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中央アルプスイメージ

展望に優れる木曽駒ヶ岳と伊那前岳

木曽駒ヶ岳は百名山と言う事で、シーズン中は多くの人が訪れます。
が、別に百名山以外の山は魅力が無いとかでは全く有りません。
百名山ブランドに取り付かれること無く、色々な山を堪能して欲しいところです。

木曽駒ヶ岳の周囲には複数の山が点在しているので、せっかくなので立ち寄って見ましょう。
このページでは木曽駒ヶ岳と合わせて伊那前岳も紹介しています。
手軽に立ち寄れるので是非行ってみてください。


■ コースタイム:約20分(浄土乗越~伊那前岳)
■ 主要な山:宝剣岳、伊那前岳、中岳、木曽駒ヶ岳
■ 小屋:4軒(天狗荘、宝剣山荘、頂上木曽小屋、玉乃窪山荘)
■ 分岐:浄土乗越、中岳、木曽駒ヶ岳等に複数の分岐有り
■ 難所:宝剣岳付近の岩場


  • 最終更新日:2018年12月
  • 私個人が収集した情報を公開しており、内容の正確性は保証しません。
  • 無断転載・改変(リライト)等は厳禁。 判明した場合は対処します。

乗越浄土から分岐して伊那前岳へ

伊那前岳への縦走路。 伊那前岳への縦走路。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

木曽駒ヶ岳を中心としたエリアには複数のルートが有り、分岐も数多く存在します。
多彩なプランが組める一方で、道を間違ったりしないように下調べ、そして地図の携帯は必須です。

今回は乗越浄土から近隣に有る「伊那前岳(いなまえだけ・2883m)」へ行ってみましょう。
山と高原地図では片道40分となっていますが、実際には半分位で行けました。
さしたる勾配や難所は無く、極めて見通しが良いので迷う事は無いでしょう。


勒銘石。 勒銘石。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

伊那前岳頂上の手前には「勒銘石」と呼ばれる石碑が有ります。
髙遠藩の藩主・天山に関する石碑とのことですね。


伊那前岳頂上。 伊那前岳頂上。
伊那前岳からの展望。 伊那前岳からの展望。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

程なくして伊那前岳の頂上に到着しました。 乗越浄土からはおよそ20分でした。
この周囲は勾配が少ないため、目印が無いと頂上だと気が付かないかも知れませんね。

前方には雲海越しに南アルプスの山並みが、横を見れば千畳敷カールを俯瞰できる大展望!
この付近は人が少ないので、素晴らしい展望を心ゆくまで独り占めできます。

なお、ロープウェイを使わずに木曽駒ヶ岳へ登頂するルートが複数有り、
その一つである「北御所登山口」からのルートがここに繋がります。(蛇腹沢登山口経由)
同登山口には駒ヶ岳高原線の路線バスが停車します。(終点しらび平の一個手前)
木曽駒ヶ岳を心ゆくまで堪能したい人にオススメのルートですね。


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中岳を経由して木曽駒ヶ岳を目指す

天狗荘と宝剣山荘。 濃ヶ池への分岐。
宝剣山荘。 天狗荘。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

伊那前岳を堪能したら乗越浄土に戻り、今度は木曽駒ヶ岳を目指します。
乗越浄土を少し進むと二軒の山小屋が有り、青い屋根が「宝剣山荘」、赤い屋根が「天狗荘」です。
軽食やソフトクリームなどの販売も行っているので、昼食・休憩にもってこいですね。


中岳への勾配。 中岳への勾配。
中岳頂上の様子。 中岳頂上の様子。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

小屋を過ぎると中岳への勾配となります。 特筆するような難所では有りません。
中岳を迂回するルートも有りますが、少々地形が険しいので注意が必要です。


中岳からの下り。 中岳からの下り。
駒ヶ岳頂上山荘付近の様子。 駒ヶ岳頂上山荘付近の様子

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

中岳から下ると、広々とした峠に山小屋(駒ヶ岳頂上山荘)とテン場が有ります。
つい先ほど通過した宝剣山荘付近の景色と非常に似ており、うっかりすると間違えそうです。
ここでもルートが細かく分岐しているため、間違えないように注意してください。


