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難易度の評価は、各個人の体力・技術・経験、当日の体調・装備内容・天候などによって大きく変化します。
また、登山道や残雪等の状況は、あくまで取材時の物で、最新の情報では有りません。
最新の情報は現地の山小屋や地元の観光協会などに直接確認して下さい。
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北アルプス屈指の人気エリア・穂高連峰

北アルプスのエース格の山と言えば槍ヶ岳や剱岳など色々有るが、その一つとしてあげられるのが穂高連峰だ。
よく穂高岳と呼ばれるが、実は「穂高岳」と言うのは複数の山の総称であり、穂高岳という単体の山は存在しない。
こういった山の集まりを「連峰」或いは「連山」と呼ぶ。
九州にある「霧島山」は韓国岳・新燃岳・高千穂峰などの総称であり、同じく「阿蘇山」も頻繁に噴火している中岳をはじめとした山の総称だ。
他にも本州の八ヶ岳連峰や北海道の大雪山なども有名だな!

これは常念岳から穂高連峰の全体を映した様子だ。
西穂高岳やジャンダルムは奥穂高岳の向こうに隠れていて見えないが、穂高連峰の全体はこうなっている。
穂高連峰は3000m級の高峰なので、ご覧の通り森林限界を大きく超えている。
また、その全てが険しい岩稜地帯で構成されていることもよく分かるだろう。
この荒々しさこそが穂高連峰の最大の特徴であり、他では見られない美しさを作り出している。
一方、険しい地形は多くの遭難事故の原因ともなっている。

穂高連峰の主要部をアップで見てみよう。
手前に有る屏風岩の向こう側にあるのがかの有名な涸沢カールだ。
ここには2軒の山小屋とキャンプ場が有り、稜線上にはさらに2軒の山小屋が有る。

今回は涸沢カールから白出のコルを経由して奥穂高岳に登頂するのだが、その途中で通過するのが「ザイテングラート」だ。
遠くから見ると凄まじい傾斜にへばりついた尾根である事が分かる。
何という絶景だろう・・・!
北アルプスを始め、各地には「難所」と呼ばれる場所が有る。
しかし、実際に現地に行くとそこまで恐怖は感じなかったりする。
人間の視野は狭いので、視界に入るのはかなり限られた範囲に過ぎないからだ。
それよりも、こうして遠くから全体を見た時の方が個人的にはより恐怖を感じる。
「俺はあんな凄まじい場所を歩いたのか・・・!」といった感じでね。
さて、今回登る事になる穂高連峰は国内第3位タイの高峰である奥穂高岳を筆頭に、前穂高岳や北穂高岳など、3000m級の山が犇めいており、北アルプスの中でも特に有名だ。
中でも最高峰の奥穂高岳(3190m)を目指して多くの登山者が訪れる。
この奥穂高岳へ登るルートはたくさん有るのだが、穂高連峰は標高もさることながら、総じて険しい岩山であり、登山道の多くは高難易度で熟達者向きとなっている。
西穂高岳からジャンダルムを越えて進む稜線ルートは国内最難関コースなので論外だし、槍ヶ岳から縦走するルートも大キレットなどの難所が続くので難しい。
上高地から重太郎新道を上るルートは岳沢小屋まではともかく、それ以降は難所が多くて初心者向きとは言えない。
また、新穂高温泉を起点に白出沢出合から一気に白出のコルへ登るルート(通称「飛騨ルート」らしい)は、標高差が大きい上に行動時間も非常に長く、落石も多いことから万人向けではない。
この様に高難易度のルートがほとんどだが、そんな中で横尾・涸沢経由で登るルートは貴重な一般向けとも言えるルートとなっている。
まず出発地である上高地はアクセスが良好で宿泊施設まで有る。
そして横尾までは平坦な林道歩きで、そこから先の涸沢カールまでは特に難所も無く、初心者でも十分行ける。
涸沢カールまでは、まさに北アルプス入門コースと言っても過言では無い難易度だ。
問題となるのは涸沢カールから奥穂高岳、或いは北穂高岳へ登る際のルートだ。
ここはそれぞれ岩稜地帯の急登であり、梯子場や鎖場などの難所も存在する。
いずれも大キレットなどに比べれば難易度は低いが、涸沢カールまでの登山道とは明らかにレベルが違う。
今回は奥穂高岳へ登頂する為に通過する事になるのだが、今回のルートにおける最大の難所と言えるだろう。
体調を整え、グローブやヘルメット等の装備を揃えたならば、慎重にアタックして奥穂高岳の頂上を目指そう!
穂高連峰に囲まれた美しい涸沢カール


