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大崩山イメージ

登るよりも辛い? 梯子地獄の坊主尾根を下る

小積ダキからの絶景を堪能したら、いよいよ下山開始です。
小積ダキまではほとんどが登りでしたが、ここからはひたすら下りとなります。

「下りだからといって楽だという訳では無い」、これは登山経験者ならご存じの通り。
この坊主尾根も同様で、余りにも多すぎる梯子とロープ、危険な岩場のトラバースなど、
むしろ登りよりも辛いかもしれません。 特に膝への負担が大きいので要注意です。







坊主尾根と象岩を目指し小積ダキを出発

象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・2017年4月頃)

坊主尾根における最大の難所とも言えるのが「象岩」です。
スラブ状の巨岩のトラバースで、大崩山に点在するトラバース地点の親玉とも言える場所です。


象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。
象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・8月・2017年4月頃)

偶然の産物でしょうが、確かに人一人がギリギリ歩けそうな幅が有ります。
右下の写真では3名が通過中ですが、彼らは坊主尾根からの反時計回り周回の様ですね。


象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2017年4月頃)

花崗岩はグリップが効きますし、頑丈なワイヤーも有るので落ち着けば大丈夫です。
が、下はご覧のように100mは切れ落ちており、転落したら死は免れないでしょう。


巨大スラブのロープ場。 巨大スラブのロープ場。
巨大スラブのロープ場。 巨大スラブのロープ場。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・8月頃)

小積ダキから象岩まではおよそ15分の道のり。
途中には複数のロープ場が有り、なかでも難所なのがこのスラブのロープ場。
かなり巨大なスラブで、見ての通り手がかり・足がかりも無く、ロープ無しでは通過不可能です。
雨上がりなどは滑りやすいので要注意です。 ロープの経験も必須でしょう。


小積ダキを見上げる。 巨大スラブのロープ場。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・8月頃)

象岩の直前にもロープ場が有り、こちらは補助的に使う程度で下降可能です。
が、降りた先は切れ落ちているので、とにかく慎重に降りましょう。

振り返ると先ほど居た小積ダキがそびえ立っています。
短時間でここまで下れるのもロープ場のおかげですね。



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滑落要注意の象岩トラバース地点

象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。
象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・8月頃)

直前のロープ場を降りると、いよいよ象岩に到着です。
核心部は少し先になりますが、下降地点で既に横が絶壁なので注意してください。
こんな巨大な岩なのに、ギリギリ歩けるだけの段差が有ります。 奇跡の産物でしょう。

足下の看板に有る通り、一人ずつ慎重に通過しましょう。
岩肌に張られているのはワイヤーで、一見細いですが頑丈で頼りになります。


象岩トラバース地点。 象岩トラバース地点。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・8月頃)

左写真は核心部をズームで撮影した物です。
上部の岩がオーバーハング気味にせり出しており、頭やザックをぶつけないように注意が必要です。

右写真は通過後にトラバース地点を撮影した物です。
ご覧の通りかなりの急角度で切れ落ちており、万が一滑落したら大変な事になります。
凍結する冬場や悪天候時は大変危険です。 何度も言いますが、落ちたらシャレになりません。
なかなか恐ろしい場所ですが、足下にはステップが切ってあるので、ワイヤー共々活用しましょう。

なお、ここを通過する際、片手でワイヤーを握って正面を向いて通過する人を見かけます。
足場が傾斜している上にとても狭く、両足をクロスして歩くと引っかけた際に危険ですし、
万が一バランスを崩した際に、片手では体を支えるのは無理でしょう。
体を横向きにして、両手でワイヤーを握ったカニ歩き状態で通過した方が安全だと思います。
さらにハーネスで確保するとなお安全でしょう。


小積ダキの巨石。 小積ダキの巨石。
小積ダキの巨石。 小積ダキの巨石。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2017年4月頃)

象岩付近は小積ダキの展望所となっており、側面の形状を観察するのに好適です。
あまりにも巨大すぎる花崗岩ですが、自然の力や時の流れに圧倒されますね。
そして、つい先ほどまであの上に立っていたという事がにわかには信じられません。



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息つく暇も無い梯子とロープの複合攻撃

象岩を過ぎて一安心かと思いきや、坊主尾根はここからが本番。
数十箇所もの梯子とロープ・・・ 地獄の下りのスタートです。

梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。
梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。
梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

梯子、ロープ、そしてまた梯子・・・ 時には梯子とロープの組み合わせも。
一気に高度を稼げるのは嬉しい反面、慎重さが求められるので疲れます。


梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。
梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

坊主尾根の要注意箇所の一つがここです。
巨大な岩の上が通路になっており、最後はロープと梯子を併用して下まで降ります。
岩の上から梯子へ移る時が厄介で、角度が急すぎて足下がよく見えず、なかなか怖い場所です。
梯子を下りたら即座にロープが待っており、足がかりも無いので慎重に。