木曽駒ヶ岳への登り。 宝剣岳方面の展望。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

駒ヶ岳頂上山荘を過ぎると、いよいよ木曽駒ヶ岳への最後の登りに差し掛かります。
中岳への登りより勾配がきつく、空気の薄さも相まって疲れやすい場面です。
そういう時は後ろを振り返って一息入れましょう。 宝剣岳から空木岳への稜線が素晴らしいですね。


中央アルプスの主峰に相応しい、木曽駒ヶ岳頂上からの展望

木曽駒ヶ岳頂上の様子。 木曽駒ヶ岳頂上の様子。
木曽駒ヶ岳頂上の様子。 木曽駒ヶ岳頂上の様子。
木曽駒ヶ岳頂上の様子。 木曽駒ヶ岳頂上の様子。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

急登を登りきり、ついに「木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ・2956m)」の頂上へ到着!
頂上はかなり広々としており、休息やお弁当タイムにはもってこいの場所です。
ここには祠の他に売店も有り、お馴染みの登山バッジも購入できます。


頂上木曽小屋。 木曽駒頂上からの展望。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

頂上からは登山道がさらに分岐しており、上松町等の登山口からのルートが合流しています。
眼下には「頂上木曽小屋」が、さらに奥には「玉乃窪小屋」が有りますが、
この付近は小屋の密度が非常に高いですね。 登りやすく展望も良いので登山者が多いのでしょう。


木曽駒から見る御嶽山。 木曽駒から見る御嶽山。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

中央アルプスの最高峰である木曽駒ヶ岳ですが、当然ながら展望も抜群です。
北アルプスや南アルプスはもちろん、やはり一番目に付くのは正面に聳える御嶽山でしょう。
頂上付近の火山灰や立ち上る噴煙などを見ると、あそこが活火山だという事を再認識させられます。


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木曽駒ヶ岳からの帰りはトラバースルートで

トラバースルートへの分岐。 トラバースルートへの分岐。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

木曽駒ヶ岳で素晴らしい展望を楽しんだら、今度は「宝剣岳(2931m)」へ行ってみましょう。
往路は中岳を経由するルートを通りましたが、復路はトラバースするルートを通ります。

駒ヶ岳頂上山荘から右上に伸びる道がトラバースルートです。
その奥に見える岩稜地帯が宝剣岳ですが、見るからに険しそうでワクワクしますね。


トラバースルートへの分岐。 序盤は穏やかな地形。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

トラバース道は中岳経由ルートに比べると地形が険しく、地図や看板でも警告されています。
ただ、残雪期はともかく、夏山シーズンであれば極端な難所という程ではありません。
分岐直後は至って穏やかな地形ですが、間もなく険しくなってきます。


大天井岳を彷彿とさせる地形。 大天井岳を彷彿とさせる地形。
大天井岳を彷彿とさせる地形。 大天井岳を彷彿とさせる地形。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

確かに中岳経由ルートよりは険しいですが、この辺はまだ難所と言えるほどではありません。
地形や風景など、全体的に大天井岳のトラバースルートの様な雰囲気を感じます。


少々険しい岩稜地帯。 少々険しい岩稜地帯。

*画像クリックで拡大。(撮影:2016年8月頃)

道幅は全体的に狭く、岩の飛び出た曲がり角も有るので、他の登山者とのすれ違いには注意が必要です。


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山と高原地図 木曽駒・空木岳 (山と高原地図 41)

山と高原地図 木曽駒・空木岳 (山と高原地図 41)

中央アルプスエリアの地図ならこれで決まり。

分県登山ガイド 15 長野県の山

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