今回は上高地を起点に、横尾・涸沢カールを経由して、その日のうちに一気に奥穂高岳への登頂を目指す。
夜行バスなどを利用すれば上高地を朝6時頃に出発出来る。
健脚者であれば午前10時過ぎにはこの涸沢(からさわ)カールに到着するだろう。
カールとは氷河活動による浸食作用によって作られた半円形の地形のことを指す。
日本語では「圏谷(けんこく)」と言う。
中央アルプスの千畳敷カールや北アルプスの黒部五郎岳のカールなどが有名だ。
ここは周囲を穂高連峰の3000m級の山々に囲まれており、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の二軒の山小屋が有る。
さらに稜線まで上がれば穂高岳山荘と北穂高小屋も有る。
ご覧のように庭園とも言うべき非常に美しい場所で、大きなテラスでビールやおでんを食べながら寛ぐ事も可能だ!
美しい・・・ ここは桃源郷か!?
「穂高連峰の名峰に抱かれ、俗世を離れた私は、今まさに自然と一体となった」
等と意味不明な事を呟きながら、オッサンは昼食休憩を取るのであった。


穂高連峰の3000m級の名峰に囲まれた涸沢カール。
いや~、美しいですな!
ここからまだ目的地である北穂高岳や奥穂高岳へ登る訳だが、この涸沢カールを目的地にしてのんびりするのも楽しいと思う。
ここで時間を忘れてゴロゴロするなんて、他では味わえない最高の贅沢でしょうよ。


さて、今回は穂高連峰の盟主である「奥穂高岳(おくほたかだけ・3190m)」へ登る訳だが、その為には通称「ザイテングラート」と呼ばれる場所を通過する事になる。
ザイテングラートとは元々ドイツ語で、「岩壁の支尾根」を意味するとのこと。
現在では涸沢カールから奥穂高岳へ登るルートを差す言葉として広く普及している。
荒々しい穂高連峰から伸びる岩の尾根・・・ まさにその名の通りですな。


奥穂高岳と前穂高岳を繋ぐのは通称「吊尾根」だ。
ご覧のように非常に険しく、しばしば滑落事故も発生している。
岩稜地帯で構成される穂高連峰の荒々しさがよく分かる地形だ。


涸沢カールから先は奥穂高岳を目指すルートと前穂高岳を目指すルートに別れる。
まずはキャンプ地を通過して涸沢小屋の方を目指そう。
この涸沢キャンプ場はアクセ良好で展望も最高。
おまけに二軒の山小屋も有って買い物も便利と、北アルプス屈指の人気キャンプ地だ。
ただし、それ故に土日祝日などは恐ろしいほどの人が押し寄せる・・・!
また、地面は岩場で固く、テントの設営には苦労する事も有るだろう。
うっかりヘリポートの近くに設営すると、ヘリが来た時に撤収させられる事も有るぞ!
離れないとダウンウォッシュで吹き飛ばされてしまうからな!


吊尾根の遥か下にはご覧の通りまだ雪渓が残っている。
地形的に日陰になる事が多いので溶けにくいのだろう。
雪渓の上には多くの岩が転がっているのが分かる。
あれらは多くが落石による物だと思われるが、冷静に考えると恐ろしい。
涸沢カールの住民(猿)との邂逅!

涸沢カールのテラスで昼食を取ったオッサンは、いよいよ奥穂高岳を目指して後半戦に突入!
難所のザイテングラートまではまだまだ距離というか標高差が有るので、まずはそこを目指して登らねば。


「ムッ!?」 オッサンはふと何者かの気配を察知した。
「誰だ!? 出てこい!! 隠れているは分かっているぞ!」
・・・うおおお! さ、猿だ! お猿さんじゃありませんか!!


