので武装は無いが、11という高い機動力に加え、15トンというこれまた高い搭載力を持ち、輸送車両としては極めて優秀である。

イギリス本国の複数のマップにおいて多数配置されているため、捕獲は比較的容易である。
中身を下ろす前にまるごと捕獲して有効活用しよう。


機動力が高いため直ぐに経験値が貯まり、ドイツ軍の各種輸送車両への転換も可能だが、これ自体が優秀な兵器なので、一定数はそのまま残した方が良いだろう。


マニアも裸足で逃げ出す珍兵器・レア兵器あれこれ

ここからはマニア感涙の珍兵器・レア兵器達を紹介する。

中にはゲーム内では使いづらい性能の物も有るが、「愛」さえ有れば問題無い。

心が躍るかかどうか、それが唯一のポイントなのだ。


沿岸防御砲(ノルウェー)

沿岸防御砲(ノルウェー)

沿岸防御砲を始め、トーチカやレーダーなどは基本的に各国共通の汎用ユニットとして使い回されているが、一部は細かく性能が異なっている。


ノルウェー軍の沿岸防御砲もその一つで、性能(武装)をよく見てみると、なんと陸上砲台にも関わらず魚雷を装備しているのだ。

これはおそらく、ウェーザー演習作戦でドイツ軍の重巡ブリュッヒャーを撃沈した陸上魚雷発射管を再現した物では無いだろうか。


アドバンスド大戦略における魚雷の強さは単に攻撃力だけではなく、それを何発同時に発射できるかという数も重要だが、この沿岸防御砲は8射線も有り、駆逐艦並みの攻撃力を持っている。

当然ながら砲その物も強力なので、艦艇は近寄らない方が良いだろう。


NKL-16(ソ連)

NKL-16(ソ連)

NKL-16はアエロサンと呼ばれるスノーモービルの一種である。

動力はプロペラ、足回りはスキーであり、雪上を時速30km前後で移動出来たという。
複数の歩兵を搭載・牽引し、冬戦争や第二次世界大戦でソ連軍によって活用された。


ゲーム中ではソ連軍が輸送ユニットとして初期配置しており、各所で出現する。
ただし、本作では年月によって初期配置ユニットが変化するので、時期によってはほとんど見かけないかもしれない。


移動力9というかなりの韋駄天であるが、雪が降っていないと一転して1という超鈍足に。
なので、天候OFFでプレイしていると、各所で立ち往生しているNKL-16の悲しい姿が・・・


Ju 86P-1(ドイツ)

Ju 86P-1

双発爆撃機「Ju 86」の派生型の一つで、与圧キャビンや排気タービン過給機などを装備した高高度爆撃型がP型である。


高度13という圧倒的な高高度飛行能力を持っているが、本作においてはゲームの仕様上、正直なところ使い道が無いに等しいのが悲しい。
せめて爆撃機仕様ではなく偵察機仕様であれば使い道も有ったのだが。

しかし、マニアとしては見逃せない存在なので、1部隊くらいは作っておこう。


Ju 390A-1(ドイツ)

Ju 390A-1

ドイツが米本土爆撃を目的に開発していた戦略爆撃機の一つがこの「Ju390」で、なんと6発エンジンを持つ超大型戦略爆撃機である。

開発自体は順調に進んでいたが、量産命令が下された時点で既に戦局はドイツにとって不利な状況となっており、結局その後の戦局の推移により計画自体が中止されてしまった。


ゲームにおける性能自体は爆撃機として申し分なく、それだけで言えばオススメの兵器なのだが、開発はもちろん、生産や運用にも多大な費用がかかるので扱いやすい兵器とは言いがたく、やはり珍兵器・レア兵器扱いの方が妥当であろう。


武装には諸説有る様だが、ゲームにおいては20mm2連装砲塔を4基、13mm4連装銃座を2基というハリネズミの様な重武装で、実は対空攻撃力はゲーム中で最強クラスである。

特に側面方向への火力は圧倒的で、長大な航続力や豊富な弾数を活かし、副次的に空戦任務にも使えるだろう。




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