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大崩山イメージ

祝子川登山口から大崩山荘と徒渉地点までのコース概要

本頁から大崩山のコース詳細をご紹介するわけですが、大崩山の名所・難所は多岐にわたる為、複数の頁に分けてじっくりとご紹介します。

まずは起点となる祝子川登山口と、大崩山荘及び祝子川徒渉地点までをご紹介します。

この区間は「坊主尾根コース」「湧塚尾根コース」「三里河原コース」における共通の区間なので、大崩山を訪れる度に何度となく通ることになるルートです。

極端な難所は有りませんが、かといって決して油断出来る様な地形ではありません。
地形をしっかり把握し、安全・確実に踏破出来るようにしましょう。


  • 最終更新日:2018年6月
  • あくまで私個人が趣味で収集したデータを公開している場です。
  • 情報は日々変化しており、内容の正確性の保証はしません。
  • 無断転載・改変盗用等は厳禁。 判明した場合は対処します。

大崩山に駐車場は無い! 戦い(駐車スペース争奪戦)は登山前から始まっている!

祝子川登山口付近の路駐。 祝子川登山口付近の路駐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

大崩山には祝子川登山口と宇土内谷登山口という二つの登山口がありますが、困った事にどちらも駐車場は無く、基本的に林道の路肩に路駐することになります。

この付近は林道が広めなので、端に寄せて駐車すれば交通の妨げにはなりません。
ただ、大崩山は人気が高く、九州の内外から多くの登山者が訪れます。

さすがに年中常に混んでいるわけではないですが、ゴールデンウィークや紅葉の時期など、シーズン中の祝祭日にはかなり混雑します。
なので、好天の祝祭日には早朝から数十台もの車が並び、駐車スペースの確保に難儀します。


写真は5月の連休、それも好天の登山日和における午前6時の様子です。 既に一杯ですね。
前泊している人の車も有る為、早ければ午前4時位で一杯になります。

ちなみに登山口の近くには緊急自動車の転回場が確保されているので、「おっ、空いている」とばかりにうっかり駐車しない様に注意してください。

なお、最寄りの民宿などからは登山口まで数キロ離れているため、そこから徒歩で移動するのは少々厳しいかも知れません。

  • 一部の民宿は登山口までの送迎サービスを行っているようです。
  • お盆の時期は猛烈に暑いため、意外と空いている傾向にあります。

大崩橋と祝子川。 祝子川。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

登山口付近が既に一杯の場合、道路を上の方に進んでみてください。
写真の「大崩橋」から先に駐車スペースが点在しています。

この付近まで一杯になる事はそうそう無いので、多少歩く事になっても我慢しましょう。
美しい祝子川に早くも期待に胸が膨らみますね。

  • 春や秋のシーズン中には、橋のさらに上の方まで満車になることも・・・

大崩山・祝子川登山口は穏やかな樹林帯から登山スタート

祝子川登山口付近の様子。 祝子川登山口付近の様子。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

まずは登山口にて入山手続きを行います。
ここは用紙を投函するのではなく、バインダーの中に入っている用紙に記入する形式です。

なお、美人の湯など近隣の民宿等でも入山届けを受け付けているようです。
ただし、早朝には営業していないので、基本的にはここで記入する事になります。

大崩山と言えば切り立った岩山と急登の難所というイメージが強いですが、序盤は鬱蒼とした樹林帯を進み、さしたる急登も有りません。
身構えていた人は拍子抜けするかもしれませんが、もちろんこれは仮の姿です。


入山者カウンター。 入山者カウンター。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

登山口付近にはお馴染みの入山者カウンターが設置されています。
ここは電気が来ているらしくソーラーパネルは有りません。


序盤の梯子とロープ。 序盤の梯子とロープ。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月・8月頃)

ほどなくして早速最初の梯子とロープが出現します。
他の山なら難所扱いかもしれませんが、大崩山においては小手調に過ぎません。

これから数十箇所もある梯子場・ロープ場の一つに過ぎず、下山する頃には存在すら記憶に残っていないでしょう。


細い橋を渡る。 細い橋を渡る。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

続いて橋が登場しますが、手すり等は無いので注意が必要です。
すれ違いも不可能なので注意して慎重に渡りましょう。


最初の徒渉地点。 超危険な橋。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

水源が豊かな大崩山ではあちこちに沢が有る為、徒渉の技術も求められます。

坊主尾根コース・湧塚尾根コース・三里河原コースには大規模な徒渉が有りますが、こういった小さな支流の徒渉もたくさん有ります。
この場所は難所では有りませんが、岩が苔むしているので、勢いを付けて飛び乗るのは危険です。