巨岩をくぐり抜ける。 巨岩の間を通過。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

巨岩が多数存在する坊主尾根。 時には岩をくぐったり、間をすり抜けたりすることも。
左の巨岩は入り口が狭いのでしゃがむ必要がありますが、頭をぶつけない様に注意してください。


見返りの当。 小積ダキ方面の展望。
名物の坊主岩。 巨大な坊主岩。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・2017年4月頃)

坊主尾根における数少ない展望ポイントが、この「見返りの塔」です。
ここ以降はこれと言った展望所が無いので、最後の展望を楽しんでいきましょう。
ただし、ロープでの上り下りは短いながらも結構キツイのでご注意を。
岩の上からは小積ダキや坊主岩の展望が得られます。


危険な鉄橋。 危険な鉄橋。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月・8月頃)

坊主尾根にも、湧塚尾根に有った「思案橋」の様な橋が有ります。
手すりは有りませんが横にワイヤーが有るので活用してください。
岩と岩の隙間はかなり深いので、くれぐれも転落しない様に注意しましょう。


梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。
梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。
梯子とロープが連続する坊主尾根。 梯子とロープが連続する坊主尾根。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

大崩山の梯子は種類も様々で、重厚な鉄梯子も有れば、脚立を開いた物まで色々有ります。
中には複数の梯子を組み合わせた物や、Z軸に斜めになっている厄介な物まで有ります。

注意すべきは、梯子の大半が樹木の幹や根っこに括り付けられた物だという点。
梯子自体は頑丈ですが、乗るとグラグラするので注意してください。
一部の梯子は岩盤に固定されていますが、大半の物は前述の様な状態です。



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坊主尾根終盤の注意箇所

坊主尾根終盤の難所。 坊主尾根終盤の難所。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

坊主尾根もいよいよ終盤。 そこでの難所がこの複合梯子場です。
まずは大岩の上を二段梯子で下り、途中から横のロープに移ってさらに下ります。
ロープに気が付かずに降りると、その先は数メートルの崖なので要注意です。

さらに最後の梯子を下るのですが、梯子がかなり強引な形で根っこに括り付けられているのです。
最初に見た時は「本当にここを降りるのか?」と思ったほどです。


崩壊した梯子場。 崩壊した梯子場。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年8月頃)

その梯子ですが、2015年のGW時にはなんとか通れましたが、夏に来たらついに崩壊していました。
根っこもろとも大きく傾き、もはや通過は不可能な状態です。
しかも根っこの周囲の地面もかなり不安定な状態で、近いうちに丸ごと崩落する恐れが有りました。


崩壊した梯子場。 崩壊した梯子場。
崩壊した梯子場。 崩壊した梯子場。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2017年4月頃)

2016年は三里河原コースに行ったため、ここに来るのは2015年の夏以来です。
梯子が付け替えられたとの情報を入手したために、ある意味で楽しみにしてやってきました。

これまでは、梯子 → 梯子 → ロープ → 足場の水平移動(ここが崩壊) → 最後の梯子(付け替え)
という流れだったのですが、再設置に際してロープから最後の梯子へ直接移動する様に変更されました。
それに従い、最後の梯子も設置位置が大幅に変更されています。

元々ここは坊主尾根有数の難所でしたが、今回の変更により一層危険になりました。
この岩には足場が全く無く、基本的にロープに頼り切って通過する必要が有ります。
一応木の根っこを足場にできるのですが、これも何時崩落するか分かりません。
ロープや梯子を完全に信用せず、地形を見極めて慎重に通過してください。


林道分岐点。 最後の大梯子。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

梯子が一段落すると、久々に分岐点が登場します。
林道方面へ行くと、登山口の前に有る道路へ至るようですが、二時間ほどかかります。
この先にある徒渉地点を通過でき無い場合、この林道を迂回路として使用する様ですが、
この林道ルートにも徒渉地点が有るそうなので、利用を検討する際は確認してください。

右写真は坊主尾根最後の梯子場です。
両側が切れ落ちた痩せ尾根で、梯子も若干不安定なので注意が必要です。


祝子川徒渉地点。 祝子川徒渉地点。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2015年5月頃)

樹林帯をしばらく降りると、やがて川の流れる音が聞こえる様になります。
そうです、祝子川の徒渉地点が近づいたという訳です。
が、音が聞こえ始めてから徒渉地点に到着するまでが結構長かったりします。
最初に遭遇する沢は祝子川の支流で、徒渉する本流はまだ先にあります。

徒渉地点は開けた場所なので分かりやすいですが、問題はどの部分を徒渉するかという点。
他者のレポートではやや上流にある開けた場所を徒渉している場合が多いようです。
が、ここは一見渡りやすそうですが、足場となる大きめの岩が少なく、濡れずに渡るのは困難です。
個人的にはやや下流側にある場所(右写真)が足場が豊富でオススメです。

ただし、増水後に地形が変わる可能性が有るので、ケルンなどを参考にしつつ、
慎重に地形を見極めて徒渉しましょう。 対岸に渡れば大崩山荘は目の前です。



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