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ゲーム業界の雇用形態



















ゲーム業界での「アルバイト」はメリットがあるか?

ゲーム業界で働きたい場合、最も確率が高い雇用形態は何かと言えば、それはアルバイトです。
正社員に比べれば、学歴や資格などを重視する割合は少ないですし、通年採用を行って居る事も多く、採用枠も多いです。

聞いた話では、「ゲーム業界はバイトから入るのが当たり前」という前提の元で授業を行っている学校もあるとか。
つまり「いきなり正社員は無理」と言っているのに等しい訳ですが、本当にそうでしょうか?


では、そんなアルバイトのメリット・デメリットなどを具体的に見ていきましょう。



「ゲーム業界はバイトからが当たり前」は本当なのか?

ゲーム業界への就職に関して、「ゲーム業界にいきなり正社員で入るのは無理。 まずはバイトから入るのが普通」という意見を見かける事があります。
もちろん、これは新卒の人を対象にした言葉だと思われますが、果たして実際そうなのでしょうか?


ゲーム業界各社の採用状況を検証してみないとなんとも言えませんが、少なくとも私が知っている範囲では、新卒者を毎年正社員として採用しているので、「バイトから」というのは当てはまりません。

その新卒採用の内訳も、高卒から院卒まで様々ですので、例えば「専門卒はバイトから、大卒は正社員から」というような、学歴毎に分かれているようにも思えません。


このように、あくまで私が知りうる範囲ですが、「最初から正社員登用も十分現実的」と言えるのではないでしょうか。



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バイトから正社員登用への道は有るのか?

上の項目で「バイトではなく正社員での新卒採用も行っている」と書きました。

しかし、会社によって違う可能性もあります。
また、バイト採用は正社員や契約社員に比べてハードルが低いのもまた事実です。

これらの理由から、まずはアルバイトで飛び込んで経験を積み、ゆくゆくは正社員登用を目指す、という人も多いかもしれません。

では、そのルートは現実的かどうかを検証してみましょう。


やはりこれも私の経験に基づく見解ですが、一昔前の日本経済やゲーム業界が比較的景気が良かった時ならともかく、内外共に不景気まっただ中の現在においては、バイトから正社員へのルートは厳しいという印象を受けます。

人員整理や新卒採用の削減・凍結を行っている企業が多い状況ですが、その目的は人件費の圧縮にあります。
ですから、安い人件費で雇えるアルバイトから正社員への登用を行うと、リストラの目的と相反する事を行う事になってしまいます。


私の職場においても、もう何年もアルバイト契約で働いており、業務内容も正社員とほとんど変わらないのにも関わらず、未だに契約社員にすらステップアップできていない人もいます。

もちろん、スキルはあっても人間性に問題が有ったり、「上司に媚びを売る」など、ある程度狡猾さが必要な状況もあります。
しかし、それらを踏まえても、アルバイト雇用を取り巻く状況は厳しいと言えます。

企業次第とはいえ、やはり現状ではアルバイトから正社員へのステップアップは狭き門だと言えるのではないでしょうか。


ただし、アルバイトで経験を積むと、当然ながら豊富な技術・知識を得る事が出来ますし、正社員とのコネクションも作れますから、景気や業績の状況次第では、新卒採用よりも正社員への道が開けやすいと言えるかもしれません。



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給与面でのメリットはあるか?

続いて、気になる給与面に関して検証してみます。
正社員や契約社員と比べ、アルバイト雇用のメリットやデメリットはなんでしょうか?


私の経験では、かなり条件は限定されますが、バイトなどの方が手取りが良い場合もあります。

例えば、残業代が出ない企業の場合、就労時間によってはアルバイトの方が手取りが多くなる場合があります。
つまり、同じ時間だけ働いた場合、手当なしの正社員より時給のバイトの方が手取りが多くなるという事です。


ゲーム業界は残業や休日出勤が当たり前の業界ですが、残業手当や休日出勤手当が無い場合、一ヶ月あたりの労働時間が200時間を超える辺りから、時給で働いているバイトの方が正社員より手取りが多くなるケースが増えてきます。
プロジェクト末期で忙しくなればなるほど差が出てきますね。

もちろん、正社員の給与設定が高かったり、バイトの時給が安かったりすれば話は別ですが。


まあ、そもそも残業代や休日出勤手当が出ないのは法的にも個人的にも許されない話ではありますが・・・
でも、そんな劣悪な労働環境がゴロゴロしているのもゲーム業界だと思ってもらっても結構です。
なにしろ私自身が経験したのですから。


このように、重労働の企業であれば、場合よっては正社員よりも手取りが多くなる場合もありますが、基本的にアルバイトの給与待遇は良くないと考えるべきでしょう。

なぜなら、各種手当てで支給されるのは交通費くらいで、家賃手当や扶養手当などはまず出ませんし、雇用保険なども期待できません。
また、アルバイト雇用ではボーナスの支給が無いので、これだけでも数十万~百万円ほど差が付いてしまいます。


長い目で見ると、正社員や契約社員に比べて、かなり待遇面で不利であるはずです。



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アルバイトならではのメリットはあるか?

バイト契約の特徴の一つに「プロジェクトの終了と共に契約終了となる場合が多い」というものがあります。
安定した収入が得られないマイナスイメージがあり、実際にそうなのですが、意外な活用法(?)もあったりします。


契約が終了すれば、当然別の会社でバイトなり契約社員としての雇用関係を結ぶわけですが、この「短期間で会社を転々とする」という特徴を活用して、様々な会社やプロジェクトで経験を積むという事も可能です。

会社によって作風や技術も異なれば、ツールや雰囲気も違います。 そこで技術やセンスを色々と学べる事でしょう。


技術的な面だけでなく、色々な会社へ行くことで豊かな人脈を構築できるというメリットも見逃せません。
ゲーム業界は非常に狭いので、この人脈は必ずや今後仕事をする上で役に立つはずです。

また、会社を渡り歩くうちに、社風や作風が自分にピタリと一致する会社があるかもしれません。
そうなったら迷わずそこで社員登用してもらいましょう。 技術と人柄が伴っていれば十分可能なはずです。


もちろん、「技術と人柄が伴っていれば」という要素は簡単には実現できません。
日々鍛錬あるのみです。 頑張ってください。



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アルバイト契約は安定しているか?

世界的な不景気による解雇が続く中、「雇用の安定度」は非常に気になる要素です。
ゲーム業界におけるアルバイト契約は安定しているのでしょうか?


結論から言うと、残念ながら全雇用形態の中で最も安定していないと言わざるを得ません。

ボーナスや各種手当てなどが支給されないことが多く、金銭的な待遇的は最も悪いと言えます。
また、景気が悪化したときに真っ先に削減対象となるのも、多くの場合がアルバイト雇用の人達であり、雇用の安定度という点から見ても良いとは言えません。

場合によっては、コストのかかる派遣社員(派遣元がマージンを上乗せするため、高い場合が多い)が最初に整理の対象になる場合もある様ですが、やはり最も立場的に弱いのはアルバイトだと思います。


アルバイトと言っても、ゲーム制作に直接関わる制作の仕事から、テストプレイ(チェッカーとも言う)といった業務まで様々です。
バイトの中では制作系の仕事をしているバイトの方が重宝される傾向にありますが、あくまでバイト同士で比較した場合です。

なお、会社によってはチェックプレイ要員を「デバッガー」と呼ぶことが有ります。
「デバッグ」とはプログラムのバグなどを改善する事を指しますが、ゲーム業界では少々意味合いが異なります。



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