右写真は大崩山荘の手前に有る、ある意味で最も危険な「難所」。
今にも崩れそうな苔むした丸太橋ですが、直ぐ上流側を徒渉出来るのでご安心を。


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水場とトイレが有って前泊に便利! 綺麗に整備された「大崩山荘」

大崩山荘の外観。 大崩山荘の外観。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

登山口から30分程度で「大崩山荘」に到着します。

有志によって管理されている無人小屋ですが、綺麗に整備された美しい小屋です。
2階建てで規模も大きく、恐らく30人程度は宿泊可能でしょう。

宿泊料金はカンパ制となっており、小屋の中に料金箱が有りますので気持ち程度でも是非。
トイレは小屋の裏手に設置されており、水場も有ります。


大崩山荘。 大崩山荘。
大崩山荘。 大崩山荘。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

中に入ると荷物や寝具が置きっ放しになっていました。
大崩山は街から離れているため、ここで前泊して早朝から登山開始する人も多い様ですね。

また、ここを拠点に連泊して各ルートを走破するプランもオススメです。
三里河原コースや木山内岳コースなど、連泊して大崩山を満喫しちゃいましょう。


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コースが多彩な大崩山は分岐も多彩

坊主尾根分岐。 坊主尾根分岐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月頃)

多彩なコースが有る大崩山ですが、それだけ分岐も多いため、しっかり把握しておきましょう。
下調べしておかないと迷いそうな分岐が多く、さらに一部の地図には未掲載な分岐も有ります。

今回は大崩山において一番人気の有る「湧塚尾根を登り、頂上(もしくはリンドウの丘)を経由して坊主尾根を下る」という周回コースを例にご紹介します。

今回のコースの場合では、大崩山荘の前に有る最初の分岐点を「三里河原」の方へ行きます。
坊主尾根から登る逆回りコースでも問題有りませんが、反時計回りで周回するのが一般的です。

逆に坊主尾根コースを登る場合、大崩山荘の前ですぐさま祝子川を徒渉します。

  • 大崩山には分岐がたくさん有るので、行き先を確認しましょう!
  • 湧塚尾根を登り、坊主尾根を下るのが一般的な周回コース。
  • 最初の分岐は「三里河原」の方へ進みましょう。
  • 好みによっては逆回りでもかまいません。

最初の大規模トラバース地点。 最初の大規模トラバース地点。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年8月頃)

祝子川徒渉地点まで数カ所のロープ場が有りますが、要注意なのがここですね。
大きな岩をトラバースするのですが、横は深く切れ落ちています。

足下は一部苔むしており、特にステップは切られていないので注意してください。
見た目は恐ろしい場所ですが、この花崗岩は滑りにくいので以外と歩きやすいです。


以前この先の祝子川徒渉地点で重傷者が出て、防災ヘリで救助されるという事故がありました。

その際、最初に出動したレスキュー隊がけが人を担架で搬送しようと試みたものの、トラバース地点を通過できずに引き返したそうです。

おそらくこの場所だったのでしょう。 ここを担架を抱えて通過するのは厳しそうです。


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二度目の分岐(湧塚尾根分岐)と祝子川徒渉

湧塚尾根分岐。 祝子川徒渉地点。
祝子川徒渉地点。 祝子川徒渉地点。

*画像クリックで拡大。(撮影:2015年5月・8月頃)

トラバース地点を過ぎて暫く進むと、二度目の分岐点が登場します。
湧塚尾根コースに進む場合、今度は「湧塚尾根」の方へ進んでください。

最初の分岐は「三里河原」の方へ進んだので、その時の癖で三里河原の方へ進まないように注意!
分岐点を過ぎると直ぐに祝子川の徒渉地点に差し掛かります。


祝子川の向こうにそびえるのが「小積ダキ」で、これからあそこに登る訳です。

ここは巨岩の転がる大きな川の徒渉ですが、頼みの橋は数年前の台風で流出してしまいました。
過去に流出した際には復旧された様ですが、今回は復旧されず、徒歩で徒渉する必要があります。


徒渉ポイントはいくつか有るようですが、一般的にやや上流側から徒渉します。
大きな岩が多く、段差・隙間が大きく、大人でも難儀する様な場所です。

どこをどう通るかルートの見極めが重要です。 ケルンや先行者も参考にして選びましょう。
また、増水後に地形が変わる事も有るので、毎回慎重に確認する必要があります。

  • 二度目の分岐点は「湧塚尾根」の方へ進みましょう。
  • 祝子川の徒渉地点には橋はありません。 地形を見極めて岩伝いに渡ります。
  • 増水している場合は絶対に無理をしないように!

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