上高地同様、ここ涸沢カールにもたくさんの猿が生息している。
多くの人が訪れるからか、涸沢カールの猿は人間をほとんど警戒しておらず、ご覧の通り実にリラックスしている。
登山者が横を通過してものほほんとしており、まるで警戒していない。
うーむ、まるで奈良公園の鹿だな。
これも人と動物の信頼関係が見せる光景と言えるだろう。


あっ! 子連れの猿だ! あああ小猿ちゃん可愛い!!
いやー、動物の子供って種類を問わずに癒やされますね!
しかし、ここでオッサンは有る事実に気が付く。
「お猿さんですら結婚して子供が居るのに、オッサンときたら・・・」
軽く屈辱を味わいながら、オッサンはザイテングラートを目指してカールを後にするのであった。





涸沢カールからザイテングラートへ


前述の様に、涸沢カールと奥穂高岳を繋ぐルート全てをザイテングラートと呼ぶわけではない。
まずは暫く登る訳だが、足下はひたすらガレ場となっている。
岩の多くは安定しているが、一部浮き石も有るので注意せよ!
また、岩場は踏み跡が分かりにくいので、特に早朝などの薄暗い時にルートを外れないように注意しよう。

一体何トンあるのだろうか、実に巨大な岩だ。
この岩も、おそらくは遙か上の稜線付近から落ちてきたのだろう。
今後何かの拍子に動き出すかも知れないと思うと恐ろしいですな。
オッサンはそそくさと通過するのであった。

さっき昼食を取った涸沢ヒュッテがもうあんな遠くに・・・
人間の一歩なんてほんの僅かだが、それでも数を重ねることでこんなに遠くまで歩けるんですね。
「たかが一歩。されど、それは大きな大きな一歩である。 小さな積み重ねこそが大事なのだ。」
等と意味不明な事をブツブツと呟きつつ、オッサンは無心で登るのであった。


いよいよザイテングラートが間近に見えて来た。
まるで急斜面にへばりつくように岩の尾根が伸びているのがよく分かる。
登山道は岩尾根の一番下から続いているのではなく、実際はもう少し上の方から尾根に合流する。

登山道が岩尾根に合流する位置は、尾根の全体で見ると下から見て1/5程の辺りだろうか。
こうして見るとザイテングラートはあまり規模が大きくないようにも見える。
しかし、実際に歩くと傾斜や地形の厳しさなども有り、これがなかなかボリュームが有るのだ。
一般的なコースタイムでは、涸沢カールから尾根に取り付くまでが約90分。
そこから先のザイテングラート部分が約80分となっている。
つまり、この区間の後半丸ごとがザイテングラートという訳ですな。

さあ、ついにやってきましたザイテングラート。
ここからが本日の難所、メインディッシュの始まりだ!

ザイテングラートはその全体が難所というわけでは無く、ご覧の通り最初は比較的穏やかな地形が続く。
穏やかと言っても岩場が延々と続き、傾斜もキツいので決して楽では無い。
地形上ストックは使えないので、体力1本で登るべし!



とにかく傾斜がキツく、時々浮石も有るので油断は出来ない。
慌てずにゆっくり確実に登るのだ!
また、くれぐれも落石など起こさないように注意せよ!
人気コース故に人も多いので、万が一落石を起こしたら重大事故になりかねないからね。

穂高の稜線から涸沢カールへ繋がる斜面だが、何度見ても凄まじい傾斜だ。
思わず草スキーをしたくなるが、こんなガレ場で草スキーなどしたら、秒でソリが破損して尻が大変な事になりそうだな。
それにしてもこの斜面、既に安息角に達していると思われるが、それでも風雨などで少しずつ崩れてはいるだろう。
山に来る度に思うのだが、その内、山の上の岩や砂が減少して標高が下がったりしないのだろうか?
今でも隆起を続けている南アルプスと違い、北アルプスって火山活動で生まれた山だ。
土砂崩れや落石が有れば、その分減る一方だと思うのだが。
ザイテングラートは難所だが展望は抜群!


