現在地   Topページゲームの仕事Top > 学校分析6


HOME

Sight Map

ゲーム業界の仕事TOP


スポンサーリンク


ゲーム学校のポイント「就職実績」の内容に注意

ゲーム系の学校に限らず、進学先の学校に関して最も気になる情報の一つが「就職実績」でしょう。

卒業生達が何処に就職しているか、これは授業の質や求人状況など、その学校の価値を計る重要な要素の一つです。
当然ですが、就職実績が著しくない学校に興味を持つ人は少ないでしょう。


しかし、学校が発表している就職実績を鵜呑みにするのは危険です。 その理由とは?


  • 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
  • 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。

就職先・人数・年度など、就職実績の詳細をチェック

気になる学校が見つかったら、とりあえず公式サイトにアクセスしたり、資料請求をしてみましょう。

就職実績は、賃貸物件の紹介で例えるならば「南向き日当たり良好」に相当するくらい重要なアピールポイントです。
どの学校も、これまでの就職実績を大きく掲載していると思います。
就職実績が掲載されていない、或いはそもそも公式サイトすら無いような学校は候補から除外しても良いでしょう。


さて、公式サイトやパンフレットに記載されてある就職実績ですが、チェックすべき項目は「就職先」「就職年度」「就職した人数」などです。 以下で具体的に解説します。

就職先はどこなのか?

就職実績で最も気になる点、それは「どこに就職したか」でしょう。


ゲーム系の学校を考えているのであれば、業界の大手企業や有名タイトルを手がけている企業などへ卒業生を送り込んでいる学校に興味を持つはずです。

大手企業や有名企業は必然的に競争倍率が高く、求められるスキルも高くなるので、そう言った企業への就職実績がある学校は、「カリキュラム」「講師陣」「機材」「業界とのパイプ」などにある程度充実している可能性があります。

逆に、ゲーム系の学校でありながら、ゲーム業界への就職実績に乏しい学校は問題でしょう。
カリキュラムや指導体制に何らかの問題が有る可能性があります。


ところで、就職先が聞いた事もないような小さな企業ばかりであった場合、すぐに駄目な学校と判断してはいけません。

何故かというと、ゲーム業界には多くの企業が有りますが、社員が千人いるような一部上場企業はごく一部です。
残りの多くは社員数が数十~数百人程度の中小企業であり、中には外注業務をメインでやっている為、一般的には知名度の低い会社もたくさんあります。

なので、仮に知らない様な会社ばかりであっても、一応どういった業務を行っている企業なのかをしらべましょう。
もしかしたら、小規模でも業界では名の知れた企業かもしれません。

大手企業から発売されている有名なゲームは、実は一般的には知られていない小さなメーカーが作っているという例は多いです。


スポンサーリンク


就職した年度はいつなのか?

次に注意すべきは、「その就職実績はいつの物なのか?」という点です。
就職実績に有力企業の社名がたくさん掲載されていても、実は数年前の実績だったりするかもしれません。


誰もが知っている大手企業に学生が就職した場合、宣伝効果は抜群です。
もしかすると、数年前に一人が就職しただけなのに、その後ずっと実績として掲載している可能性もあります。

少子化の影響もなく、好景気で就職も容易だった時代の実績を聞かされても何の意味もありません。

また、素早く技術や市場のニーズが移り変わるゲーム業界に対応するためには、学校の指導体制も逐一対応する必要があります。
数年前に優れた就職実績を達成したからと言って、今現在のカリキュラムなどが優れている保証にはなりません。


学校によっては「平成○○年度実績」などと細かく書いてある場合も有りますが、企業名を羅列しているだけで、一体いつの実績なのかが不明な学校もたくさんあります。

就職先だけでなく、いつの実績なのかも要チェックです。



このページのTopへ戻る

何人が就職したのか?

「就職先」「就職した年度」も重要ですが、同じく重要なのが「何人就職したのか?」という点です。


例えば、去年などの実績として業界各社の名前が羅列されていた場合、それは注目に値します。
しかし、仮に10社の名前が挙げられていたとしても、それぞれ一人ずつしか入社していなければ、結局十人しか業界に就職できなかった事になります。
学生が数十人しかいない学校であれば十分な実績ですが、何百人もいるような学校の場合は問題と言えるでしょう。


学科や学校の学生数に対し、目指す業界に就職できた学生は何人いたのか、これもチェックしましょう。



このページのTopへ戻る

就職実績は自分の就職を保証する物ではない

最後に注意事項を。


就職率を含め、仮にその学校の就職実績が輝かしい物であっても、それは決して「あなたの就職を保証するものではない」という点に留意すべきです。

就職率が100%で、先輩達が有名な業界各社に就職していたとしても、あなたが就職できるかどうかは全く別問題です。
入学後に努力を怠れば、待っているのは就職浪人でしかありません。

先輩達を雇用した企業は、その先輩各個人の能力や人柄を買った訳であり、その学校から無条件で雇用するという訳ではありません。
企業があなたに価値を見いだせなければ雇用しない、ただそれだけの話です。


充実したカリキュラムと設備、一流の講師、輝かしい実績。 そんな学校に入学したとしても、あなたの就職はあなたの努力次第です。 くれぐれも勘違いしないようにしましょう。


スポンサーリンク


ゲーム業界の仕事コーナーTOP



関連記事(一部広告を含む)

Page Top