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表銀座イメージ

槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳の頂上へ

槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳の頂上までは標高差100m、時間にして片道30分程です。
目標は目の前に有り、直線距離でも極めて近いですが、ここからが本番です。

切り立った岩肌、反り返っているように見える長い梯子など、見る者を怯ませるには十分な威容。
私もWikipediaで頂上付近の写真を見たとき「絶対無理」と即断したものです。

しかし、東鎌尾根の難所を越えて経験を積み、いざ現地に来てみると行けそうだと感じました。
周囲には多くの登山者がおり、みんなで登れば怖くないとばかりに勇気づけられたのを覚えています。
最初は怖じ気づくかもしれませんが、勇気を持ってチャレンジしてみましょう。

もちろん無理は禁物です。 駄目だと感じたら引き返すのも、それもまた勇気です。
槍ヶ岳は逃げません。 また出直せば良いのです。


■ コースタイム:往復1時間程(岩場になれていて、かつ渋滞が無かった場合)
■ 分岐:登りルートと下りルートの分岐点に注意
■ 難所:梯子・鎖多数、頂上直下の長大な梯子、上り下りの共用地点






槍ヶ岳の頂上へは険しい岩肌をよじ登る

下から見上げる槍ヶ岳。 下から見上げる槍ヶ岳。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

荒々しい山容で見る者を威圧してきた槍ヶ岳。 その険しい岩山に登らなければ頂には立てません。
東鎌尾根で梯子や岩場の経験を積み、いよいよ頂上アタックの時がやってきました。


最高の天気に恵まれた9月の週末。 見上げれば多くの登山者が頂上にアタックしています。

下から見上げる槍ヶ岳。 下から見上げる槍ヶ岳。
頂上へ向かう登山者。 頂上へ向かう登山者。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

下から見ると「あんな絶壁を登れるのか!?」と怖じ気づきそうになります。
一見すると、どこにルートが有るのか全く分からず、もはやロッククライミングにしか見えません。


頂上付近の様子。 頂上付近の様子。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

頂上直下には2列の梯子が連続で設置してあります。
下から見て左側が登り専用、右側が下り専用です。 間違わないように注意しましょう。


他の岩場と同様に「○」「×」「→」などのマーカーが有り、それを見ながらルートを判断します。
基本的に登りと下りではルートが分かれており、すれ違いの際もスムーズに行きます。

険しい岩登り。 険しい岩登り。
険しい岩登り。 険しい岩登り。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

少し登ると岩の裏側に回り込む形になり、山荘付近からは見えなくなります。
この付近までは比較的簡単に登る事が可能です。



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頂上への関門・鉄杭と梯子

いよいよ傾斜がきつくなり、ここからが本番です。 気を引き締めて頑張りましょう。

梯子や鉄杭を活用。 梯子や鉄杭を活用。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:上・2014年9月頃)

浮き石はそれほど多くはありませんが、落石には最大限の注意を払っていきましょう。
自分だけでは無く、前後に居る他人にも留意する必要が有ります。


梯子や鉄杭を活用。 梯子や鉄杭を活用。
新調されたボルト。 新調されたボルト。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:上・2014年9月頃、下・2017年9月頃)

梯子や鎖だけでなく、写真のような鉄杭を利用して登る箇所も有ります。
杭と杭の間隔が広めでしたが、2017年頃に整備され、杭が増えて登りやすくなりました。


二段梯子の一個目。 二段梯子の一個目。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

頂上直下には二段梯子が有ります。 傾斜角は約80度、長さは一本目が約5m、二本目が約9mです。
特に後者は反り返っている様に見えるほど傾斜がきつく、下から見ると恐怖を感じるかも知れません。

三点支持の原則を守る事はもちろんですが、写真のように何人も連なって登るのは危険です。
もし上の人が滑って落ちてきた場合、下敷きになった人はまず助からないでしょう。
時間が掛かっても、一人ずつ慎重に登るべきだと思います。


頂上直下の梯子。 頂上直下の梯子。
頂上直下の梯子。 頂上直下の梯子。
頂上直下の梯子。 頂上直下の梯子。
頂上直下の梯子。 頂上直下の梯子。
頂上直下の梯子。 頂上直下の梯子。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014/09・2016/10・2017/09頃)

槍ヶ岳登頂のクライマックスが、この連続する二本の鉄梯子です。
向かって左が登専用、右が下り専用になっているので間違えないようにしましょう。
極めて頑丈な作りなので、三点支持と先行者との間隔に注意して慌てずに登りましょう。


頂上から見た梯子。 頂上から見た梯子。
頂上から見た梯子。 頂上から見た梯子。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

頂上から見た梯子の様子です。 ご覧の通り非常に頑丈な作りです。
重要なのは「梯子の手すりが地面より高いところまで伸びている」という点です。
これが有るからこそ、上り下りする際に楽で安心なのです。



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ついに槍ヶ岳の頂上へ到着

頂上の祠。 頂上の祠。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月・2017年9月頃)

ついに標高3180m、国内標高第五位の槍ヶ岳山頂へ到着しました。
頂上の奥には小さな祠が有り、看板は固定されていないので記念撮影に使えます。
来る度に看板の数と種類が変化しているのですが、台風などで飛ばされたのでしょうか?


賑わう槍ヶ岳の山頂。 賑わう槍ヶ岳の山頂。
賑わう槍ヶ岳の山頂。 賑わう槍ヶ岳の山頂。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月・2017年9月頃)

こんな高い場所なのに老若男女で賑わう槍ヶ岳の頂上。
記念撮影する際には互いに協力し、シャッターを押してあげましょう。


頂上からの眺め。 頂上からの眺め。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月・2016年10月頃)

下を見下ろすと、今日歩いてきた東鎌尾根や、難関ルートである北鎌尾根などが見えます。
槍ヶ岳から四方に伸びる尾根の内、南以外は「鎌尾根」と呼ばれる険しい尾根です。


常念・表銀座方面。 常念岳方面。
常念・表銀座方面。 貧乏沢方面。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月・2017年9月頃)

こちらは表銀座や常念山脈、東鎌尾根や貧乏沢方面等、槍ヶ岳周辺の展望です。


複雑な構造の槍ヶ岳山荘。 複雑な構造の槍ヶ岳山荘。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2016年10月・2017年9月頃)

頂上から見下ろすと、巨大で複雑な槍ヶ岳山荘の構造がよく分かります。
本館・新館・別館など、複数の建物から構成されている為、初めて来ると迷いそうになります。


槍ヶ岳山荘。 小槍の様子。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月頃)

槍ヶ岳の直ぐ隣には小さな(?)岩山が有り、これが「小槍」だそうです。
「アルプス一万尺」の歌に出てくるあの小槍です。
あんな狭いところで踊ったら速攻で転落、というか、そもそも登れません。
・・・等と思っていたら、登っている人が居ました。 さすがにロッククライミングの領域ですね。


下りの梯子・鎖。 下りの梯子・鎖。
下りの梯子・鎖。 下りの梯子・鎖。
下りの渋滞。 下りの渋滞。

*画像をクリックすると大きな画像が表示されます。(撮影:2014年9月・2017年9月頃)

剱岳と同様に、槍ヶ岳も核心部の一部が登りと下りで別ルートになっています。
時々間違えて侵入してくる人が居ますが、危険なのでよく確認しましょう。

また、祝祭日などは混雑して渋滞が発生する事も多く、時には長く待たされます。
焦っても焦らせても非常に危険なので、安全第一で行動しましょう。



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