急傾斜のザイテングラートはひたすら目の前の斜面を見ながら登る事になる。
しかし、傾斜がキツイと言うことは、逆に言うと後ろ側は展望が開けているという事でもある。
疲れたら立ち止まって後ろを振り返ってみよう。 素晴らしい展望が待っているぞ!
後ろに聳えるのは常念山脈の代表格である「常念岳(じょうねんだけ・2857m)」だ。
笠ヶ岳にも似た美しい山容が特徴の山である。

常念岳から稜線沿いに南へ進むと一軒の山小屋が見える。
あれはおそらく「蝶ヶ岳ヒュッテ」だろう。
大天井岳から常念山脈を縦走し、そこから槍沢ルート方面へ下って上高地へ降りるのも定番コースだ。


遥か下にはさっきまで居た涸沢カールが見える。
キャンプ場に点在する色とりどりのテントが美しい。
そして右側に聳えるのは穂高連峰の一角である「前穂高岳(まえほたかだけ・3090m)」だ。
穂高連峰の山々は標高こそ高いものの、山容自体は割と地味な山が多い。
しかし、この前穂高岳だけは別で、ゴジラの背びれの様なギザギザの尾根が非常に特徴的である。


真上に覆い被さる様に聳えているのは恐らく「涸沢岳(からさわだけ・3103m)」の一部だと思われる。
まるで尖塔の様に突き出た岩が非常に印象深い。
この荒々しい山容、恐ろしさも感じるが、それ以上に美しくて見惚れてしまう。





険しい地形が続くザイテングラートの核心部

さて、そろそろザイテングラートの核心部にやって来た。
ザイテングラートは大キレットなどに比べると難易度こそ低いが、険しい岩場が続くので決して楽な場所では無い。
特に上高地から一気に登ってきている人にとっては、最も疲れが出るタイミングで最大の難所に差し掛かる訳だ。
核心部に入る前に、小休止を取って心身共にリラックスさせておこう!


あああ! は、梯子だ!!
ご存じのように、オッサンは三度の飯よりも梯子場・鎖場を愛する男。
久しぶりに登場した梯子場に興奮を隠しきれないのであった。
ザイテングラートには梯子場はあまり無く、長さも短い。
梯子場が苦手な人も居るかも知れないが、岩場を直接登るよりも安全だ。
また、一気に標高を稼げるので実は有り難い存在である。

梯子や鎖などに加え、槍ヶ岳にも有った足場釘の様なボルトを使用する場所も有る。
写真では小さくて頼りないように見えるかも知れないが、実際はかなり大きく頑丈なのでとても心強い。
一歩ずつ慎重に進めば大丈夫だ!


当時は黙々と登ったのであまり印象に残っていないのだが、改めて見るとなかなかの傾斜だな。
というか、ほぼ垂直に近い場所も有りますな!
白ペンキのマークをしっかりと見て、コースを外れないように慎重に登ろう。
たまに浮石も有るので、体重を一つの岩に掛けるのも厳禁だぞ!


なんというか実に穂高連峰らしい岩稜地帯だ。
確かに険しいのだが、実際は手がかり・足がかりは豊富にあるし、おそらく想像よりも楽に登れると思う。
このザイテングラートで苦戦しているようだと、穂高連峰の稜線はとてもじゃないが歩けないだろう。
西穂←→奥穂はもちろん、涸沢岳←→北穂、北穂←→南岳の区間などもっての外である。
その意味では、このザイテングラートは穂高連峰の稜線を歩けるかどうかの試金石だと言えるかも知れない。


ひたすら岩を登る登る・・・!
傾斜がキツい上に狭い場所が多いので、逆方向から他の登山者が来た場合、どこですれ違うかを慎重に判断しよう。
立ち止まって待つ側が山側に立つという基本を忘れるなよ!

見渡す限り尖った荒々しい岩ばかりだが、これらは大きな岩が砕けてこうなったのだろうか?
さらに年月が経てば、もっと細かく尖った形状になるのだろうか。
それとも、雨などで削られて穏やかな形状になるかもしれないな。
ついにザイテングラートを突破して穂高岳山荘へ到着

ムムッ! 謎のオブジェを発見!
これは・・・よくアメリカ映画とかに出てくる石油掘削用のアレ・・・な訳は無いな。
一体何だろう? 風を見る為の吹き流し用の台座、その残骸か?


おお! ついに穂高岳山荘が見えたぞ!
いやぁ、長かったし疲れたね! お疲れ様でした。
ここは「白出のコル」と呼ばれる場所で、奥穂高岳と涸沢岳という3000m超の山に囲まれた場所である。
まるでマチュピチュの様な神秘的な雰囲気だ。
「コル」とは日本語では峠を意味する言葉だ。
山と山を結ぶ尾根を稜線と言い、その登りと下りが転じる場所を峠と呼ぶ。
他にも「鞍部」「乗越」「パス」などとも呼ぶ。

早朝に上高地を出発し、昼食以外はほぼノンストップで登ってきたので流石に疲れた。
これから穂高岳山荘にチェックインし、奥穂高岳への登頂もしなければならない。
ただ、しばし眼下の涸沢カールを眺めながら休憩といこう。

白出のコルは奥穂高岳と涸沢岳を結ぶ場所なのだが、ご覧のように非常に狭い。
こんな狭い場所にこの様な大きな山小屋を作るとは、人間の力って凄いよね。
キレット小屋とかもそうだが、ここ以外に選択肢は無い絶妙な場所に建てられている。
建てるのはもちろん、維持するのもさぞかし大変だろう。


穂高岳山荘の南側には奥穂高岳、北側には涸沢岳が直ぐ目の前に聳えている。
3000mを越える高峰に囲まれた、実に贅沢な立地の山小屋だ。
どちらも頂上までは30分弱といった所だ。
小屋に荷物を置いたら是非とも登頂してみよう。
ただし、いずれの山も、頂上から先は北アルプス屈指の高難易度の区間となっている。
迂闊に踏み込んだら大変な事になる。 行くかどうかは自分の力量と相談だ!

穂高連峰は日本アルプス屈指の険しい難所が集中している。
当然ながら遭難事故も多い訳で、それに対処するため、穂高岳山荘には岐阜県警の山岳警備隊が常駐している。
この辺は長野県松本市と岐阜県高山市の県境なのだが、岐阜県警が居ると言う事は、僅かだが岐阜県側に位置すると言う事だろうか?

おお! ローターの音がするかと思えばヘリコプターが飛んできたぞ!
日本アルプスでは荷揚げや捜索救助に従事するヘリコプターが頻繁に飛び回っている。
荷物を吊り下げている事からも分かる様に、あれは荷揚げにやって来たヘリの様だ。
なお、北アルプス地域では東邦航空などが荷揚げ作業に従事しているようだ。
この辺で見かけるヘリは大体同社のヘリと思われる。

穂高岳山荘のヘリポートは写真左上に見える円形の台座なのだが、荷揚げ・荷下ろし作業は小屋の直ぐ目の前にある木製のお立ち台の様な場所を使っているらしい。
荷揚げ作業はホバリングしながら行うので、わざわざヘリポートまで行く必要は無いのだろう。
ヘリポートから小屋までは距離も有る上に道が狭いので、荷物を運ぶのは大変だろうしね。


今回運んできた荷物は、どうやら米袋の様だ。
あれで何キロくらい有るのだろうか。
往路は食料や燃料を運んできて、復路は空き缶などのゴミ類を持って帰る。
山岳警備隊の方々も、業務の合間に荷揚げ作業を手伝っている模様。 お疲れ様です!
ホバリングしていたヘリだが、戻る際は後ろに飛び退くような感じで傾いたかと思うと、クルリと機体を翻して急降下しながら去って行った。
ヘリコプターの動きを間近で観察したのは初めてだったので、非常に楽しかったのを覚えている。


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